【人生の楽園】姉妹の薪窯パン『製材所のパン屋』長野県松本市のお店情報

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放送の【人生の楽園】、向井亜紀子さん・圭子さんの~思い出の製材所 姉妹の薪窯パン~で紹介した、お店は『製材所のパン屋』です

姉妹の薪窯パン「製材所のパン屋」

『製材所のパン屋』は、長野県松本市奈川の標高1200メートルの山里に佇む、ベーカリーです。

かつて林業で賑わっていたこの地で、父親が営んでいた製材所が時代の流れと共に廃業した後、その思い出深い建物と大量に残された材木に新たな命を吹き込もうと、向井亜紀子さんと妹の圭子さん姉妹が2021年にオープンしました。

「材木は建築用材にはなれなかったが、代わりに食べ物の命を生み出せるのであれば、父もきっと許してくれる」という亜紀子さんの想いから生まれたこの店は、製材所の木材を燃料として使用する手作りの石窯でパンを焼くという、スタイルが特徴です。
姉が薪窯での焼成を担当し、妹がパンの開発と仕込みを手がけるという絶妙な役割分担で、心温まるパンづくりを続けています。

お店は国道158号線から奈川方面へ入り、山深い県道26号線を進んだ先にある製材所跡は、一見するとどこにパン屋があるのか分からないほど製材所そのままの佇まいですが、小さな看板を頼りに玄関のような場所に足を向けると、そこには約30〜50種類ものパンが漆器の上に美しく並ぶ販売スペースが広がっています。

石窯で焼き上げるパンは、ブドウから採った天然酵母と国産小麦、マスコバド糖や奈川産の食材など厳選した素材を使用し、外はパリッと香ばしく、中はもっちりとした独特な食感が楽しめます。どのパンにもブドウ酵母による優しい甘みが感じられ、薪の香りが移った風味豊かな味わいが印象的です。

最も人気の高い食パンは、トーストにすると噛めば噛むほど甘みが増し、シンプルながら素材の良さが存分に味わえる看板商品です。
地元の食材をふんだんに使用したりんご食パンは、奈川産のりんごがたっぷりと練り込まれた贅沢な一品で、信州らしい素朴さと上品な甘さが調和した味わいが多くのお客様に愛されています。

本格的なフランスパンの技法を取り入れたカンパーニュは石窯ならではの風味と食感が楽しめ、独特なもちっとした食感のクロワッサンは小麦の香りと優しい甘味が特徴的です。

創作パンでは、エゴマの風味がしっかりと効いたエゴマ入りカレーパンや、マカダミアナッツがごろっと入ったリュスティック、懐かしい味わいのコーヒー牛乳ぱんなども人気を集めています。

季節の味覚を活かしたグミの実・ルバーブジャムのパイいちじく グリーンレーズン くるみのロデブ、奈川産そば粉を使ったさな粉のかるかんなど、地域の食材を大切にした個性豊かなラインナップも魅力です。さらに予約制で提供される石窯焼きのマルゲリータミックスピザは、山旅の途中で持ち帰ってもおいしさが続くと評判の看板メニューとなっています。

営業日は金曜日・土曜日・日曜日・祝日のみの週3日限定で、営業時間は午前9時30分から午後6時まで(売り切れ次第終了)。松本市内からは車で約1時間30分ほどの道のりですが、乗鞍高原や上高地方面への観光途中に立ち寄る方も多く、スーパーへ行くにも車で30分以上かかるという山里で、地元の人々にとってはかけがえのない憩いの場となっています。


食べログ
  • りんごパン
  • おやまのぱん
  • カンパーニュ
  • 営業日 金・土・日曜
    営業時間 午前9時30分〜午後6時
    ※商品が無くなり次第終了
  • 50種類ほどのパン
  • 信州名産のりんごパン
  • 台所がパン工房
  • 製材所の材木を無駄にしないように燃料にして石窯でパンを焼く
製材所のパン屋

製材所のパン屋 – かつて製材所だったパン屋です

元は製材所 今はパンのお店 「製材所のパン屋」  太陽のエネルギーと製材所が遺したバイオエネルギーの力を借りて…

seizaipanya.wordpress.com

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住所 長野県松本市田ノ萱3904-1
電話 0263-79-2212

※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。

菊池桃子・小木逸平

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この記事の作者・監修

Activi TV

こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!