2025年9月19日放送の【news every 】下町人情！家族３世代の繁盛店で紹介した、亀有のメンチカツ専門店は『亀有メンチ』です。

亀有メンチは2010年に創業した川原一家が営むメンチカツ専門店で、葛飾区亀有にあります。「メンチはまだまだ脇役だから、メインにしたら面白いかと思って」という家族の発想から生まれたこの店は、当初シンプルに「亀有メンチ」という店名にしたところ、看板屋さんにメンチ専門店と書かれてしまったことから、メンチカツ一筋でやることになったというユニークな経緯があります。

川原さん兄弟の祖父が堀切で居酒屋「とん吉」を営んでいた時代の味を受け継ぎ、亀有駅南口から徒歩3分のゆうろーど仲町商店街で地域に愛される名店として定着しています。
開業初日には用意した1,000個のメンチカツが17時頃に売り切れるという大盛況ぶりで、現在も土日には1日500個が売れる人気ぶりを誇っています。

お店ではバラエティ豊かな12種類ものメンチカツを揃えていて、肉はブロックで仕入れ、毎日店で挽いて手間をかけて仕込み、肉汁も身もぎっしりとしたメンチに仕上げています。
専門業者に特注で頼んでいるパン粉と植物性の揚げ油を使用し、新鮮な状態を保つためサラダ油を変えるサイクルを早くしているこだわりもあります。

看板商品の亀有メンチカツは、豚肉のみを使った基本のメンチカツです。合いびき肉ではなく豚肉だけを使用し、あらかじめ味付けしてあるのでそのままでも美味しく食べられるのが特徴で、衣がサクサクで驚くほど軽く、豚の甘みがしっかりと感じられる上品な仕上がりになっています。
メンチ特有の油っこさがなく、揚げ物だということを忘れるほどさっぱりとした味わいで、ソース3種類とポン酢が用意されており、特にポン酢で食べるとさわやかな風味が楽しめます。

Wチーズ牛メンチカツという店内限定のスペシャルメニューで、牛メンチカツをベースとして中にレッドチェダーチーズを入れ、上からクリームチーズをのせてバーナーで炙った逸品です。
フレッシュでミルキーなクリームチーズと濃厚なコクのチェダーチーズ、そして肉汁したたる牛肉の組み合わせが絶妙で、デミグラスベースのスペシャルソースをかけると更に美味しさが増します。

その他にも変わり種の梅じそメンチカツはさわやかな香りでポン酢との相性が抜群、紅生姜メンチカツは肉汁たっぷりながらも紅生姜の風味でさっぱりと食べられ、バジルチキンメンチカツは鶏肉ベースでハーブの香りが楽しめます。

チーズメンチカツやカレーメンチカツ、新メニューのコーンメンチカツなど、子供から大人まで楽しめる多彩な味わいが揃っており、どのメンチカツも胃もたれしない軽やかな仕上がりで、何個でも食べられると評判です。

また、店独自の名物として亀有ボールという焼酎ハイボールがあり、これは祖父の時代からのレシピを受け継いだ氷を入れない濃い味わいで、20年ぶりに復活させた下町の味として人気を集めています。

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