2025年11月6日放送の【東野・岡村の旅猿27】千葉県でグランピングの旅で紹介した情報。

東京都心赤坂にある豊川稲荷東京別院は、曹洞宗の寺院、豊川閣妙厳寺の直轄別院です。神社と誤解されがちですが、寺院です。

江戸奉行の大岡越前守忠相公が、文政11年（1828年）に赤坂一ツ木にあった屋敷内に豊川稲荷のご分霊を祀ったのが始まりです。明治20年（1887年）に現在の元赤坂に移り、愛知県の本山から認められた唯一の直轄別院として、東京の信仰の中心地の一つとなっています。

別院が「稲荷」と呼ばれるのは、ご本尊の豊川吒枳尼眞天さまが稲穂を担ぎ白い狐に跨る天女の姿をされているためです。ご利益は商売繁盛、福徳開運、家内安全など、開運の福徳神として、織田信長公、豊臣秀吉公、徳川家康公といった武将や江戸時代の庶民から厚い信仰を集めてきました。境内には、大岡忠相公の位牌を安置した大岡廟もあります。

境内の奥にある融通稲荷は、金銭の融通、つまりお金に困らない福徳が叶うと言われ、多くの参拝客が訪れます。叶稲荷は、すべての悪縁を断ち切り開運招福を招いてくれると言われ、縁切りと良縁を願う方々から信仰されています。

豊川稲荷東京別院の境内には、見どころがたくさんあります。特に目を引くのは、狐の石像が並ぶ霊狐塚です。これは、ご本尊のお使いである狐を祀る場所で、かつては千体以上の狐像があったといわれています。神秘的な雰囲気は今も健在で、強い力を感じる場所です。境内には七福神の神様が祀られていて、七福神めぐりも楽しめます。金運アップを願って銭洗いができる弁財天や、災難を除き福をもたらすという招福利生大黒天などもあり、訪れる人々にさまざまなご利益をもたらします。歴史と信仰が息づくこの場所で、心静かに散策を楽しんでください。

壱番館 南行徳店は、東京メトロ東西線南行徳駅から少し歩いた住宅街に佇み、地元の人たちに30年以上にわたり愛され続けてきた老舗の喫茶店です。
もとは浦安の海楽で純喫茶として創業し、南行徳駅が開業した6年後の1987年にこの地で長く営業しています。現在は先代から引き継いだ二代目の店主が、昔ながらの落ち着いた雰囲気を大切に守り続けています。

このお店の最大の魅力は、喫茶店の枠を超えた驚くほどのメニューの豊富さです。本格的な炭火珈琲を看板にしていますが、ドリンク、デザート、そしてボリュームたっぷりの食事メニューまで、品数の多さにお客様は圧倒されます。

たっぷりのボリュームが嬉しいジャンボ・カフェ・オレは、大きなグラスに注がれたカフェ・オレは、カフェインとミルクの優しい味わいが疲れた体にしみわたり、多くの人に愛されています。

食事メニューでは、卵液がバゲットの中までしっかり染み込んだフレンチトーストがおすすめです。皮はカリッ、中はトロリと柔らかく、甘いはちみつと絡んで絶妙な口当たりです。シンプルながらもボリューム満点のフレンチトーストのほか、ロコモコ風などトッピングで味わいが変わるアレンジメニューがあるのも嬉しいポイントです。

ご飯ものとして注目したいのは、カフェ飯のようなおしゃれな盛り付けが目を引くアボカドサーモン丼です。ごはんの上にスモークサーモンと一口サイズのアボカド、オニオンスライス、刻み海苔がトッピングされ、スモークサーモンの塩気とアボカドのまろやかさが口の中でとけあう一品です。

ヘルシー志向の方には、ベーコン、レタス、トマト、玉子にアボカドが入って具材が溢れそうなほどぎっしり詰まったBLTAサンドもおすすめです。

デザートには、甘さ控えめなアールグレイの紅茶ゼリーが、紅茶アイスやホイップクリームと相まって爽やかな味わいで、食後の締めくくりにぴったりです。

PIST6 PUMPTRACK CHIBAは、千葉県千葉市の中心部にある千葉公園内に2024年4月にグランドオープンした、新しいタイプのスポーツ施設です。

施設には、国際規格を満たした本格的なアスファルト舗装のパンプトラックコースが常設されています。
パンプトラックの最大の魅力は、そのユニークな走行方法です。「パンプ」とは「押す」という意味があり、コースの起伏にできたコブの下り斜面で、ブランコを漕ぐような要領で体を使い、加重と抜重を繰り返すことでペダルを漕がずに加速する仕組みです。この上下運動のみで前へと進む体験は、まさに遊び感覚で楽しめます。

楽しみながら全身を使うため、日常生活にも大切なバランス感覚や体幹を自然と鍛えることができるのがうれしいポイントです。さらに、パンプトラックはMTB（マウンテンバイク）やBMX（バイシクルモトクロス）などの自転車だけでなく、スケートボードやインラインスケートなど、車輪が付いた様々な乗り物で楽しむことができます。

都心にありながら本格的な国際規格のコースを備えているので、初めての方からプロの選手まで、幅広いレベルの方が走行できる設計になっています。

手ぶらでも気軽に立ち寄って体験できるように、マウンテンバイクやBMXのほか、ヘルメットやプロテクターなどのレンタルサービスも用意されています。

パンプトラックは、世界各国でUCI（国際自転車競技連盟）公式のワールドカップも開催されているグローバルなスポーツです。施設では、プロ選手による迫力あるパフォーマンスショーやデモイベント、自身の成長を測れるタイム測定会なども不定期で開催されています。

コースを走らない時間も充実していて、千葉公園の広々とした芝生広場や、そばにあるスターバックスなどの周辺施設も利用できるため、一日を通してのんびりと過ごせるのも魅力的な場所です。

農業公園ぽんぽこ村は、千葉県木更津市に広がる自然豊かな農園です。都心から車で約1時間とアクセスも良く、都会の喧騒を離れて本物の土に触れる貴重な体験ができます。
ここでは、一年を通して約70種類もの野菜や果物、ハーブが大切に育てられています。

ぽんぽこ村では、一般的な観光農園とは少し違った、ありのままの自然を体験できます。例えば、畑にはミミズやバッタといった虫たちがたくさんおり、野菜の葉っぱが虫に食べられていることもあります。
これは除草剤などの化学物質を一切使わずに育てている証拠で、これこそが「本物の自然」の姿だと伝えています。特に収穫体験では、「畑の先生」と呼ばれるスタッフが優しく案内してくれるので、農業初心者やお子さんも安心して参加できます。
また、子どもたちに本物の自然に触れてほしいという思いから、小学生以下のお子さんは基本的に収穫体験が無料となっています。

一番人気の体験は、旬の野菜を収穫する旬の野菜収穫体験です。季節によって収穫できる種類は変わりますが、畑には常に彩り豊かな野菜が実っています。例えば、夏には完熟のトマトや大きなスイカ、秋には甘みたっぷりのさつまいも（紅はるか）や粒が大きくて甘い落花生（おおまさり）など、その時だけの味覚を楽しめるのが魅力です。

収穫体験の後は、敷地内のバーベキュー（BBQ）施設で採れたての野菜を味わうことができます。
庭園内の指定場所や、雨の日も安心な室内休憩所で、新鮮な食材をその場で調理できるのが魅力です。
BBQコンロの貸し出しはもちろん、包丁やまな板などのキッチン道具も借りられるので手軽に利用できます。

手打そば茶屋 九拾九坊は、千葉県君津市の歴史ある土地に静かに佇むお蕎麦屋さんです。二百年以上前の江戸時代に建てられたという格式高い古民家を、風情を残して改装した店内は、ほっとできる落ち着いた空間です。

店名の「九拾九坊」は、お店の近くにある「九十九坊廃寺阯（くじゅうくぼうはいじあと）」という史跡に由来するといわれています。

亭主のこだわりは、蕎麦の品質、つゆ、そして水、そのすべてに行き届いています。蕎麦粉には国内産のものを厳選し、石臼で挽いた粗粉を使っています。
これにより、蕎麦本来の豊かな香りと力強い食感が生まれるのです。また、つゆには化学調味料を一切使用せず、基本の「かえし」のみで仕上げており、体にやさしく、素材の味を大切にしたものを提供されています。

このお店ならではの大きな特徴は、蕎麦打ちに欠かせない「水」へのこだわりです。お店の敷地内の庭園に掘られた湧き水、または地下水を使っており、その清らかで良質な水が蕎麦の風味を格段に引き立てる秘訣になっています。

お店の看板メニューの一つには、穴子丼セットがあります。ふっくらと揚げられた穴子の天ぷらを、こだわりのつゆでいただく丼と、手打ち蕎麦のせいろが両方楽しめる、贅沢な人気メニューです。

他にも、蕎麦そのものの風味を存分に味わえるせいろはもちろん、海老や季節の野菜の天ぷらが添えられた天せいろは、サクサクの食感とコシのある蕎麦のコントラストが楽しめると好評です。
さらに、蕎麦の香りをダイレクトに感じられるそばがきは、素朴ながらも奥深い味わいがあります。

そして、涼やかな味わいが魅力のつけとろもおすすめです。とろろと蕎麦つゆが絶妙に絡み合い、のど越しの良さから特に暑い時期に人気を集めています。

お食事の後の楽しみには、素朴な甘さが嬉しいそばぜんざいもあり、最初から最後まで蕎麦の恵みを堪能できます。

千葉県の富津市と鋸南町の境にある鋸山は、ノコギリの歯のような険しい稜線が特徴の標高329メートルの山。東京湾を一望できる絶景と、古くから続く歴史が魅力です。

山頂付近にある乾坤山日本寺は、約1300年前の神亀2年（725年）に聖武天皇の勅詔を受けた行基菩薩が開いた関東最古の勅願所です。
開山当初は七堂十二院百坊を誇る大きな寺院で、良弁、空海、円仁といった名僧が滞在しました。源頼朝は石橋山の戦いに敗れた後、日本寺で武運を祈願し蘇鉄を手植えしました。足利尊氏も国家安寧を祈願するなど、日本の歴史の転換点となる出来事の舞台にもなっています。

番組でロケを断念した山頂展望台にある「地獄のぞき」は、垂直に切り立った岩壁の先端から谷底を覗き込むように張り出していて、スリル満点の眺めが楽しめます。
東京湾の向こうには三浦半島や富士山が見渡せ、空気が澄んだ日には格別な景色です。この景観は、ノコギリのような形の自然の造形と、江戸時代から盛んに行われた房州石の採掘によって生まれました。
かつて金谷の総人口の8割が石材業に従事し、ここで切り出された房州石は、加工しやすく耐火性に優れるため、横浜港や靖国神社、早稲田大学など、日本の近代化を支える建築資材として広く利用されました。
山全体に残る石切場跡は、巨大な美術作品のような迫力があります。

日本寺の境内には、数々の石像があります。中でも、日本一の大きさを誇る磨崖仏の御本尊、薬師瑠璃光如来は、病苦を救う仏様として信仰を集めています。
隣には、高さ約30メートルの百尺観音像が世界平和を祈願しています。約21年かけて彫られた千五百羅漢石像群は、さまざまな表情や姿で参拝者を見守っています。

笑楽の湯は、千葉県の房総半島、安房郡鋸南町佐久間にある町営の日帰り温泉施設です。

東野幸治・岡村隆史・ナインティナイン・ウド鈴木・キャイ〜ン