2025年10月19日放送の【坂上&指原のつぶれない店】川崎・新橋の超行きたくなる店で紹介した、川崎のスタミナラーメン・町中華のニンニクのアホーメンのお店は『新世』です。
ACEesの浮所飛貴さん・佐藤龍我さんがロケ。

ラーメン中華食堂 新世は、1987年に川崎区日ノ出町で誕生しました。株式会社新世が運営し、当初はフランチャイズ加盟店として開業。1990年に現在の店名に変更し、独自の道を歩み始めました。昭和時代から続く歴史を持ち、川崎の産業道路沿いを中心に、横浜市鶴見区の生麦エリアまで展開しています。2023年には本店を老朽化に伴い移転し、出来野店として新しい店舗を開店。時代に合わせて進化を続け、地域のお客様に愛されています。

かつて川崎市の市役所通りには萬楽という小さな中華料理店があり、そこで出されていたアホーメンは地元の人々から熱い支持を受けていました。アホーとはスペイン語でニンニクを意味する言葉で、この名の通りニンニクをたっぷり使った味わい深い一杯でした。
萬楽は2011年に閉店し、商標登録までされていたアホーメンはいったん姿を消しました。しかし新世の三神代表は、中華料理組合の大先輩だった萬楽のご主人との交流があり、若い頃から何度もアホーメンを食べに通っていたといいます。週末には飲みながらアホーメンを楽しんだり、転職後もたまに無性に食べたくなって通ったりと、その味は心に深く刻まれていました。

萬楽閉店後、新世は2012年ににんにくラーメンを商品化しました。アホーメンへのリスペクトを込めつつ、独自の味を表現しています。鶏油としょうゆベースのスープは奥深い味わい。
製麺所製の中太麺にピリッとした胡椒がアクセント。新世のにんにくラーメンは、川崎のソウルフードとして新しい歴史を作っています。

この店が人気なのは、そのボリュームと食べごたえです。看板メニューのチキンチャーハンは、直径30センチの皿に山盛りのチャーハンと、げんこつ大の唐揚げが三つも載っています。重さは約1.2キログラムで、デカ盛りの代名詞です。このボリュームは、工場勤務やトラック運転手など力仕事の人々に支持され、お腹も心も満たされます。
3つトッピングされている唐揚げは鶏むね肉なのに、パリパリの衣と柔らかい食感が両立。サクサクのクリスピースタイルです。
チャーハンは卵、ねぎ、なるとなどシンプルな具材で、パラパラとした食感と優しい味つけ。油と卵で米をコーティングし、調理開始からわずか20秒で仕上がる職人技が光ります。ザーサイがさっぱりさせてくれるので、大容量でも飽きずに楽しめます。

にんにくチャーハンは、みじん切りのフライドガーリックと薄切りガーリックの二種類のにんにくで香りと旨味をたっぷり。炒めた野菜と豚肉もたっぷりで、ガーリックの旨味が食欲をそそります。

麻婆豆腐は豆豉、甜面醤、豆板醤など多種類の中華味噌で味つけ。レバニラ炒めはパンチの効いた味わいです。中華料理の定番メニューが豊富です。

ラーメンメニューも充実。サンマーメンは神奈川の郷土料理。もやしがたっぷり入ったあんかけ風のスープが麺に絡み、醤油控えめで野菜の旨味を感じられる優しい味わい。もちもちとした食感の麺は、最後まで熱々です。豚骨スープをベースにした昔ながらのラーメンは、あっさりとしていて食べやすく、長年愛されてきた味です。

カウンター席とテーブル席があり、家族連れから一人客まで利用しやすい。清潔感のある店内には、厨房で調理する様子を見ながら食事ができるカウンター席もあり、中華鍋を振るう職人技を間近で楽しめる。ガチャガチャやアイスキャンディーも設置され、お子さま連れのファミリーにもうれしい。地域に密着した温かみのあるお店として、「お腹いっぱい、笑顔いっぱい」をコンセプトに親しまれている。

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