【アナザースカイ】影山優佳 アメリカ・フィラデルフィアで巡ったロケ地・スポットお店のまとめ

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放送の【アナザースカイ】影山優佳さんがロケをした、アメリカ・フィラデルフィアのスポット・お店のまとめです。

ロッキー・ステップ・フィラデルフィア美術館

フィラデルフィア美術館は1876年にアメリカ建国100周年を記念して設立された、全米でも指折りの規模を誇る美術館です。ペンシルベニア州フィラデルフィアの象徴的な建物として、ベンジャミン・フランクリン・パークウェイの終点に堂々とした姿を見せています。メモリアル・ホールが起源となったこの美術館は、1877年から一般公開を開始し、現在では東部地区でニューヨークのメトロポリタン美術館、ボストン美術館に次ぐ規模の総合美術館として知られています。

美術館が世界的に名声を得た理由の一つは、マルセル・デュシャンのコレクションが世界最大級であることです。特に有名なのが、20世紀美術史に革命をもたらした作品「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」通称「大ガラス」と、デュシャンが密かに20年かけて制作した「遺作」です。遺作は古い木製の扉に設けられた小さな穴から覗き込む仕組みになっており、鑑賞者は一人ずつしか作品を体験できない特殊な作品として注目を集めています。アレンズバーグ夫妻のコレクションとして同館に寄贈されたデュシャンの作品群は、現代美術の研究において欠かせない価値を持っています。

印象派以降の近代ヨーロッパ美術も同館の大きな魅力です。ゴッホが描いた7点の「ひまわり」のうちの1点が常設展示されており、多くの来館者の目を引いています。この「ひまわり」は1889年に制作されたもので、ゴーギャンとの共同生活の後に描かれた貴重な作品です。また、セザンヌの晩年の傑作「大水浴」をはじめ、モネ、ルノワール、ドガ、ピサロといった印象派の巨匠たちの名作が数多く展示されています。1階の近代ヨーロッパアート・セクションでは、これらの作品を至近距離でじっくりと鑑賞することができます。

映画『ロッキー』の舞台としても世界的に有名で、主人公ロッキー・バルボアがトレーニングで駆け上がった美術館正面の72段の階段は「ロッキー・ステップ」と呼ばれ、多くの観光客が映画のシーンを再現しようと訪れています。階段下にはロッキーの銅像が設置されており、記念撮影のために長い行列ができることも珍しくありません。階段の頂上からはフィラデルフィアの街並みを一望でき、ベンジャミン・フランクリン・パークウェイの美しい景観を楽しむことができます。

所蔵品は30万点を超え、古代から現代まであらゆる時代と地域をカバーしています。日本の茶室の再現展示やアジア美術、アメリカンアート、さらには中世の武器コレクションまで多岐にわたり、美術愛好家だけでなく幅広い層の来館者を魅了しています。フランク・ゲーリーが手がけた大規模改修により、新たなギャラリー空間も誕生し、より充実した展示環境で作品を楽しむことができるようになっています。

  • 映画『ロッキー』ファンの聖地

Philadelphia Museum of Art

www.philamuseum.org…

www.philamuseum.org

公式サイトを見る

住所 2600 Benjamin Franklin Pkwy, Philadelphia, PA 19130 アメリカ合衆国
電話 (215) 763-8100

独立宣言・奴隷解放のシンボル「The Liberty Bell」

The Liberty Bellは、1752年にペンシルベニア州の州議会によって注文された鐘で、フィラデルフィアの旧ペンシルベニア州会議事堂(現在のインディペンデンス・ホール)の鐘楼に設置されました。この鐘は、ウィリアム・ペンの1701年の特権憲章50周年を記念して作られ、当初は「州会議事堂の鐘」と呼ばれていました。鐘には旧約聖書レビ記25章10節の言葉「全土のすべての住民に自由を宣言せよ」が刻まれており、これが後にアメリカ自由の象徴として重要な意味を持つことになります。

この鐘の最も特徴的な部分は、その有名なひび割れです。鐘は最初からトラブルに見舞われ、1752年にロンドンから到着した際、試し打ちの一撃で縁にひびが入ってしまいました。その後、フィラデルフィアの職人ジョン・パスとジョン・ストウによって二度にわたって鋳造し直されました。現在見ることができる大きなひび割れは、約90年間の使用を経て1840年代初頭に発生したとされており、1846年2月、ワシントン大統領の誕生日を祝う際に決定的な亀裂が生じ、それ以降鳴らすことができなくなりました。

The Liberty Bellが「自由の鐘」と呼ばれるようになったのは、1830年代のことでした。奴隷制廃止運動家たちが、鐘に刻まれた「自由を宣言せよ」という銘文に着目し、この鐘を反奴隷制運動のシンボルとして採用したのです。1835年、ニューヨーク反奴隷制協会が初めてこの鐘を「The Liberty Bell」と名付け、以降この名前が広く使われるようになりました。南北戦争時代には北軍の結束のシンボルとなり、20世紀には女性参政権運動や公民権運動など、様々な自由を求める運動の象徴として愛され続けました。

現在、The Liberty Bellは2003年からリバティ・ベル・センターに展示されています。このセンターはマーケット・ストリート526番地にあり、インディペンデンス・ホールの向かいに建つガラス張りの建物で、毎日午前9時から午後5時まで無料で公開されています。センター内では、鐘の歴史を紹介する展示パネルや写真、ひび割れのX線写真、そして約15分間の映像プログラムを見ることができます。特に注目すべきは、鐘の銘文を実際に触ることができるレプリカの展示です。鐘そのものはガラスケースに収められ、背景にはインディペンデンス・ホールが美しく映え、360度から観察することができます。年間約150万人の来場者が訪れる人気スポットで、国立公園局のレンジャーが常駐し、来場者の質問に答えてくれます。入場には空港並みのセキュリティチェックが必要ですが、アメリカ独立の象徴を間近で見る貴重な体験ができる場所として、フィラデルフィア観光では絶対に外せない名所となっています。

住所 526 Market St, Philadelphia, PA 19106 アメリカ合衆国
電話 (215) 965-2305

ステーキ「King of Steaks」

Pat’s King of Steaksは1930年にパスクァーレ・パット・オリヴィエリとその兄弟ハリーによって創業されたフィラデルフィアの伝説的なお店で、フィラデルフィア・サウス地区の9番街とウォートン街、イースト・パサンク・アベニューの角地にあります。このお店はアメリカの象徴的な食べ物であるチーズステーキサンドイッチを発明したことで知られ、現在でもオリヴィエリ家が所有・運営している唯一の店舗として90年以上の歴史を刻んでいます。物語の始まりは、ホットドッグスタンドを営んでいたパット兄弟が、いつものホットドッグに飽きたパットが近所の肉屋から薄切り牛肉を買ってきて、玉ねぎと一緒に鉄板で炒めてイタリアンロールにのせたことでした。その香りに誘われた常連のタクシー運転手がそのサンドイッチを10セントで購入し、「ホットドッグなんか忘れて、これを売りなさい」と助言したことから、この伝説のサンドイッチが誕生したのです。

Pat’s King of Steaksにしかない最大の特徴は、フィラデルフィア・チーズステーキの発祥地であることです。1930年代に兄弟が偶然作り出したこのサンドイッチは、後に1940年代後期に従業員の「コッキー」ジョー・ロレンツォがチーズを加えることで現在の形に進化しました。お店の注文方法も独特で、「wit」(玉ねぎあり)または「wit-out」(玉ねぎなし)と指定し、チーズの種類をチーズウィズ、プロヴォローネ、アメリカンチーズ、クーパーシャープから選ぶシステムは、フィラデルフィアのアクセントを反映した愛らしい注文スタイルとして親しまれています。24時間年中無休で営業し、映画『ロッキー』の撮影地としても有名で、シルヴェスター・スタローンが立った場所には記念のプラークが設置されています。

お店で一番人気の料理は、もちろん看板メニューのクラシック・チーズステーキです。薄切りのリブアイステーキを大豆油で軽く炒め、アヴェルサ・ベーカリーの特製イタリアンロールに挟んだこのサンドイッチは、肉の旨味を最大限に引き出すため、電車が通過するような音を立てて肉を細かく刻むことはせず、やさしく一度か二度ひっくり返すだけの調理法で作られています。チーズは伝統的なチーズウィズが最も人気で、とろりと溶けたチーズが肉と絶妙に絡み合います。現在のオーナーである4代目のフランク・オリヴィエリ・ジュニアは、93年間変わらないレシピの一貫性こそが成功の秘訣だと語っています。

近年新たに加わったメニューも注目です。2024年5月の大規模改装を経て、お店の歴史上初めてチキン・チーズステーキが登場しました。チキン専用のグリルを新設し、従来のビーフと同じ調理法で作られるこのサンドイッチは、長年の顧客からのリクエストに応えた新しい挑戦です。また朝6時から11時まで提供される朝食メニューには、ベーコン、ポークロール、ソーセージ、ステーキから選べる卵サンドイッチがあり、同じアヴェルサ・ベーカリーのロールを使用し、「wit」または「wit-out」で玉ねぎの有無を選べます。創業当時から続くホットドッグフィッシュケーキも健在で、オリヴィエリはこれらを揚げて玉ねぎとマスタードを添えて提供しており、伝統を大切にしながらも時代に合わせて進化し続けるお店の姿勢を物語っています。

  • ュルームチーズステーキ
    ドリンク&チーズフライ付 $29
  • 名物 チーズステーキ

Pat’s King of Steaks® Since 1930

Pat’s King of Steaks® is the originator and inventor of the steak and cheesesteak sandwich. Owned b……

www.patskingofsteaks.com

公式サイトを見る

住所 1237 E Passyunk Ave, Philadelphia, PA 19147 アメリカ合衆国
電話 (215) 468-1546

当時影山さんが通った学校(移転)「Faith Connection Christian Academy」

1973年に創立。キリスト教精神に基づく私立学校。

ホームページ

Home – Faith Christian Academy

Home – Faith Christian Academy…

www.my-fca.com

公式サイトを見る

住所 5736 Chester Ave, Philadelphia, PA 19143 アメリカ合衆国
電話 (267) 592-0974

McSorley’s Old Ale House

McSorley’s Old Ale Houseは1854年に創業したニューヨーク市最古の継続営業酒場として知られるパブで、マンハッタンのイーストビレッジ15 East 7th Streetにあります。アイルランド系移民ジョン・マクソーリーによって開店され、当初は「The Old House at Home」という名前でした。エイブ・リンカーンからジョン・レノンまで、数多くの著名人がこの扉をくぐってきました。禁酒法時代にはアルコール度数の低い「ニアビール」を地下で製造して営業を続け、170年以上の長きにわたって愛され続けています。1970年まで「男性専用」の方針を貫いており、女性の入場が法的に認められたのは市民権弁護士による裁判の結果でした。

このお店にしかない特徴として、「ライト」と「ダーク」の2種類のエールのみを提供していることが挙げられます。壁には1910年以降、一切の記念品が取り除かれておらず、フーディーニの手錠がバーに取り付けられているなど歴史的な品々で埋め尽くされています。電気ランプには第一次世界大戦に向かう兵士たちが残した鶏の骨が今も吊り下げられており、帰還を果たした者は骨を回収したため、残っているのは戦死した兵士たちのものです。床にはおがくずが敷かれ、時代を超えて変わらぬ伝統が息づいています。

お店の一番人気の料理はチーズとクラッカーのプレートです。未開封のクラッカーの袖、レンガから削いだチェダーチーズ、生玉ねぎの薄切り、トマトのくし切りが盛り合わされ、木製のヘラが付いたホースラディッシュマスタードと一緒に提供されます。この組み合わせは、かつて「Good Ale, Raw Onions and No Ladies」というモットーに由来する伝統的な組み合わせです。創業者ジョン・マクソーリーの好みに直接由来する料理で、元々は香りの強いリーダークランツチーズと厚切りの玉ねぎ、パンまたはクラッカーの組み合わせでした。

その他の名物料理として、100%アメリカ産牛ひき肉を使ったバーガーやコーンビーフハッシュ、チリも人気を集めています。リバーヴルストやハム、ターキーなどのサンドイッチ類も昔ながらのシンプルな味わいで親しまれており、どれも労働者階級の酒場として始まった歴史を感じさせる素朴で心温まる料理です。日替わりスープやフェルトマンズホットドッグなども、この老舗パブの変わらぬ魅力を物語っています。予約は受け付けておらず、先着順で現金のみの支払いという昔ながらのスタイルも、このお店の独特な雰囲気を演出しています。

  • 171年の歴史を持つNYで最も古いと言われる酒場のひとつ

ホームページ

McSorley’s Old Ale House

Oldest Bar in New York…

mcsorleysoldalehouse.nyc

公式サイトを見る

住所 15 E 7th St, New York, NY 10003 アメリカ合衆国

今田耕司・山本舞香

[記事公開日]
[最終更新日]

この記事の作者・監修

Activi TV

こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!

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カテゴリー: アナザースカイ
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