【バナナサンド】から揚げ『中津からあげ渓』戸越銀座のお店の場所〔小芝風花・木村佳乃〕

店主の両親が中津市耶馬溪で経営するレストラン「IVY（アイビー）」で提供していた本場の中津からあげの味を東京に届けたいという想いから生まれました。中津からあげとは、醤油にニンニクやショウガなどの薬味を加えたタレに鶏肉を漬け込み揚げた大分県中津市発祥のソウルフードで、戦後の養鶏業の発達と共にこの地域で根付いた郷土料理です。

戦後の食糧難対策として政府が養鶏を推進した結果、中津市内に多くの養鶏場があり鶏肉が容易に入手できたことや、旧満州からの引揚者が中国の鶏料理を再現したことなどが現在の中津からあげの原型となったとされています。

渓の最大の特徴は、厳選した国産若鶏を中津産醤油と数種類の薬味、りんごをふんだんに使用した秘伝のニンニク醤油ダレに漬け込んで作るという独自の製法にあります。
中津出身の店主が実家のレストランの味を再現させたという背景があり、中津の伝統的な味わいを大切に守り続けています。サックリと軽やかな衣でカラリと揚げられた唐揚げは、揚げたてはもちろん冷めても美味しく食べられるよう工夫が凝らされており、テイクアウトでも十分にその美味しさを堪能できます。

看板商品の骨なしもも肉は、柔らかくジューシーな食感と醤油ダレの深い味わいが楽しめる逸品です。サクッとした衣の中からジュワッと溢れる肉汁が特徴的で、ニンニクと醤油の風味が食欲をそそります。からあげグランプリで最高金賞を受賞したのもこの骨なしもも肉で、同店を代表する味として多くの人に愛されています。

もう一つの人気商品である骨なしムネ肉は、一般的なむね肉とは異なり肉繊維を切断した感じもなく肉感がしっかりあるのに非常に柔らかく、パサつきが全くない驚くべき仕上がりとなっています。

その他の名物として、カリカリに揚げられた軟骨のからあげは食感が楽しくおやつやおつまみに最適で、コリコリとした食感が癖になると評判です。砂肝のからあげは大ぶりにカットされた砂肝の独特な食感とニンニク醤油の風味が絶妙にマッチし、リピーターが続出する隠れた人気商品となっています。お弁当メニューも充実しており、からあげ弁当（もも肉）や特製甘酢を絡めた唐揚げに自家製タルタルをかけたタルタル弁当（もも肉）なども用意されています。人気の金のから箱は、からあげ6個、手羽2本、砂肝4個がセットになった贅沢な一品で、もも肉とむね肉を選択できるため様々な部位の味を一度に楽しむことができます。どのメニューも中津の伝統的な醤油ダレの味わいを活かしながら、それぞれの部位の特徴を最大限に引き出した仕上がりとなっており、本場の中津からあげの魅力を存分に味わえる内容となっています。

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