2025年12月19日放送の【ザワつく!金曜日】スイーツの王道で「究極の3択」対決で紹介した、パンケーキのお店は浅草『紅鶴』です。

紅鶴は2017年8月に浅草の西浅草2丁目にオープンした和カフェで、50年以上も地元で愛されてきた純喫茶「フラミンゴ」の2代目店主である蒔田昌仁さんが引き継ぎ、大胆な改装を経て誕生したお店です。

店名の「紅鶴」はフラミンゴの和名で、先代への敬意を込めて名付けられました。

紅鶴にしかない最大の特徴は、米粉ときび砂糖を使ったグルテンフリーのパンケーキです。
店主の蒔田さんは自身もパンケーキ好きで、ハワイや国内の有名店を食べ歩いた経験から、男性や年配の方でも胃もたれせずに楽しめるパンケーキを作りたいという思いで、従来の小麦粉とグラニュー糖ではなく米粉ときび砂糖を採用しました。
また、卵2個分のメレンゲをたっぷり使ったスフレのようなふわふわ食感も魅力で、焼きたてはぷるぷると揺れるほどの柔らかさです。全席カウンターで目の前でパンケーキが焼き上がる様子を見られる臨場感も人気の理由で、天ぷら屋さんをイメージした空間では、五感すべてで料理を楽しめます。

人気は蜂蜜とバターのシンプルなパンケーキです。生地そのものの美味しさを堪能できる基本のメニューで、甘さ控えめながら米粉のやさしい風味ときび砂糖の自然な甘みが感じられます。
3段に積み上げられたパンケーキは見た目のインパクトも抜群で、バターの塩気が生地の甘さを引き立てます。さらに15種類以上の追加トッピングから好みに合わせてカスタマイズできるため、初めて訪れる方はこのシンプルなメニューがおすすめです。
フラミンゴ時代から取り寄せているコクテール堂のエイジングコーヒーとの相性も抜群です。

炙りバナナのチョコナッツソースは、炙ったバナナの甘みとチョコレートソースの組み合わせが絶妙な一品です。
バナナを炙ることで香ばしさが加わり、チョコソースはくどくならないようさらっと仕上げられています。

また、大納言と黒蜜の黄粉抹茶は和の要素がたっぷり詰まったメニューで、優しい甘さの大納言小豆と香ばしい黒蜜、風味豊かな黄粉が楽しめます。
抹茶はすり鉢で自分ですってパンケーキにかけるユニークなスタイルです。

お食事系では番組のご褒美グルメで紹介したベーコンと目玉焼きが大人気で、3段のパンケーキの間に蜂蜜とマーマレード、カリカリベーコンがサンドされ、てっぺんにも目玉焼きがのった迫力満点のメニューです。
たっぷりのオランデーソースがかかり、甘じょっぱいバランスが絶妙で、甘いものが苦手な方や男性にも支持されています。

つくばエクスプレス浅草駅A1-2番出口から徒歩2分、国際通り沿いに佇む和モダンな建物は、高級感がありながらも浅草らしい風情を感じさせます。開店前から行列ができるほどの人気店で、2017年のオープン以来SNSを中心に話題が広がり、現在では国内外の観光客が訪れる浅草の名所となっています。

石原良純・長嶋一茂・高嶋ちさ子・高橋茂雄