2025年12月30日放送の【ヒューマングルメンタリー オモウマい店】名古屋で紹介した、ラーメン300円・注文の早い中華料理店のお店は『水月楼』です。

水月楼は名古屋市中区平和にある創業51年の昭和の風情を色濃く残す町中華です。

お店は、名古屋市営地下鉄名城線の東別院駅から歩いて2分ほどの裏通りに店を構えています。色褪せた黄色いテントと手書きのメニュー看板が目印で、平日の昼間のみ営業する知る人ぞ知る名店です。

店内に足を踏み入れると、昭和から時が止まったかのような空間が広がり、キャンディーズのポスターなど当時のままの内装が懐かしさを誘います。
年配のご主人がワンオペで営む店では、入店するとすぐに注文を求められるのがルールで、決めるのが遅いとご主人に一喝されることもあるというエピソードが、常連客の間では愛嬌として語られています。

この店の最大の特徴は、時代を超越したかのような驚きの昭和価格。

ラーメンが300円、チャーハンが350円という信じられない値段設定で、地域のサラリーマンや常連客から絶大な支持を得ています。
2品注文すると50円引きになるサービスもあり、お会計は入口の棚にお金を置くだけという昭和の良き時代を彷彿とさせるシステムです。

人気は肉ラーメンで、ラーメンの上に中華風あんかけがたっぷりとかけられた一品です。
野菜と豚肉がたくさん入ったあんかけは熱々で、柔らかめの中華麺とよく絡み合います。

スープは塩味がやや立っているものの、たっぷりの野菜と豚肉の旨味が溶け込んで、最後までずっと熱いまま楽しめるのが特徴です。

鶏球飯はカイコウハンと読み、鶏の唐揚げに野菜あんかけをかけたご飯もので、読みにくさもあって注文する人は少ないものの知る人ぞ知る逸品です。

カレーチャーハンやカレー中華飯も常連さんに愛されており、カレーの風味が効いた独特の味わいが楽しめます。

また五目そばは、柔らかめの普通の中華麺に野菜と豚肉がたっぷり入ったスープで、野菜の旨味が染み出したやさしい味わいが特徴です。

中華飯は野菜あんかけがたっぷりかかったご飯もので、こちらもワンコインで楽しめるお値打ちメニューとして人気があります。

ヒロミ・小峠英二・宮川大輔・吉村崇・平成ノブシコブシ・若槻千夏・藤本美貴・田中樹・片寄涼太