【人生の楽園】羅臼昆布・漁師の素泊まり宿『コブステイ』北海道 羅臼町の情報

【人生の楽園】羅臼昆布・漁師の素泊まり宿『コブステイ』北海道 羅臼町の情報
放送の【人生の楽園】ふるさとの魅力 再発見の宿SP~で紹介した、漁師町の素泊まり宿は『コブステイ』です

漁師町の素泊まり宿「seaside cottage KOBUSTAY(こぶすてい)」

『KOBUSTAY』は、世界自然遺産・知床半島の東側に位置する羅臼町で、2025年2月に誕生した1日1組限定の貸切素泊まり宿です。

根室海峡に面したこの宿を営むのは、現役の羅臼昆布漁師である加瀬基敏さんと、浜仕事を共にする妻の里紗さんご夫妻。
宿の名前は、この町を代表する特産品「羅臼昆布」の「こぶ」と「ステイ」を組み合わせた親しみやすい呼び名で、羅臼での暮らしをゆったりと体験してほしいという思いが込められています。

宿オープンまでのエピソード
地元出身の基敏さんは昆布漁師の父に幼い頃から手ほどきを受けて育ち、6年前には父から漁業権を受け継ぎました。一方、里紗さんは札幌出身で、東京の大学卒業後にベンチャー企業に勤めていましたが、25歳の時に羅臼町観光協会の事務局長公募に応募し、その座を勝ち取ります。漁師の仕事場や漁港を見学するうちに基敏さんと出会い結婚、3人の娘を育てながら昆布の仕事をイチから学んできました。しかし近年、温暖化の影響か海の環境が少しずつ変化し、昆布の未来に不安を感じた里紗さんが「他にも何か始めなきゃ」と決意。羅臼昆布の仕事や魅力を伝える場として、この宿を開業されました。移住者目線でのきめ細やかなおもてなしが評判で、漁業を主な生業としながらも、羅臼の魅力を多くの人に伝えようとする姿勢が宿全体に息づいています。

この宿の最大の魅力は、現役の昆布漁師であるオーナーご夫婦から、羅臼の海の文化を直接感じられること。

モスグリーンの外観と暖簾が目印の建物は、1階が作業場兼レクチャースペース、2階が宿泊スペースという明快な構造。1階には昆布漁の漁具が展示され、昆布に関する冊子やパンフレットも用意されています。

事前予約をすれば、羅臼昆布漁について学んだり、最高級の羅臼昆布を使った出汁のテイスティング、昆布洗いや天日干し、昆布の周りのヒレのような薄い部分を取り除くヒレ刈りといった本格的な昆布加工作業を体験することもできます。

職人さんだけが使う専用のはさみで昆布を美しく整える職人技術体験など、ここでしかできない特別な思い出作りが可能です。
宿泊しない方も体験プログラムに参加できるのも嬉しいポイントで、オーナーからその季節ならではの獲れたての海の幸が差し入れされるといった、漁師町ならではの心温まるおもてなしも魅力のひとつとなっています。

2階の宿泊スペースからの眺めは格別で、窓の外には羅臼の海が遠くまで広がり、根室海峡を一望できます。天気の良い日には遠くに北方領土の国後島が見え、運が良ければオジロワシやオオワシといった野鳥、シャチやマッコウクジラなどの野生動物に出会えることもあります。
冬には国後島から昇る朝日が流氷を照らす幻想的な景色も楽しめ、世界自然遺産の地ならではの贅沢な時間を過ごせます。観光のために用意された舞台ではなく、仕事のための景色が続く窓の外は、滞在が海の眺めに留まらず、海と浜の働く気配に触れる特別な体験となります。

素泊まり宿ですが、ダイニングには調理道具や調理家電が充実しており、漁師飯の自炊を楽しむことができます。

冷蔵庫には昆布のおつまみ、お米、食材、北海道ならではのサケ節などの調味料が用意され、夕食と朝食の両方が作れるようになっています。
漁師さん直送の新鮮なお刺身も用意され、それぞれの食材には付箋が貼られており、何の魚介類か、どうやって調理するかがわかるようになっています。

1棟貸切で最大6名まで宿泊できるため、家族や友人とプライベートな空間でゆったりと知床羅臼の魅力を満喫できます。

  • 羅臼昆布
  • 冷蔵庫には漁師からの差し入れとして新鮮な食材が たっぷり!

ホームページ・宿泊予約

KOBUSTAY|seaside・羅臼昆布・貸切宿 |

KOBUSTAY(こぶすてい)は知床世界遺産・羅臼の海沿いに立地する新しい貸切宿です。羅臼昆布の漁業体験などができる和風のおしゃれなコテージです。

kobustay.com

ページを見る

住所 北海道目梨郡羅臼町春日町38
電話 090-3672-0782

※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。

菊池桃子・小木逸平

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[最終更新日]

この記事の作者・監修

Activi TV

こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!

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カテゴリー: 人生の楽園
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