秋田の漬物・がっこ食堂「GaccoChacco処、道」
店主の佐藤香織さん
店主の佐藤香織さんは、五城目町で生まれ育ち、子どもの頃から祖母が作る漬物に親しんできました。祖母が友人たちを招いて漬物を囲みながらお茶を飲んでおしゃべりする「がっこちゃっこ」の輪に加わった記憶は、今も香織さんの心に温かく残っています。
短大卒業後は福祉施設で生活相談員として働き、27年間にわたる在宅介護の経験を積んできました。高齢化率が50%を超えるこの町で、誰もが気軽に集まり笑顔になれる居場所の必要性を深く感じていた香織さんにとって、このお店を立ち上げることは自然な流れだったのかもしれません。
このお店の誕生には、香織さんの母であるミネ子さんの存在が欠かせません。ミネ子さんは家族に受け継がれてきた漬物の味を守り続け、周囲から「漬物上手」として親しまれてきました。
会社を定年退職後は、500年以上続く五城目朝市で手作りの漬物を販売し、その味は評判を呼んでいました。しかし約5年前、食品衛生法の改正により、加工所がなければ漬物の販売ができなくなるという大きな転機が訪れます。
このままでは母の漬物が食べられなくなり、朝市から「がっこ」の店が消えてしまうという危機感を持った香織さんは、一念発起しました。知り合いの実家を購入して店舗に改装し、厨房の奥にはミネ子さんの漬物加工所も併設して、2024年5月に『GaccoChacco処、道』をオープンさせたのです。
店内は木のぬくもりを感じられるアットホームな空間で、町の補助金を活用して新品の冷蔵庫や壁紙、床シートを整備しました。
カフェと漬物加工場が併設されている点が大きな特徴で、ここで作られる自家製漬物は店内で販売されるほか、五城目朝市でも販売され、地域の伝統を守る役割を担っています。シニア世代の母が元気に働く姿は、何歳になっても輝ける場所があることを体現しています。
お店の看板メニューは今日の定食です。肉や魚料理がメインと思いきや、主役は母が作った約50種類のお漬物。
例えば3人連れのお客様なら食べ比べができるよう、3種類を用意するなど、漬物を通じて楽しい時間を過ごす「がっこちゃっこ」の想いが込められています。雪深く長い秋田の冬を乗り越えるための知恵として受け継がれてきたがっこは、単なる副菜ではなく、人々の暮らしに根付いた大切な保存食です。
素朴でありながら素材の持ち味を最大限に引き出したその味は、地元の方々はもちろん、遠方から訪れる人々にも「おふくろの味」として愛されています。
営業時間は午前10時から午後3時まで、不定休で営業しています。
地元の食材を使った手作りの料理が楽しめ、訪れた人々が季節の漬物とともに食事を楽しみながら、ゆっくりとお茶の時間を過ごすことができます。
- 母の故郷の味『漬物』を受け継ぐ定食
- 50種のバリエーションのがっこ
ホームページ
| 住所 | 秋田県南秋田郡五城目町上町277−91 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
