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矢作橋駅「近江屋本舗(オウミヤホンポ)」
創業者の黒田三男三郎さんは安城の農家の三男として生まれ、浜松の和菓子店「近江屋」で修業を積み、同じく菓子職人を志していた「ちか」さんと恋愛結婚をされました。その後、岡崎の地で夫婦二人三脚で店を始め、かつて製繭工場が立ち並んでいた矢作町に根を下ろしたのがはじまりです。
初代の祖母ちかさんは77歳で亡くなるその日まで菓子作りに情熱を注ぎ続け、その伝統は二代目、三代目、そして現在の四代目へと脈々と受け継がれてきました。100年以上の歴史を持つこの老舗は、昔ながらの製法を守りながらも時代に合わせて洋菓子の要素を取り入れるなど、伝統と革新の両立を大切にしています。
近江屋本舗の一番人気といえば、何といっても夢大福です。極限まで柔らかく練り上げた羽二重餅で、ふわふわのムース状のクリームをやさしく包み込んだこの大福は、まるで夢を見ているかのような食感が特徴で、一口食べると口の中でとろけてしまうほどの軽やかさです。
抹茶やストロベリー、ティラミスといった定番のフレーバーに加えて、岡崎名物の八丁味噌を使った個性的な味まで、常時10種類ほどのバリエーションが楽しめます。この夢大福は岡崎市のふるさと納税返礼品にも選ばれており、手土産として全国から注文が入る人気商品となっています。一日に約300個、繁忙期には1,000個も売れることがあるというのも納得の美味しさです。
おひろいは、しっとりとした卵せんべいで餡をサンドした上品な一品で、こしあんとつぶあんの二種類から選べます。つぶあんには珍しい皮むきあんが使用されており、舌触りがなめらかなのが特徴です。「おひろい」という名前は「お散歩」を意味する古い言葉で、歩くことを敬って言う表現から名付けられています。味だけでなく、名前にまで和菓子らしい優雅さが込められているところに、長年愛され続ける理由が感じられます。代々受け継がれてきた懐かしい味わいは、どこか心にゆとりを与えてくれる和菓子です。
もう一つの名物として注目されているのがバター餅で、こちらはSNSで大きな話題となり、インスタグラムでは5万いいねを集めたほどの人気商品です。老舗の和菓子職人が持つ手作り餅の技術を生かし、フレッシュバターを絶妙な配合で練り込んだもので、バターの豊かな香りともちもちの食感が楽しめます。また、ひな祭りの時期限定で販売されるいがまんじゅうは、岡崎市を中心に親しまれている伝統的な和菓子で、こしあんを包んだ生地の上に彩り良く染めたもち米をまぶして蒸し上げられています。矢作地区の小学校卒業生に向けて無償で配られる取り組みも行われており、地元の子どもたちに和菓子の魅力と地域の味を伝える活動にも力を入れています。さらに、やはぎ小町というカステラや、コーヒーわらび餅、かぼちゃまんじゅうなど、季節や定番を問わず多彩な和菓子が揃っており、訪れるたびに新しい美味しさに出会えるお店です。
- やみつきになる人続出!新感覚ふわトロ大福
- たっぷり抹茶クリーム
- モチモチ食感を生む白玉粉と白玉粉羽二重粉を混ぜて仕上げる
- 100年以上にわたり地元で愛される和菓子店
- 1911年創業
- 全国有数の抹茶産地である県内の西尾市周辺で作られた抹茶
| 住所 | 愛知県岡崎市矢作町加護畑107 |
|---|---|
| 電話 | 0564-31-3350 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







