城東駅「べ~かり~ honey moon」
自宅の1階をリノベーションした、こぢんまりとした空間に、日々50種類以上のパンが並びます。そのほとんどが税込み100円。
「いつかワクワクしながらトレイいっぱいにパンを選べるお店を開きたい」という、子どもの頃からの夢をそのまま形にしたようなお店です。
望月信一さん
オーナーの望月信一さんには、幼い頃にトングで好きなパンを選ぶスタイルのお店に初めて入り、ずらりと並ぶパンに心を奪われた鮮烈な記憶があります。
しかし、その感動は長い間ひそかに胸の奥にしまわれたまま。高校卒業後は塗装業や薬品販売、営業職など様々な仕事を経験し、35歳でのリストラという苦境を味わい、1日1食しか食べられない時期も過ごされたといいます。
そんな折に出会ったのが、現在の妻・久美さんです。「この人となら人生をやり直せるかも」と感じた信一さんは、運送会社に就職してトラック運転手として再スタート。38歳で結婚し、三人の娘さんにも恵まれ、毎朝3時起きで20年近くハンドルを握り続けました。
転機は6年前に訪れます。椎間板ヘルニアを患い、運転手を続けることが困難になったのです。人生を見つめ直した信一さんが選んだのは、幼い頃の感動を出発点とした「パン屋さんへの挑戦」でした。
55歳で運送会社を退職し、近所のパン店でゼロからおよそ4年間の修業を積んで、2025年10月、ついにべ~かり~ honey moonをオープンさせました。

店内に並ぶパンはすべて無添加で手づくり。
夜明け前の朝4時から仕込みを始め、運転手時代に体に刻まれた早起きの習慣がそのままパン職人の朝のリズムになっています。
小麦本来の素朴な甘みとふんわりもちっとした食感が特徴で、「懐かしい味がする」と常連さんから喜ばれています。会計後はセルフでビニール袋に詰めるスタイルも、肩の力が抜ける気取りのなさが魅力のひとつです。
看板商品はくるみパン。
やわらかな生地にクルミの自然な甘みがそっと溶け込んだ、シンプルだからこそやみつきになる一品です。
まるっこチーズはバゲット生地で包まれたとろけるチーズが贅沢で、焼きカレーパンは揚げずに仕上げているためさっぱりと食べられます。
そして、高菜・チーズ・あんの3種類があるおやきパンは、外はパリッ中はもちっとした食感で、複数まとめて買っていくお客さんが続出するほどの人気ぶりです。
「ご近所の憩いのパン屋さん」を目指して、今日も夫婦二人三脚で焼き続けるパンたちが、前橋の住宅街の一角に幸せな香りを届けています。
- ほとんどのパンが税込み100円
| 住所 | 群馬県前橋市文京町3-9-8 |
|---|---|
| 電話 | 不明の為情報お待ちしております |
[記事公開日]
[最終更新日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







