【なりゆき街道旅】鎌倉で巡ったロケ地・お店まとめ〔光石研〕

2025年8月3日放送の【なりゆき街道旅】ハナコと、光石研さんがゲストで紹介した、鎌倉のロケ地・お店をまとめて紹介します。

納言志るこ店は昭和28年（1953年）に創業した歴史ある甘味処で、古都鎌倉で長く愛され続けている名店です。鎌倉駅から徒歩2分という便利な立地にありながら、小町通りと若宮大路を結ぶ細い路地にひっそりと佇んでいます。

地元で多くの人々に親しまれ続ける老舗で、鎌倉文士の大佛次郎も通ったといわれています。2代目の女将が毎朝羽釜で炊き、ふっくらと仕上げる小豆にこだわった甘味は、70年余りの間、変わらぬ美味しさで多くの人々に愛されています。

このお店にしかない特徴は、今のオーナーが先代から受け継いだ方法で煮るふっくらとした粒あんを使った甘味です。女将が大納言小豆を鍋につきっきりで2時間煮込んで作られた田舎しるこは、北海道の大納言を使用し、粒を残して丹念に煮つめた逸品で、しつこくない甘さと小豆そのものの味を楽しめる仕上がりとなっています。

人気は田舎しるこで、甘さ控えめでとっても美味しく、たっぷりのしるこが自慢です。創業以来変わらぬ小豆たっぷりのおしるこが自慢で、大きなお椀に注いだ田舎しるこは甘さも程よい絶品となっています。椀いっぱいに盛られた粒あんの中には、焼いた餅がひとかけら入っており、粒あんの多さと甘すぎない味がちょうど良く、多くの人に愛される理由となっています。お汁粉には緑茶と香の物が付いてくるのも嬉しい心配りです。

こしあんを使用した御膳しるこや、夏の暑い日にぴったりの氷あずきや宇治金時などのかき氷メニューも充実しています。

夏の定番メニューのかき氷は、定番の氷あずきから宇治金時、ミルク金時など、暑さを楽しめる美味しさが揃っています。クリームぜんざいは小豆の粒を一つ一つしっかり楽しめて、バニラアイスクリームのクリーミーな甘さの逸品で、クリームあんみつは、みかん、もも、パイナップルなどの果物がたっぷり入って、自慢のあんこにみつ豆、アイス、そして黒蜜と、昔ながらのあんみつとして人気を集めています。

あんみつ、みつまめの蜜、寒天も手作りで、素材に対するこだわりが感じられる一品一品となっています。

「鎌倉不思議立体ミュージアム」は、2025年4月25日に鎌倉小町通りの商業施設「あいざ鎌倉」の3階にグランドオープンしました。

錯視立体アーティストとして世界的に知られる杉原厚吉氏の作品を間近で見て、触れて、体験できる、世界で初めての常設ミュージアムです。

杉原氏の専門は数理工学で、ロボットの目の研究から発展して、不可能図形のだまし絵を立体化する技術を確立し、立体錯視の分野で数々の賞を受賞されています。

このミュージアムでは、杉原氏の代表作をはじめ、鎌倉をテーマにした新作まで、約50点の作品が展示されています。

「鎌倉あきもと本店」は創業90年以上の漬物店で、80種のお漬物の人気店です。漬物グランプリ2022で金賞をとった「胡瓜の金太郎」が評判のお店です。

ジェラテリア・イル・ブリガンテは2008年4月12日にオープンしたイタリア人シェフが手がける本格ジェラート専門店で、鎌倉市小町にあります。

お店では、混ぜもののない昔ながらのシチリアの職人が作っていた手作り製法を忠実に再現し、独特のねっとりとした濃密な食感を生み出すため、いなご豆を使用した特別な製法を採用しており、シャリシャリ感がなくなめらかな口当たりが実現されています。
イタリアから直接仕入れた厳選素材を使用し、タヒチ産バニラビーンズやモディカチョコレートなど、最高級の材料にこだわって一品一品手作りされています。

人気はピエモンテ産ヘーゼルナッツと蜂蜜のジェラートです。イタリア人が最も愛するナッツであるヘーゼルナッツの濃厚な風味と、サルディーニャ産西洋山桃の蜂蜜が醸し出すフルーティーなアロマが絶妙にマッチした逸品で、蜂蜜は甘さだけでなく上質な酸味とほろ苦さが共存した大人の味わいが特徴です。

その他、マテーラ産ピスタチオとワインのジェラートが挙げられ、ピスタチオの濃厚な味わいにワインの風味が効いた個性的な組み合わせとなっています。

またシチリア産アーモンドとリコッタチーズの組み合わせは、アーモンドの香ばしさとリコッタチーズの優しい乳の風味が調和した人気フレーバーです。マスカルポーネのジェラートは、ティラミス風の仕上がりでふんわりと鼻に抜ける上品な香りが印象的で、ヴァローナ社のカカオを使用したビターチョコレートのシャーベットやお酒をたっぷり使ったジャンドゥイオットなど、イタリア各地の味を再現したバラエティ豊かなメニューが揃っています。常時10種類から15種類程度のフレーバーがあり、季節限定メニューも楽しめる構成となっています。

鎌倉のもやい工芸は、日本各地から店主が自ら足を運んで選び抜いた、作り手の顔が見えるような温かい手仕事の品々を扱う工芸店です。1972年の創業以来、民藝の精神を大切にしながら、現代の暮らしに馴染む「良い手仕事」を紹介し続けています。お店は鎌倉駅西口から徒歩で10分ほど、佐助の緑豊かな住宅街の中にあり、古民家のような趣のある佇まいです。

もやい工芸の最大の特徴は、店主自らが全国各地の工房を訪ね、作り手と直接対話しながら作品を選んでいることです。そのため、陶磁器、ガラス、竹細工、木工品、染織品など、多岐にわたる品揃えの中には、一点一点に作り手のこだわりやストーリーが込められています。特に、沖縄のやちむん、大分県の小鹿田焼、福岡県の小石原焼といった日本の伝統的な陶磁器は充実しており、その土地の風土や歴史に育まれた温かみを感じさせてくれます。また、季節ごとに開催される企画展も魅力的で、訪れるたびに新しい発見があるのも楽しみの一つです。

池田丸は、神奈川県鎌倉市の腰越漁港に根ざした地魚料理の老舗として、長年にわたり地元の方々と観光客に愛され続けています。

江ノ電腰越駅から海に向かって徒歩1分という絶好のロケーションに建つ白い外壁の建物が目印で、1階が釣り船の乗船受付、2階が食事処となっています。

池田丸の最大の特徴は、自前の大型漁船3隻を有し、相模湾鎌倉沖の定置網で活け〆した新鮮な地魚のみを使用していることです。腰越漁港前という立地を活かし、毎朝自らの船で水揚げした魚はもちろん、仲間の船からも仕入れることで、常時約20種類前後の旬の魚種を取り揃えています。すべての魚は血抜きと神経締めの処理が施され、一般的には活魚として出回らない魚も最高の状態で提供されます。湘南地区で一番の品揃えを自負するだけあって、漁師の店ならではの珍しい魚との出会いも楽しめるのが魅力です。

人気は刺身定食で、その日の水揚げによって内容が変わる楽しみがあります。ワラサ、スズキ、カンパチ、本カツオ、マダイなど5種類ほどの刺身が厚めに切られた漁師風のスタイルで盛り付けられ、定食にはご飯、味噌汁、釜揚げしらす、お漬物が付きます。
厚く切られたお刺身は脂が乗ってもっちりとした食べ応えがあり、鮮度の良さを存分に堪能できると評判です。

しらす定食は、生しらす、釜揚げしらす、サクサクの衣に包まれたしらすのかき揚げという、しらす三昧のスペシャルメニューとして人気を集めています。3月から12月にかけては、その日に水揚げされた新鮮な生しらすも味わえ、海況次第で提供される貴重な一品です。

また、煮魚定食では大きなマダイが丸々一尾で提供されることもあり、醤油、みりん、砂糖、日本酒のみで調味した漁師ならではのストレートな味付けが魚の旨味を引き立てます。約10種類の魚種から選べる日替わりの煮魚は、まさに漁師の味付けを堪能できる逸品です。

さらに天ぷら定食では新鮮な地魚を使った天ぷらが楽しめ、焼魚定食では塩焼きで魚本来の味を最大限に引き出した料理が味わえます。特別なメニューとして池田丸御膳もあり、刺身盛合せ、天ぷら盛合せ、さざえの壷焼き、小鉢などがセットになった豪華な内容となっています。

ハナコ・光石研・真飛聖