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壱岐牛サーロインステーキ「うめしま(アジドコロウメシマ)」
1994年8月に創業したこのお店は、梅嶋牧場が直営するレストランとして、島で育てた壱岐牛を新鮮なまま味わえる場として親しまれています。
梅嶋牧場は昭和43年から島内で肥育生産を始めた先駆けとして知られ、現在は島内の青島にある衛生的な牛舎で150頭から200頭の壱岐牛を愛情を込めて育てています。
牧場直営ならではの一頭買い付けで、各部位の持ち味を余すことなく楽しめるのが大きな魅力です。
うめしまで味わえる壱岐牛は、壱岐の島独特の環境が生み出した銘牛です。
玄界灘に囲まれた壱岐島には潮風が吹き抜け、牧草に天然のミネラルがたっぷりと含まれます。この牧草を食べて育った牛の肉質はきめ細かく柔らかで、脂には「融点が低い」「コクがある」「キレがある」という3つの個性が備わっています。
口に含むと体温でゆっくりと溶けだし、芳醇な香りが広がる味わいは、壱岐牛ならではの体験と言えます。
壱岐の和牛
壱岐の和牛の歴史は古く、弥生時代の遺跡「原の辻遺跡」から紀元2世紀から3世紀頃の牛骨や牛歯が発見されています。
鎌倉時代末期の1310年に記された国産牛の図説「国牛十図」では、筑紫牛(壱岐牛のこと)が産地別牛紹介のトップに挙げられ、「姿良く、本来は壱岐島の産である」と書かれました。
さらに1279年に記された世界最古の牛の専門書「駿牛絵詞」では、京の都に集められた全国の牛の中でも筑紫牛が最も優れていると評価され、記された駿牛52頭のうち14頭が筑紫(壱岐)産でした。
こうした古文書からも、壱岐の牛が千年以上にわたって高い品質を保ってきたことがわかります。
店の看板メニューのサーロインステーキセットは、壱岐牛の旨味と柔らかさを存分に楽しめる一品です。
白く輝くサシと鮮やかな紅色の肉が織りなす色彩は、まさに「味わう宝石」と呼ぶにふさわしい美しさです。店では注文を受けてから肉を切り分けるため、新鮮さが保たれています。ミディアムレアで焼くと、口の中で溶けるような食感と深いコクが楽しめます。
店のもうひとつの人気メニューがカルビ定食です。
特上カルビを目の前の鉄板で焼き上げながら、壱岐牛の持つ旨味を余すことなく味わえます。このカルビを目当てに島外から訪れる方も多く、地元の人々にも愛され続けています。
厚めに切られた肉は柔らかく、脂のしつこさがないため、食後も胃に負担がかかりにくいのが特徴です。
壱岐市との共同企画で生まれたうめしまランチプレートも見逃せません。地元食材をふんだんに使い、特製のオニオンソースでさっぱりと仕上げた壱岐牛の炒め物に、ご飯と味噌汁、香の物、食後のコーヒーまたは紅茶が付いてきます。
鉄板の上に乗せられて運ばれてくるため、ジュージューと音を立てる演出も食欲をそそります。ランチタイムの人気メニューとして親しまれています。
そのほかにもヒレステーキや松定食、ビビンバなど多彩なメニューが並びます。
ヒレステーキは3つの部位の中で最も肉の味が強く、厚めに切られた切り身を少しレアに焼いて塩のみで食べるのがおすすめです。松定食は壱岐牛と野菜の炒め物にご飯、味噌汁、香の物が付いたセットで、昼の部で人気ナンバーワンのメニューとなっています。
ビビンバは壱岐牛を甘辛く炒めたものと3種類のナムル、壱岐産の卵がトッピングされ、わかめスープとキムチが付いています。
- 希少な島育ちの牛を使用したサーロインステーキ
- 希少な島育ちのブランド牛・牧場直営の絶品ステーキ
- 壱岐牛
壱岐島で育った黒毛和牛
年間約900頭しか出荷されない - 壱岐牛サーロインステーキ
うまみを閉じ込めるよう強火で一気に焼き上げる
焼き方は15秒ほど火を通し反対側も焼き、香ばしい焼き色に
中は肉汁たっぷりのジューシーな仕上がりに
壱岐牛のうまみと上品な脂の甘さが口に広がります
ホームページ
| 住所 | 長崎県壱岐市芦辺町箱崎中山触2604-86 |
|---|---|
| 電話 | 0920-45-3729 |
石原良純・長嶋一茂・高嶋ちさ子・高橋茂雄
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
