2024年9月7日放送の【有吉の夏休み2025 in Hawaii】ロケで紹介した、3カ月先まで予約が取れない名店寿司のお店は『Sushi Que 鮨久』です。

Sushi Que 鮨久は2023年8月3日にハワイ・ホノルルのサウスキングストリートにオープンした小さな寿司店です。アラモアナ地区の北側、ワイキキ中心部からタクシーで約10分の場所にあります。同じサウスキングストリートにある人気ラーメン店「ゴールデンポーク豚骨ラーメンバー」のオーナーが運営しており、鮨職人の古賀武雄氏が腕を振るっています。古賀氏はアメリカ移住から15年、カリフォルニアで鮨職人として経験を積んだ後、夫婦でこのお店を切り盛りしています。店名の「Que」は、実は料理長のニックネームに由来しており、以前はJinyaで働いていた経歴を持っています。

このお店の最大の特徴は、他では見られないヒマラヤ産ピンクソルトプレートでの食べ方です。お刺身の前菜として出される際に、各お客様に一枚ずつヒマラヤ産のピンクソルトのプレートが提供され、醤油の代わりにこの天然塩にライムを絞って新鮮なお刺身を味わうという、他の寿司店では体験できない独特のスタイルが楽しめます。また、BYOBポリシーを採用しており、お酒の持ち込みが無料でできるのも大きな魅力となっています。これは高級おまかせ寿司店では珍しいサービスで、多くのお客様がお気に入りの日本酒やワインを持参して食事を楽しんでいます。

お店の一番人気はおまかせコースで、前半は摘み、後半は握りという構成になっています。シーフードブイヤベーススープから始まり、アンキモ、新鮮な牡蠣、南アフリカ産ロブスターテールなどの洋風な前菜が続き、その後に日本産の魚をメインとした握りが10貫提供されます。中でも長崎産の中トロ、愛媛産真鯛の昆布締め、佐賀県産のヤリイカ、ニューカレドニア産の天使の海老などが特に評判で、国産と外国産の食材を巧みに組み合わせた構成が印象的です。

その他の名物料理として、ヒラメのエンガワが絶品で、多くのお客様が追加注文するほどの人気を誇っています。梅と紫蘇を使った繊細な味付けで、魚の旨味を最大限に引き出した一品です。また、大トロは口の中でとろける食感と甘みが特徴的で、料理長特製のタレとの相性も抜群です。さらに、ウニはボストン産を使用しており、苦味が全くなく甘くクリーミーな味わいが楽しめます。コースの最後には大トロとたくあんの手巻きで締めくくられ、ネギトロに刻んだ大根の甘い食感がアクセントとなった絶妙な組み合わせが好評です。店内はL字型のカウンター9席とテーブル席を備えた小さな空間で、ハワイらしいBGMが流れる中、アットホームな雰囲気の中で本格的な寿司を味わうことができます。

有吉弘行・田中卓志・アンガールズ・新山・さや香・野呂佳代・ビビる大木・池田美優・吉村崇・平成ノブシコブシ