【アナザースカイ】長嶋一茂・ハワイで巡ったロケ地・スポットお店のまとめ

2025年11月15日放送の【アナザースカイ】で長嶋一茂さんがロケ紹介した、ハワイのロケ地・スポットお店のまとめです。

オアフ島のウィンドワード・コースト、カネオヘ湾の真ん中にたたずむカネオヘ・サンドバーは、地元の人から「ア・フオ・ラカ（Ahu O Laka）」とも呼ばれて親しまれている、特別な場所です。この場所は、ハワイ諸島で唯一、干潮になると海の中に白い砂浜が現れるという珍しい自然の造形で知られています。

カネオヘ湾は、ハワイ最大の湾であり、沖合を走る巨大なバリアリーフに守られているため、外洋の荒波の影響を受けにくく、一年を通して穏やかな水面が広がっています。このユニークな地形は、古代に崩壊したコオラウ火山のカルデラの一部に、波や風、潮流によってサンゴ礁の堆積物が長い時間をかけて運ばれ、蓄積することでできあがりました。岸から約1.6キロメートル離れた沖合にあるため、アクセスはボートやツアー船、カヤックなどに限られており、それがまた、ワイキキの賑わいから離れた「隠れた宝石」のような静かなプライベート感を高めています。

このカネオヘ・サンドバーにしかない最大の魅力は、潮の満ち引きによってその姿が劇的に変わることでしょう。干潮の時間には、白い砂が海底から浮き上がり、まるで海の中に浮かぶ一時的な島のようになります。訪れた人たちは、太平洋の真ん中にいるような非日常的な景色の中で、日光浴をしたり、持ち寄った食事を楽しむピクニックをしたりして過ごします。満潮時でも水深が腰から胸ほどの浅瀬になることが多く、底が透けて見えるほど透明度の高いターコイズブルーの海に囲まれ、まるで巨大な天然のプールで遊んでいるような感覚になります。

この浅く穏やかな水域は、さまざまなマリンアクティビティにぴったりです。特に人気なのは、湾内に広がるサンゴ礁や豊かな海洋生物たちに出会えるシュノーケリングです。カネオヘ湾は海洋保護区に指定されているため、海にはウミガメ（ホヌ）や色鮮やかな熱帯魚たちが悠々と泳いでいる姿を見ることができます。また、水面を滑るように進むスタンドアップパドルボードやカヤックも、穏やかな湾内をゆったりと巡れるため人気を集めています。

さらに、この地を訪れたらぜひ注目してほしいのが、息をのむような周囲の景色です。サンドバーの背景には、鮮やかなエメラルドグリーンに輝くコオラウ山脈がそびえ立ち、その雄大な景色が青い海と空のコントラストを際立たせています。ツアーに参加すると、この美しい景色を眺めながら水上バレーボールなどのビーチゲームを楽しんだり、バナナボートや浮き輪を使ったスリル満点のウォータースポーツを体験できるプランも豊富にあります。ハワイの他のビーチではなかなか味わえない、穏やかで神秘的な海の景色と、アクティブな楽しさの両方を満喫できる、オアフ島で最も記憶に残る体験の一つになるはずです。

アイナハイナ・ショッピングセンターのマクドナルドは、ホノルル東部のアイナ・ハイナ地区に根ざした地元密着型のファストフード店です。1968年11月2日、ハワイ州で初めてマクドナルドが誕生した歴史的な場所です。この店舗を立ち上げたのは、地元のスーパーマーケットチェーン「フードランド」の創業者、モーリス・“サリー”・サリバン氏です。サリバン氏はハワイにおけるマクドナルドの発展の「父」として知られています。かつては駐車場まで行列ができた初代店舗は、2011年4月27日に新しい店舗として生まれ変わりました。グランドオープン時にはハワイらしいお清めの儀式も行われました。

このお店の特徴は、ハワイマクドナルドの歴史を体現していることと、地元の人々に愛され続けていることです。現在のオーナー、グレン・ワキ氏も1972年4月にこの店舗でマネージャー研修生としてキャリアをスタートさせました。ハワイのマクドナルドの過去と未来が交差する特別な場所です。また、カラニアナオレ・ハイウェイに近く、ドライブスルーが人気です。ハナウマ湾やシーライフパークなどへの観光途中に立ち寄るのにも便利です。地元の人々の日常を気軽に味わえます。

PARIS.HAWAIIは、ハワイの豊かな食材とフランス料理の繊細な技術が見事に調和した「アイランド・フレンチ」を心ゆくまで楽しめる、ホノルル屈指のレストランです。

2018年にワイキキの413 Seaside Avenueで開業し、地元食材を活かした独創的なフランス料理で人気を集めました。その後、2025年春にカカアコの複合施設SALT at Our Kakaʻakoへ移転し、より洗練された空間で新たな章をスタートしています。

料理を手がけるのはシェフオーナーの山中雄也さん。北海道出身の山中シェフは大阪での修行を経て、パリの名高いレストラン「Clown Bar」でスーシェフとして経験を積みました。ハワイ移住後は島の文化や食材に触れ、フランスの技法に日本の繊細な感性とハワイの風味を融合させた、唯一無二の料理を生み出しています。

このお店の魅力は、シェフの感性とハワイの旬が息づくおまかせのテイスティングメニュー（プリフィックスメニュー）のみを提供するスタイルです。メニューは季節の移り変わりに合わせて約2ヶ月ごとに刷新され、訪れるたびに新たな驚きと出会えます。カカアコの新店舗は約18席とこぢんまりしており、ほとんどがカウンター席。目の前で繰り広げられるシェフの調理を間近で楽しめる、特別な食体験が魅力です。

おまかせコースには、季節によって変わるものの、特に評判の高い名物料理もあります。たとえば、魚介の風味が凝縮されたブイヤベースは活気あふれる味わいが特徴。また、地鶏を使ったメイン料理はフランス料理の技術と地元食材が見事に融合した逸品です。さらに、ハワイのキアヴェの木でスモークされた風味豊かなテンダーロインも、多くの人を魅了する一皿となっています。これらの料理は、フランス料理でありながら軽やかで、ハワイの気候に合うやさしい仕上がりが特徴です。

注目の一品は、ハワイの定番料理ポキをフレンチスタイルにアレンジしたパリ・ポキ。ビッグアイランド産の新鮮なアヒ（マグロ）とビーフタルタルを組み合わせ、ブラックチャコールで色付けされたタルトに乗せ、レモンゼストを添えて提供されます。アヒとタルタルのとろけるような食感に、タルトのサクサク感とチャコールの独特な風味が絶妙なコントラストを生み出します。また、地元漁港から届くコナ・カンパチを使ったカンパチのカルパッチョも人気で、ワイメア産のスイカ大根やエヴァビーチ産の紫大根など、彩り豊かな旬の野菜とともに美しい一皿に仕上がっています。

食事の締めくくりには、自家製バニラアイスクリームとマカダミアナッツの削り節を添えた温かいカスタードタルトが提供されることもあり、上品な甘さで余韻を楽しめます。料理に合わせたワインペアリングでは、フランスやカリフォルニアの銘柄に加え、希少な自然派ワインも取り揃えており、グルメな方々にも満足いただけることでしょう。

オアフ島ノースショアのカフク・ファームズは、美しい景色の中で農場直送のフレッシュな味わいを楽しめるファームカフェです。1900年代初頭、松田家と福山家の日本移民が砂糖プランテーションでの仕事を経てこの地で農業を始めました。二代目は農産物卸売会社を立ち上げ、2010年には約5エーカーを農業観光の場として開放し、カフク・ファームズが誕生しました。

カフク・ファームズのファームカフェは、新鮮な食材を通して「食」と「農業」への愛情を分かち合いたいという思いから生まれました。特に、市場の選別基準に合わずに出荷できない「形が不揃いな果物」を救うためにカフェを開設しました。皮にキズがあるバナナや曲がったナスのような「不完全」な農産物も、味は素晴らしいものです。それらを無駄にせず、スムージーやサラダ、サンドイッチなどに活用しています。これは、資源を大切にしながら、地元で採れた新鮮な食材をお客様に届けたいという、4世代続く家族の信念によるものです。

農園内のカフェでは、畑で採れたての野菜や果物をふんだんに使ったメニューが並びます。Tropi-Kale（トロピ・ケール）をはじめとするファーム・フレッシュ・スムージーは、農場で採れたアップルバナナ、ケール、パイナップルジュース、自家製ハウピアを使った濃厚な味わいが人気です。また、地元産のアサイーベリーをベースにしたAcai Bowl（アサイーボウル）も外せません。自家製のフォカッチャブレッドを使ったFarm Pizza（ファームピザ）や、グリルした地元野菜が香ばしいGrilled Veggie Panini（グリル野菜パニーニ）といった食事メニューも、採れたての新鮮さを感じられます。

カフク・ファームズは、地元で愛されるデザートに農場産のリリコイバターを合わせたLiliko’i Butter – Butter Mochi（リリコイバター・バターモチ）や、温めたバナナブレッドに自家製のバニラハウピアとバニラキャラメルをたっぷりかけたGrilled Banana Bread（グリルドバナナブレッド）など、スイーツやドリンクにこだわりが詰まっています。また、農場で育てたカカオ豆とバニラ豆を使った専門メニューを提供する「Cocoa House」では、自家製のバニラシロップなどを加えたIced Cocoa Chai Tea（アイスココアチャイティー）も楽しめます。トラクターが引くワゴンに乗って農場を巡るツアーでは、畑を体験し、ハワイの農業について学びながら自然の恵みをより深く感じられます。

Tango Contemporary Cafeは、ハワイ・ホノルルのカカアコ地区Hokuaタワー1階にあるカフェです。世界中の美食家たちを魅了し続けています。スカンジナビアとアメリカンクラシックをベースに、ハワイの新鮮な食材をふんだんに取り入れたワールドカジュアルキュイジーヌが楽しめます。ハレ・アイナ賞やイリマ賞など、数々の賞を受賞し、ハワイの現代的な食文化をリードしてきました。

創業当初はフィンランド出身のGöran V. Strengシェフが腕を振るい、国際色豊かな料理を提供していました。Strengシェフはフィンランド海軍や世界各地の高級ホテルでキャリアを積み、多民族的な食の教育とクラシック料理の確固たる背景を持つ、時代の最先端を行く料理人でした。2022年頃からは、元マリポサのエグゼクティブシェフ、Lawrence Nakamoto氏がオーナー兼エグゼクティブシェフを引き継ぎ、伝統を守りつつ新たな彩りを加えています。沖縄にルーツを持つNakamotoシェフは、異文化が交差する独自の料理スタイルに、さらに奥行きを与えています。

このお店にしかない大きな特徴は、スカンジナビア料理のエッセンスをハワイの食文化と融合させている点です。特に週末のブランチタイムに、その魅力が発揮されます。人気のメニューの一つは、スカンジナビア風のキャセロールJanssens Temptationです。ポテト、アンチョビ、ハムを使った温かいキャセロールに、スカンジナビア名物の塩漬けサーモンGravlaxと、さっぱりとしたBeet Salad（ビートサラダ）が添えられています。豊かな風味と食感が楽しめます。

カカアコにあるカフェは、新鮮な食材と独自のスタイルが光る「ワールドカジュアルキュイジーヌ」を提供しています。朝食、ブランチ、ランチ、ディナーと、どの時間帯にも対応。ブランチの人気メニューは、新鮮なブルー・クラブの爪肉や野菜を散りばめたCrab Hash Benedict。とろりとした卵の黄身と蟹の旨味が絶妙です。カカアコという立地も魅力で、お買い物の合間に立ち寄れます。平日の夕方にはハッピーアワーを開催。レギュラーメニューにはない特別な料理も楽しめます。Single smashed burgerは、香ばしいパティにキャラメル状に炒めた玉ねぎとチーズを挟んだボリューム満点の一品。Charcuterie boardは、数種類のチーズや生ハムなどを盛り合わせたおつまみにも最適です。付け合わせのFried Brussels sprouts（フライドブリュッセルスプラウト）は、カリッとした食感が人気です。

今田耕司・堀田真由