2025年9月4日放送の【タクシー運転手さん一番うまい店に連れてって】安田大サーカス団長がロケで紹介した、へぎそば・天ぷら食べ放題のお店は『そばの郷 アブザカ』です。

そばの郷 アブザカは2017年3月創業の農家レストランです。

田んぼに囲まれた長閑な風景の中に建つ三角屋根が目印。「十日町の自然を生かし、新鮮で採れたての地域素材をふんだんに使った料理を皆様に食べていただきたい」という地域への深い愛情から生まれました。

アブザカで最も愛され続けているのは、新潟県奨励品種のとよむすめを使ったへぎそばです。このそば品種は豊かな香りと食味値の高さが特徴で、十日町市内の畑で丁寧に育てられています。
春に可憐な白い花を咲かせるそばは11月初旬に収穫され、自社倉庫に殻付きのまま保存されて、都度石臼で挽かれるため、いつでも新鮮な風味が保たれています。
布海苔を使った当地独特の滑らかな食感に仕上げられ、十日町の澄んだ水で丁寧に茹でて、美しいへぎ箱に7把が様式美を感じさせるほど美しく盛り付けられます。

アブザカではへぎそばと合わせて楽しむ山菜と野菜の惣菜ブッフェも大きな魅力となっています。
四季折々に変わる地元野菜、山菜やきのこ、雪国ならではの保存食など、越後妻有の豊かな食文化を存分に味わえます。

特に自家製の魚沼十日町産コシヒカリを使った混ぜご飯おにぎりは絶品で、ふきのとう味噌と組み合わせた時の美味しさは格別です。

また、地元の野菜と身欠きニシンの煮物、山菜きのこ汁、甘さの増した雪下人参ゼリーなど、雪国の知恵が詰まった郷土料理も味わえます。

さらに野菜やきのこなどの天ぷらは食べ放題で、ブロッコリーやカリフラワーといった珍しい天ぷらまで楽しめるのも嬉しいポイント。

そして忘れてはならないのが、そば粉を活かしたシフォンケーキで、そばの香りを濃く感じる優しい甘さとなめらかな食感が、食後のひとときを特別なものにしてくれます。

日本人初のマエストロの称号を与えられたバリスタの第一人者である横山千尋さんが手掛ける十日町コーヒーも名物で、このオリジナルコーヒーは、店で自社栽培している「とよむすめ」というそばの実を焙煎してブレンドした、世界でここだけの一杯。ほのかなそばの香りと、酸味と甘みが絶妙に調和した味わいは、そば屋にも関わらずコーヒーがおすすめという驚きの一品となっています。

吉村崇・平成ノブシコブシ