カフェ彦兵衛
この地は江戸時代から明治時代にかけて北前船の交易で栄え、大正時代には「日本一の富豪村」と称されるほど繁栄しました。現在も重要伝統的建造物群保存地区に指定され、かつての豪商たちの面影を色濃く残しています。
このカフェは、加賀四大船主のひとつである久保家ゆかりの建物を丁寧にリノベーションしたもので、店名は橋立五大船主の一人に数えられる「久保彦兵衛」の名にちなんで付けられました。
2022年11月のオープン以来、北前船の歴史を感じながらゆったりとくつろげる空間として、多くの方に愛されています。
平塚覚さんと久美さんのヒストリー
このカフェを営むのは、東京から移住された平塚覚さんと久美さんのご夫婦です。社会科の教師を目指していた覚さんは、幼い頃から歴史好きで、大学でも歴史を学びました。
しかし東京での教師の夢は叶わず、タイヤメーカーに就職し、その後39歳で自動車教習所の講師に転職されました。転機が訪れたのは6年前、「このまま定年を迎えて幸せになれるのか」という問いが胸に浮かび、「東京を離れ、歴史を身近に感じられる場所で何か新しいことをはじめたい」と強く思うようになりました。
石川県出身の久美さんも賛成し、お二人は伝統的な街並みが残る場所を探して全国各地を巡りました。そして4年前、橋立町で売りに出された北前船の元船主・久保彦兵衛の分家の屋敷に出会い、200坪の敷地に母屋と小屋、蔵が並ぶ建物に一目惚れ。2022年に橋立町へ移住を果たしました。
町の歴史や文化、人々の暮らしを調べるうちに、「歴史ある橋立の町をもっと多くの人に知ってもらいたい」という思いが募り、自宅の小屋をリフォームしてカフェをオープンされたのです。
店内には、久保家の土蔵から見つかった貴重な北前船主の資料が常設展示されており、まるで小さな私設資料館のようです。
愛犬と一緒に店内に入れる席を設けているため、愛犬家の間で人気が広がり、遠方からも多くの方が訪れるカフェです。
お店の大きな魅力のひとつが、コーヒーへの並々ならぬこだわり。
世界中から厳選した生豆を店内で自家焙煎し、一杯ずつ丁寧に淹れるロースターとしても機能しています。
特に、コーヒーの抽出には「点滴ドリップ」という手法を採用していて、一滴ずつゆっくりと時間をかけて落とすことで、雑味の少ない、すっきりとした深い味わいを実現しています。
オリジナルブレンドの橋立船主五人衆珈琲は、橋立五大船主にちなんで名付けられたもので、異なる風味の計6種類が揃い、
特に濃い味わいの久保彦など、それぞれの個性を楽しむことができます。北前船の時代に思いをはせながら味わう珈琲は格別です。
お食事メニューでは、現在はラーメンに力を入れています。
オープン当初は加賀特産の丸いもを練り込んだうどんや蕎麦が看板メニューでしたが、ラーメンの注文が圧倒的に多いため、北海道産の昆布と煮干しをベースにした出汁が自慢のラーメンを新しい橋立の名物として提供しています。
中でも、贅沢な一杯の宝船ラーメンや、新名物として考案された橋立ラーメンが人気です。橋立ラーメンは大きな帆立と合鴨がコラボレーションした醤油ラーメンで、煮干し、昆布、帆立に豚肉と合鴨を合わせた深い味わいが特徴です。
他にも、北海道産のホタテをふんだんに使ったホタテラーメンや、がっつりと食べ応えのある国産牛皿定食も用意されています。
また、北前船をイメージして作られた北前船サンドは、船体を思わせる形のパンがかわいらしく、ドリンクとセットで楽しめます。石川県名産のふぐの子のだし茶漬けなど、地元の食材を活かしたメニューも充実しており、どれも丁寧に作られています。
| 住所 | 石川県加賀市橋立町ラ63 |
|---|---|
| 電話 | 080-8498-7517 |
※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。
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| 住所 | 石川県加賀市橋立町ナ−40番地 |
|---|---|
| 電話 | 080-8498-7517 |
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[最終更新日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
