2025年12月14日放送の【坂上&指原のつぶれない店】で紹介した、マーボー丼のお店は群馬県桐生『龍苑』です。

ホットランド・築地銀だこの佐瀬社長がイチオシ。千秋さんがロケ。

龍苑は昭和43年創業の中華食堂で、桐生市稲荷町、市役所のすぐ近くにあります。桐生では知らぬ人のいない名店として、創業から57年地元の人々に愛され続けています。

このお店の最大の特徴は、アメリカ式中華料理を独自にアレンジした料理の数々です。

看板メニューの龍苑丼はマーボーライスの元祖といわれ、もうすぐ100万食に達する勢いの人気を誇ります。
生姜とニンニクの効いた甘辛い麻婆豆腐がご飯の上にたっぷりかかっており、通常の麻婆豆腐とは異なりひき肉ではなく角切り肉を使用しています。
辛さは控えめでニンニクの風味が際立ち、あんかけ状になった麻婆豆腐は熱々で、ライスの大盛りにも対応可能です。創業以来変わらぬ味で、世代を越えた想い出の味として親しまれています。

もうひとつの二大看板がチャプスイです。これはアメリカ式中華料理を独自にアレンジした野菜ソース味ライスで、たっぷりの野菜、椎茸、キクラゲに熱々の餡がかかり、ウスターソース風味という意外性のある一品となっています。

豚バラ肉、キャベツ、モヤシ、人参、椎茸をラードで炒め、途中でニラを加え、20キロの鶏ガラとリンゴ、タマネギなどの香味野菜から取る琥珀色のスープを合わせます。
このスープは創業以来守り続けられてきた店主渾身のオリジナルで、全ての料理の基本となっています。塩、醤油、砂糖、酒で味付けし片栗粉でトロミをつけ、最後にウスターソースを加えることで洋風寄りの中華料理として完成します。
紅生姜やタバスコで味変を楽しむこともでき、食べ進めるごとに微妙に変化する味わいが楽しめます。

炒飯も人気の一品で、醤油で味付けされたパラパラの焼飯といった仕上がりです。ゴロゴロとしたチャーシューがたっぷり入り、程よい脂加減でバランスよく味付けされており、普通盛りでもボリュームは十分です。

さらにジャンボ餃子は名前の通り大ぶりで、1個が通常の餃子3個分ほどあります。太さはバナナくらいあり、皮はもっちりした厚めのもので、野菜の甘みたっぷりの餡がぎっしり詰まっています。
醤油をつけなくてもそのまま美味しく食べられますが、量が多いため複数人でシェアするのがおすすめです。

ほかにも麻婆ラーメンは細めの縮れ麺に生姜とニンニクの効いた麻婆豆腐が絡み、昔ながらの醤油ラーメンもあります。どのメニューも熱々でボリューム満点、地元の人に長く愛される昭和レトロな雰囲気が魅力の中華食堂です。

店内には飛行機のプロペラが飾られており、昭和の雰囲気が色濃く残る空間はカウンター席とテーブル席で構成されています。元社会人ボクシングチャンピオンという異色の経歴を持つ店主が、黄金の右手で鍋を振るいボリューム満点の料理を作り上げます。

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