2025年11月25日放送の【福山雅治×大泉洋 超!!弾丸2人旅inニューヨーク】、ニューヨークのロケ地・お店をまとめて紹介します。

Win Son Bakeryは、2019年9月にニューヨークのブルックリン・ウィリアムズバーグ地区にオープンした台湾系アメリカンカフェです。

オーナーのTrigg BrownとJosh Kuが2016年に開業した台湾系アメリカンレストランWin Sonの成功を受けて、通りを挟んだ向かい側にカジュアルな姉妹店として誕生しました。
ジェネラルマネージャーのJesse ShapellとペストリーシェフのDanielle Spencerと共に立ち上げたこのベーカリーは、朝食から夕食まで一日中営業し、ベーカリー、コーヒーショップ、ダイナーの3つの顔を持つユニークなお店です。
2025年3月には、マンハッタンのイーストビレッジにも2号店をオープンしています。

このお店の最大の特徴は、台湾の伝統的な味わいとアメリカの定番料理を融合させた独創的なメニューです。

特に看板メニューのスキャリオンパンケーキBECは、台湾の屋台で定番のネギ入りパンケーキに、ニューヨーク名物のベーコン・エッグ・チーズを組み合わせた逸品で、カリカリの食感とラクレットチーズのとろける美味しさが絶妙にマッチしています。ジンジャーデラックスソースを添えて提供されるこのサンドイッチは、SNSで瞬く間に話題となり、ニューヨークで最高のBECの一つとして評価されています。

人気ナンバーワンのベーカリーアイテムはミレットモチドーナツです。もちもちとした食感が特徴のこのドーナツは、台湾で人気のQQ食感を見事に再現しており、グルテンフリーでもあります。スパイスシュガーでコーティングされた表面は香り豊かで、一度食べたら忘れられない味わいです。

その他の名物として、台湾の伝統的な朝食であるファンチュアンは、もち米で卵や豚肉、揚げたクルーラーを巻いた一品で、ニューヨークの他の朝食サンドイッチとは一線を画す独特の食感と味わいが楽しめます。また、ニューヨークタイムズが選ぶニューヨークの必食ペストリー25選にも選ばれたパインナッツサンクッキーは、バターの風味豊かな層状の生地に松の実とブラウンシュガーのフィリングが包まれた逸品です。さらに夕食時には、ドライエイジングビーフを使用したハムバオと呼ばれるバーガーや、甘辛いグレーズをまとったフライドチキンビッグボックス、カスタードトーストなども人気を集めています。

セントラルパークタワーは、ニューヨーク市のマンハッタン、ミッドタウンの57丁目にそびえる超高層ビルです。
世界の富裕層が暮らす「ビリオネアズ・ロウ（Billionaires’ Row）」と呼ばれるエリアにあり、2021年に完成しました。

このタワーは、屋根までの高さ（軒高）が西半球で最も高い建築物として、また、世界で最も高い住居用の超高層ビルとして知られています。この圧倒的な高さを誇るタワーの1階から7階までという低層階を占めているのが、アメリカの老舗高級デパート、ノードストロームのニューヨーク旗艦店です。ノードストロームは1901年に靴店として創業した歴史を持ちますが、このセントラルパークタワーへの出店は、100年を超えるその歴史の中で最も大きな単独プロジェクト投資だと言われています。デパートはタワーの完成に先駆けて、2019年10月24日にオープンしました。

Emilio’s Ballatoは1956年にジョン・バラートによって創業された、ニューヨーク・マンハッタンのノリータ地区に根付く本格的な南イタリア料理レストランです。1989年にナポリ出身のエミリオ・ヴィトロ・シニアがこのお店を引き継ぎ、創業者の名前を尊重して「エミリオズ・バラート」と名づけました。

店内に足を踏み入れると、まるで1950年代のニューヨークにタイムスリップしたかのような雰囲気が広がっています。
現在はエミリオ・シニアと妻のローデス、そして料理人として訓練を受けた3人の息子たち、マリオ、エミリオ・ジュニア、アンソニーによって家族経営されています。
壁にはデヴィッド・ボウイやビリー・ジョエル、リアーナなど著名人たちのサイン入り写真が飾られ、かつてアンディ・ウォーホルやジョン・レノンも訪れた歴史あるお店として、今も多くのセレブリティや地元の常連客に愛され続けています。

このお店の最大の魅力は、予約が一切取れない「先着順」のシステムと、知る人ぞ知る「シークレットメニュー」の存在です。
週末ともなれば2時間以上の行列ができることも珍しくありません。シークレットメニューは文字として記されておらず、ウェイターやシェフに直接尋ねることで初めて注文できる特別な料理たちです。

その中でも特に人気が高いのがヴィール・アントニオで、薄く叩いた約470グラムの仔牛肉にパン粉をまぶして揚げ、クリーミーなウォッカソース、プロシュート、モッツァレラチーズ、グリンピースを贅沢にトッピングした一品です。イタリア版グリルドチーズとも呼ばれるモッツァレラ・イン・カロッツァも隠れた人気メニューで、卵液にくぐらせパン粉で揚げたカリカリの衣に包まれたとろけるモッツァレラチーズが堪能できます。

通常メニューで一番の人気を誇るのが、店名にもなっているポッロ・エミリオです。繊細にパン粉をまとわせた鶏のカツレツに、レモンとケッパーのソースがかかった軽やかな味わいが特徴で、シグネチャー料理として多くのゲストから愛されています。

ミシュランガイドでも「レモンとケッパーのソースをまとった繊細な衣の鶏肉」と評される逸品で、爽やかな酸味と鶏肉のジューシーさの調和が絶妙です。また、ニンニクが効いたパン粉をまぶして焼き上げられたクラムス・オレガナータも看板メニューのひとつで、ふっくらとした貝の旨みが口いっぱいに広がります。

その他の名物料理としては、シャープなペコリーノチーズと挽きたての黒胡椒で和えたローマ風カチョ・エ・ペペが、シンプルながらも奥深い味わいで人気を集めています。

定番のリングイネ・アレ・ボンゴレは新鮮なアサリ、オリーブオイル、ニンニクだけで作られた伝統的な一皿で、素材本来の美味しさが際立ちます。

7時間以上じっくり煮込んだミートソースを絡めたタリアテッレ・アラ・ボロネーゼは、牛肉、仔牛肉、豚肉を使った深いコクが魅力で、まるでイタリアのノンナ(おばあちゃん)が作ったような温かみのある味わいです。

Bengal Tiger Indian Foodは、2013年にニューヨークのミッドタウン中心部にあるカジュアルな北インド料理レストランです。5番街と6番街の間という便利な立地にあり、観光客や地元の人々に親しまれています。

店内はインドの鮮やかな文化を感じられる装飾が施され、カラフルな壁画や伝統的な装飾品が目を引きます。毎日ランチとディナーを営業しており、イートイン、テイクアウト、デリバリーにも対応しているため、様々なシーンで利用できる使い勝手の良さも魅力となっています。

このレストランの最大の特徴は、本格的な北インド料理を手頃な価格で楽しめることです。
平日のランチタイムには前菜とメインがセットになったランチスペシャルを用意し、毎日終日提供される3コースのプリフィックスメニューでは、前菜、メインディッシュ、デザートを組み合わせて味わうことができます。

ベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリーといった多様な食事スタイルにも対応しており、誰もが安心して食事を楽しめる環境が整っています。また、ハラール認証を受けているため、イスラム教徒の方々にも利用しやすいお店として知られています。

店の一番人気はチキンティッカマサラです。
タンドールオーブンで焼き上げた鶏肉を、トマトベースのクリーミーなソースで仕上げたこの料理は、スパイスの香りとまろやかな味わいのバランスが絶妙で、多くの常連客が繰り返し注文する看板メニューとなっています。
付け合わせのバスマティライスとの相性も抜群で、初めてインド料理を食べる方にもおすすめの一品です。

その他にも注目すべき名物料理が充実しています。チキンヴィンダルーは、カシミール産の乾燥赤唐辛子とタマリンドを使った刺激的なソースで煮込んだ一品で、華やかなスパイスの香りと本格的な辛さが特徴です。

辛い料理が好きな方には特に人気があります。サーグパニールは、炒めたほうれん草と自家製チーズを生姜とニンニクで仕上げたベジタリアンメニューの代表格で、濃厚でクリーミーな味わいが楽しめます。前菜ではベジタブルサモサやキーママサモサが人気で、それぞれジャガイモとグリーンピースの詰め物、または挽肉とグリーンピースの詰め物をパリパリの生地で包んだもので、ミントとタマリンドのチャツネと一緒にいただきます。タンドール窯で焼き上げるガーリックナンは、外はカリッと中はふんわりとした食感で、ニンニクの風味が豊かです。どのカレーともよく合い、ソースを最後まですくって楽しむのに欠かせない存在です。デザートには、バラ水の香りが漂う蜂蜜団子グラブジャムンや、カシューナッツ入りのライスプディングキールがあり、スパイシーな料理の後の口直しにぴったりです。

ファイブ・ナプキン・バーガーは、ニューヨークで誕生し、今や地元の人々や観光客に愛されているハンバーガーレストランです。そのルーツは、2003年にオープンした姉妹店であるフレンチレストラン「ナイス・マタン」にさかのぼります。フレンチのシェフであるアンディ・ダミコ氏が考案した一つのバーガーが、ゲストからの人気を集めすぎて、レストランの共同経営者であるサイモン・オーレン氏が「このバーガーには独立した店が必要だ」と確信しました。その結果、2008年に最初の店舗をオープンし、「バーガー店のステーキハウス」というコンセプトのもと、ボリュームがあり上質な食材を使ったグルメバーガーを提供しています。

すし匠は、アメリカのニューヨーク市マンハッタン、東41丁目という賑やかな街の一角に、2024年3月に開業しました。 こちらは、東京・四谷で1989年に創業した名店「すし匠」の創業者、中澤圭二氏が手がけるお店です。 中澤氏は15歳でこの世界に入り、1989年に東京の麹町で前身となる店を出しました。 1993年に現在の四谷に移って以来、独自のスタイルで熱心なファンを獲得し、後に多くの名店を生み出す一大勢力、「すし匠ブランド」を築き上げました。 ハワイのホノルルでの成功を経て、満を持して寿司の新しい聖地ともいわれるニューヨークへ進出しました。

Sushi Nozは2018年に北海道出身のシェフ、阿部望さんによってニューヨークのアッパーイーストサイドに開業した江戸前寿司の名店です。

阿部シェフは幼少期、祖父が営む水産会社で雲丹やいくら、タラバガニといった最高の魚介類に触れたことで料理の道を志しました。札幌で修業を始めた後、江戸前寿司発祥の地である東京で長年研鑽を積み、熟成や酢締めなど江戸時代から続く伝統技法を習得しました。
2007年にニューヨークへ移り、著名な寿司店「すし田」で腕を磨いた後、満を持して自身の店を開業しました。2020年にミシュラン一つ星を獲得し、2023年には二つ星に昇格した世界的に認められた寿司店です。

店の最大の特徴は、古都京都の寺院を思わせる数寄屋造りの空間です。
日本から運ばれた1,000以上の檜や杉材が釘を一本も使わずに伝統的な継ぎ手技法で組み上げられており、店内に入った瞬間、日本の静かな森を歩いているかのような檜の香りに包まれます。メインダイニングの中心には樹齢200年の檜カウンターが据えられ、その傍らには江戸時代に使われていた伝統的な氷冷蔵庫が配置されています。
もう一つのダイニングルームには、かつて日本の皇族のために使われた貴重なタモの木で作られた6席のアッシュルームカウンターがあります。着物姿のスタッフが本格的な日本式のおもてなしで迎えてくれる、まさにニューヨークにいながらにして日本を体験できる空間となっています。

おまかせコースはこの店の真骨頂です。5~6品の前菜「おつまみ」から始まり、季節の握り寿司12~14貫、味噌汁、玉子焼き、デザートへと続く約2時間半の美食の旅が展開されます。
おつまみでは、真鯛のポン酢添えや氷魚の煮物など、旬の魚と野菜を使った温かい料理と冷たい料理が交互に供され、繊細な味わいが五感を刺激します。握りの部分では、
阿部シェフが東京の豊洲市場から直送される最高級の魚介類を、熟成技術を駆使して提供します。塩や醤油、酢に漬け込んだり湯引きしたりと、伝統的な江戸前の技法により魚本来の旨味を最大限に引き出しています。

握りの中でも特に印象的なのが甘海老やスミイカ、そして穴子です。穴子は竹の葉の上で炭火で燻製にされ、自家製のツメで仕上げられた逸品で、海の香りとスモーキーな風味が絶妙に調和しています。

また、宮崎産の本マグロは赤身、中トロ、大トロと三種類が供され、それぞれ異なる旨味と食感を楽しめます。北海道産の馬糞雲丹は濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。

Shades of Green Pubは1989年にアイルランド・ゴールウェイ出身のパット・コーミカン氏によって創業されたアイリッシュパブで、ニューヨーク市マンハッタンのユニオンスクエア近く、イースト15丁目125番地に店を構えています。
元々はブルースクラブだった場所を改装し、本格的なアイリッシュパブへと生まれ変わらせました。現在は息子のジョン・パトリック氏と共に家族経営を続けており、30年以上の歴史を持つ地域に根ざしたお店として親しまれています。

店内にはウィリアム・バトラー・イェイツ、ジョージ・バーナード・ショー、サミュエル・ベケット、ジェイムズ・ジョイス、オスカー・ワイルドといったアイルランドを代表する詩人や作家たちの肖像画や絵が飾られており、文学的な雰囲気を醸し出しています。

このパブの最大の特徴は、ニューヨーク市内でも屈指の品質を誇るギネスビールです。バーテンダーたちは正しい注ぎ方を熟知しており、本場アイルランドの味わいを楽しむことができます。また、奥には「アービング・ルーム」と呼ばれる広々としたプライベートスペースがあり、最大150名までの貸切イベントに対応可能です。ホリデーパーティーや企業イベント、誕生日、記念日、リハーサルディナーなど、さまざまな用途で利用されており、ヴィンテージ写真や古風な照明、重厚な木製テーブルが配されたこの空間は、居心地の良い特別な雰囲気を作り出しています。

お店で人気の料理はシェパーズパイです。挽肉とグリーンピース、ニンジンを使い、バターミルク仕立てのマッシュポテトをトッピングして焼き上げたこの伝統的なアイルランド料理は、ボリュームたっぷりで温かく、心も体も満たしてくれる一品として多くの常連客に愛されています。

さらに、ゲーリックバーガーも見逃せません。チェダーチーズとアイリッシュベーコン、ソテーオニオンをトッピングしたこのバーガーは、アイルランドの風味を感じられる特別な味わいです。また、フィッシュアンドチップスはシェフが特製ビール衣で揚げたタラにタルタルソースを添えた本格派で、バンガーズアンドマッシュはアイリッシュソーセージをマッシュポテトの上に乗せ、マッシュルームグレイビーソースで仕上げた一品です。週末にはアイリッシュブレックファストも楽しめ、アイリッシュベーコン、ソーセージ、ブラック&ホワイトプディング、卵料理、ベイクドビーンズといった本場の朝食メニューが揃っています。

福山雅治・大泉洋