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津軽三味線の民謡居酒屋 浅草駅「和ノ家 追分」
この店の前身となる浅草追分は昭和32年(1957年)に開業し、東京で最も古い民謡酒場として半世紀以上にわたって多くの人々に愛されてきました。江差追分の名人である二代目浜田喜一とともに創業されたこの店は、高度経済成長期に地方から東京へ出てきた人々が故郷の民謡を懐かしみ、集う場所として親しまれたのです。
時代の流れとともに民謡酒場は次々と姿を消していきましたが、追分は61年という長い歴史を重ねながら民謡界の登竜門として知られるようになりました。
津軽三味線ブームの火付け役となった吉田兄弟の兄・吉田良一郎をはじめ、数多くの演奏家たちがこの店のステージで腕を磨き、プロとして巣立っていきました。
2018年12月に惜しまれながら一度は幕を閉じましたが、強い要望と、先代女将・服部光子さんの遺志を受け継いだ現女将の服部章代さんたちの思いにより、2019年5月1日、令和元年の初日に和ノ家 追分として千束通りで再スタート&復活しました。
この店の最大の魅力は、津軽三味線全国チャンピオンをはじめとする実力派の若手演奏家たちによる圧巻の生ライブです。
毎日19時と21時の2回、月曜日を除いて演奏が行われ、津軽三味線の迫力ある演奏、全国各地の民謡、踊りなどが次々と披露されます。
演奏家の多くは20代から30代で、祖父母や両親が三味線や民謡に親しんできたという環境で育った若者たち。激しくばちを打ち付ける奏法から生まれる力強い音色は、まるでロックのような迫力があり、民謡は年配者向けという固定観念を吹き飛ばしてくれます。舞台と客席の距離が近く、演奏家たちの息遣いや手元の動きまで感じられるため、伝統芸能の魂を間近に体験できます。
店内では、季節の料理とお酒を味わいながら演奏を楽しめます。女将の夫でもある料理人のご主人が腕をふるう料理は、刺身や焼き物、小鉢料理など居酒屋らしいメニューが並びます。中でも名物として知られているのがどじょうの唐揚げです。小ぶりのどじょうをカラッと香ばしく揚げたこの一品は、泥臭さが全くなく、どじょう特有のほろ苦い風味と旨みが楽しめます。スナック感覚でポリポリと食べられるため、ビールや日本酒のおつまみにぴったりです。浅草という土地柄にふさわしい下町のソウルフードとして、多くの人に親しまれています。
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ホームページ
東京・浅草にある民謡酒場、和ノ家追分です。津軽三味線・民謡のライブを聴きながら季節の料理をお楽しみください。…
kazunoya-oiwake.com
| 住所 | 東京都台東区浅草5-37-7 |
|---|---|
| 電話 | 03-3874-0722 |
※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。
タカアンドトシ・温水洋一
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
