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調布駅「玉乃屋」
昭和の時代に先代が店を開き、平成に入って有限会社となり、現在の社長が修行を重ねた後、本格的な手打ち蕎麦の店として営業を続けています。
深大寺山門から釈迦堂へ続く坂道を登った先、都立神代植物公園の深大寺門の目の前という緑豊かな環境に佇んでいます。
杉皮屋根の趣ある外観と、木々に囲まれた開放的な雰囲気が印象的で、店の前には巨木が屋根を突き抜けるように立っており、四季折々の自然を感じながら食事を楽しめる空間となっています。
このお店の一番の特徴は、石臼挽き自家製粉にこだわった十割蕎麦です。農家が丁寧に作った蕎麦をお客様に一番美味しい形で届けることをモットーとし、蕎麦粉だけで打ち上げる本格的な蕎麦を提供しています。

店頭には毎日その日使用する蕎麦の産地が表示されており、透明性の高い姿勢が評価されています。また、外席が多く、天候の良い日には森の中で涼しい風を感じながら食事ができるのも大きな魅力です。冬季には焚き火が用意され、暖を取りながら蕎麦を味わうこともできます。
お店で一番人気なのは細打ちせいろです。
繊細な細麺でありながら蕎麦の力強さと旨味をしっかりと感じられる逸品で、つなぎを一切使わない十割蕎麦でありながら、つるりとした喉越しとしっかりとしたコシを併せ持っています。
噛むたびに蕎麦の甘味と風味が口いっぱいに広がり、そば本来の味わいを存分に堪能できます。蕎麦つゆは少し甘めでダシが効いており、薬味のネギやわさび、大根おろしとの相性も抜群です。
その他の名物としては、きしめんのような太さが特徴的な太打ち田舎があり、もちもちとした食感と強いコシで食べ応えがあります。
粗挽きした蕎麦粉を使用することで田舎蕎麦の醍醐味を味わえ、一口ごとにそばの香りが鼻腔をくすぐります。
濃厚な鴨肉のつけ汁で蕎麦をいただく鴨せいろも人気で、ジューシーな鴨肉と柚子の風味が効いた温かいつゆが十割蕎麦とよく合います。
海老や茄子、ししとう、海苔などの天ぷらが付いた天せいろも評判が高く、ごま油の良い香りがする揚げたての天ぷらは蕎麦との相性が抜群です。春夏秋冬で旬の食材を使った季節のかわりそばも用意されており、何度訪れても新しい味わいに出会えます。
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







