2025年6月21日放送の【１億人の大質問！？笑ってコラえて!】木梨憲武さんがロケで紹介した、愛用の伊東のお茶のお店は『ぐり茶の杉山』です。

ぐり茶の杉山は昭和35年創業の株式会社杉山製茶工場が運営するぐり茶専門店で、静岡県伊東市に本店と伊豆高原店の2店舗を構えています。温泉地として名高い伊東温泉郷で60年以上にわたって地元の方々に愛され続けてきたお茶の老舗です。創業者の時代から始まった製茶業は、当初は農家だった創業者が茶畑に転作し、荒茶加工を生業としていたのが始まりでした。伊豆東海岸では「お茶といえばぐり茶」と言われるほど地域に根ざしており、観光客だけでなく地元住民にも親しまれています。

このお店にしかない特徴は、独自の深蒸し茶製法で作られるぐり茶にあります。ぐり茶とは正式名称を蒸し製玉緑茶といい、通常の煎茶とは異なり茶葉の形を整える精揉という工程がないのが特徴です。生葉を100度の蒸気で90秒から120秒かけてじっくりと芯まで蒸すことで、茶の成分が浸出しやすくなり、渋みを抑えて茶本来の味を引き出すことができます。茶葉がよじれた独特の形状から「ぐり」の名がついており、この呼び方は伊豆地方独特のものでした。また、静岡・鹿児島・宮崎・熊本の各産地から厳選した茶葉を独自にブレンドすることで、飲み続けても飽きのこない奥深い味わいを実現しています。

その他の名物として、北海道の牧場直送の搾りたて牛乳を使用した無添加ソフトクリームも人気です。バニラエッセンスを使わず無添加で作られたソフトクリームに、製造のたびにぐり茶パウダーを振りかけて提供しており、お茶の風味豊かな味わいが楽しめます。製造にはイタリアのカルピジャーニ製マシンを使用し、ふんわり滑らかな優しい味に仕上げています。また、ぐり茶ティーバッグも人気商品で、深蒸し茶製法により短時間でうまみ成分が抽出され、美しい緑色のお茶が楽しめます。水出しでも美味しく淹れることができ、「やぶきた」と「ゆたかみどり」の希少品種をブレンドしたまろやかな味わいが特徴的です。さらに、静岡県産の石臼挽き抹茶や極上一番茶を熟成発酵させた国産紅茶なども取り扱っており、お茶好きの方には見逃せない品揃えとなっています。

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