2025年7月6日放送の【華丸丼と大吉麺】博多華丸・大吉さんがロケで紹介した、かき氷のお店は『阿左美冷蔵』です。

阿左美冷蔵 寶登山道店は1890年（明治23年）に創業した天然氷の蔵元直営のお店で、埼玉県秩父郡長瀞町にあります。もともとは卸の氷を扱う蔵元として始まり、かき氷店は1992年に皆野町に金崎本店、2006年に寶登山道店がオープンしました。長い歴史を誇るこのお店は、埼玉県唯一の天然氷蔵元直営店として知られており、全国でも現在わずか6軒だけという、貴重な天然氷の蔵元です。優れた埼玉県の美しい景観づくりに寄与することを目的として実施された「彩の国景観賞」を2009年に受賞した美しい建物も特徴のひとつです。

このお店でしか味わえない特徴として、宝登山で作られた天然氷を使用していることが挙げられます。この天然氷を作るため冬場は、湧き水の源流に近い高野沢地区の麓で氷を育てており、阿左美冷蔵の氷は山の腐葉土の層を1〜2か月間かけて通り濾過された伏流水を使用しているため、ミネラルが豊富で、かすかに甘みもあります。製氷が行われるのは、12月～2月にかけての真冬で、秩父の山深くに巨大な氷池を構え、そこに清冽な伏流水を引きいれて、自然のままに凍らせていきます。また、無添加の天然シロップを使っていることも大きな特色です。

お店の一番人気の料理は蔵元秘伝みつです。和三盆をじっくり煮詰めて作った秘伝のみつは上品な味わいで、天然氷のピュアなおいしさを引きたててくれます。四国阿波和三盆を使用したシンプルな蜜で、氷の食感や水のうまみを味わっていただきたく、また、日本古来のかき氷を再現したいと思いたどりついた自家製のシロップです。秘伝みつは淡い黄金色で優しい甘さが楽しめます。これに別添えの黒蜜にくわえ、あずき粒あん、抹茶あん、白あんからお好みで1つを選べる餡が付いているので、少しずつ味の変化を楽しみながら味わいたい逸品です。

人気メニューにはいちごみるくや季節のフルーツシロップも豊富にそろっています。いちごミルクの味は師匠も絶句するほどの激盛りのかき氷で、真横から見ると30cm近い高さがあります。また、阿左美冷蔵 寶登山道店での冬のお勧めと言えば寶登山道店の限定商品である「柿と柚子のかき氷」で、干し柿をペーストにしたシロップと柚子のシロップは絶品と評判です。数量限定の「柚子とみかんのかき氷」では、色が薄いのが柚子、濃いのがみかんで、シロップとかき氷が絶妙に合わさりサッパリしていてとても美味しく、みかんもシロップの味が濃いと人気があります。さらにふるふると柔らかく蕩けるような水ようかんは、口の中の体温で溶けるように崩れ、風味を残しつつ舌の上で消えていきますという水羊羹も名物の一つで、季節を問わず多くの方に愛されています。

博多華丸・大吉