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中華そば 荻窪駅「春木屋 荻窪本店(はるきや)」
春木屋ならではの大きな特徴は、「変わらないために、変わり続ける」という哲学にあります。毎朝欠かさずスープと麺を仕込み、従業員全員で試食を行い、その日の仕上がりを確認してから営業をスタートするというのが創業以来の流儀です。基本の味を守りつつも、気候や湿度に応じて繊細な調整を重ねることで、「いつ来ても同じ美味しさ」を実現しています。こうした姿勢は著名人からも支持を集め、かつて黒澤明監督を育てた食通の映画監督・山本嘉次郎氏がグルメ本の中で絶賛したほか、漫談家・作家として活躍した徳川夢声氏は「床に伏すまで春木屋の中華そばが食べたい」と語っていたという逸話も残っています。三代にわたって通い続ける常連客がいるという事実が、その味の一貫性を物語っています。
お店いちばんの人気を誇るのがわんたん麺です。野菜と鶏ガラを煮込み、煮干しと削り節の出汁を合わせた和風の醤油スープは、あっさりとしながらも奥深いコクと煮干しの豊かな香りが広がります。そのスープの上に、毎朝手作りされる自家製のわんたんがたっぷりとのせられており、つるんとした皮の厚みと、ジューシーな肉餡の旨みが一口ごとに楽しめます。麺は数種類の小麦粉をブレンドしてかん水で練り上げた自家製で、最後に手もみを施した程よいウエーブがスープとの絡みを絶妙にしています。
中華そばはその名の通り、春木屋の原点とも言える一杯です。スープ表面にラードの薄い膜が張ることで冷めにくく、最後の一口まで熱々を保つのもこのお店ならではの工夫です。チャーシュー、メンマ、海苔といったシンプルな具材が整然と並ぶ見た目はどこか懐かしく、昭和のラーメンを知る世代もそうでない世代も、思わず「これがあの味か」とうなずいてしまうような一杯に仕上がっています。店内には「そのまま」「特製胡椒」「お酢を加えて」という三段階の食べ方が案内されており、一杯でいくつもの味の表情を楽しめるのも春木屋らしい提案です。
さらに、チャーシューとわんたんが両方のったちゃーしゅわんたん麺は、スープ・麺・具のすべてを一度に堪能したいというときにうってつけの一杯。自家製のメンマはやわらかく、自家製のチャーシューはトロトロではなくしっかりと引き締まった食感に味がしっかり染み込んでおり、スープとともに噛みしめるごとに旨みが広がります。またつけ麺もメニューに名を連ねており、荻窪という土地が「つけ麺発祥の地」ともゆかりが深いことを思うと、ここでぜひ味わってみたい一品です。ランチからディナーまで通し営業をしており、訪問のしやすさも魅力のひとつ。なお2024年8月からは荻窪本店・吉祥寺店ともに完全キャッシュレスとなっているため、訪問の際はあらかじめご準備を。
- 数種類の小麦粉をブレンドし日により量を調した自家製麺
- スープ煮干し・削り節・数種類の野菜・昆布などの出汁とラード
[ラーメン好き人気店☆☆☆] こちらは『荻窪中華そば春木屋 荻窪本店(荻窪・西荻窪/ラーメン)』のお店ページです。実名でのオススメが392件集まっています。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店……
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| 住所 | 東京都杉並区上荻1-4-6 |
|---|---|
| 電話 | 03-3391-4868 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
