【ザワつく金曜日】『グラタンカフェ（和歌山）』鶏もも肉のアーリオオーリオグラタンのお店の場所

南海高野線九度山駅から徒歩5分ほど、国道13号線沿いにある赤い看板が目印のお店で、真田幸村ゆかりの地である九度山町で、地元の方々はもちろん、遠方からのお客さまにも愛されています。

オーナーの有馬卓さんは広島県出身で、かつてフードコーディネーターとして活躍していました。ある飲食店にグラタンに力を入れることを提案したところ、想像を超える反響があり、それがこのお店を開く原点となったそうです。

このお店の最大の特徴は、手間を惜しまず一から手作りする濃厚なホワイトソースです。
冷蔵庫で3日間じっくり寝かせた後、さらに冷凍して熟成させることで、マイルドで奥深い味わいを実現しています。このホワイトソースを求めて、県外から訪れるファンも多く、人気商品は開店後30分で売り切れてしまうこともあるそうです。
お店は元倉庫をリノベーションした空間で、駐車場から階段を下って入る隠れ家のような造りになっており、店内からは高野山を源流とする清流・丹生川の美しい景色を眺めることができます。

人気は海の幸 海鮮グラタンです。有頭エビが2尾、ホタテ、ウニという贅沢な食材が使われており、濃厚なホワイトソースとの相性が抜群です。食べ進めるうちに海老味噌を混ぜると、また違った味わいが楽しめます。ペンネかサフランライス(ドリア)を選べるのも嬉しいポイントです。

他にも牛100%ハンバーグのペンネグラタンやカルボナーラグラタン、ハンバーグとベーコンのグラタンなど、バラエティ豊かなメニューが揃っています。

特にユニークなのがシラスとごま豆腐の梅肉グラタンで、和歌山の名産を取り入れた驚きの組み合わせが新鮮です。ぷるんとした濃厚なごま豆腐に梅肉がアクセントとなり、クリーミーなホワイトソースとの調和が絶妙です。

季節限定メニューや、オーナーの故郷である広島産の牡蠣を使ったグラタンなども登場します。ランチセットには前菜のサラダ、スープ、パンが付き、九度山産の柿を使ったドレッシングなど、地元の食材も楽しめます。

石原良純・長嶋一茂・高嶋ちさ子・高橋茂雄