母ちゃんの味!春巻き 金沢駅「はるまき家」
このお店の物語は、一人の母親の愛情から始まりました。北海道函館市出身の佐藤千鶴子さん(通称母ちゃん)は、30代で離婚を経験し、9歳の長男と生後半年の次男を連れて金沢へ移住しました。働き詰めの毎日を送りながらも、子どもたちのために自らに課したことがありました。それは「どんなに大変でも温かいものを作ってお腹いっぱいに食べさせる」ことでした。息子たちを独立させた後、古希を迎えた千鶴子さんが「人生は一度きり、どうせなら好きなことに挑戦したい」と思い立った時、次男の大輔さん(愛称「はるまき王子」)が背中を押したのです。医療機器メーカーで営業として2度全国No.1の成績を収めた大輔さんが脱サラし、70歳で新たな挑戦を始めた母ちゃんの夢を支えることになりました。
『はるまき家』の最大の特徴は、母ちゃんが40年以上にわたって作り続けてきた思い出の春巻きを提供していることです。このレシピは、野菜嫌いだった息子たちに「なんとか野菜を食べてほしい」という母心から生まれました。石川県産のひき肉は細挽きと粗挽きの2種類を使ってジューシーに仕上げ、たっぷりの野菜とシャキシャキ食感が残るもやしが特徴です。子どものお客さんがヤケドをしないよう、とろみは控えめにするなど、細やかな配慮も込められています。
お店では常時5~6種類の味を用意しています。人気のしょうがは、あえて大きめに切った刻み生姜がピリッとした辛味と香りでアクセントとなり、食べると明日への活力が湧いてきそうな元気の出る一品です。母ちゃんが約40年かけて守り続けてきた伝統のしょうゆベース味いつものは、まさに”母ちゃんの味”がぎゅっと詰まった定番の一本で、シャキシャキ野菜がたっぷりと楽しめます。
その他にも、石川県大野町の醤油蔵の味噌を使った大葉みそは、大葉の爽やかな香りが口の中に広がる動物性食材不使用の一品です。母ちゃんが作る2日目のカレーを使ったカレーは、じっくりコトコト煮込んださとお家自慢の深い味わいが楽しめます。とろりとしたチーズをたっぷり贅沢に入れたカレーチーズは、スパイシーなカレーとの組み合わせがたまらず、お子さんにも大人気です。
さらに注目なのが、加賀野菜の一つである五郎島金時を使った五郎島金時です。この期間限定のスイーツ春巻きは、動物性食材を使用せずヘルシーに仕上げながらも、スイートポテトのような甘さが楽しめるデザート感覚の逸品として、お取り寄せ限定で提供されています。
ご注文を受けてから揚げるスタイルで、外はパリッと中はジューシーな揚げたての熱々をいつでも味わうことができます。油は毎日交換するなど品質にも徹底的にこだわり、自宅で温め直せるレシピも提供されているため、手土産にもぴったりです。
ホームページ
| 住所 | 石川県金沢市広岡1-1-1 金沢百番街 あんと西 1F 百番キッチン |
|---|---|
| 電話 | 090-1632-2481 |
菊池桃子・小木逸平
[記事公開日]
[最終更新日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!






