【マツコ有吉 かりそめ天国】広島お好み焼き・スペイン人店主の『Gavilan（ガビラン）』のお店の場所〔U字工事〕

スペイン・バルセロナでかつて7年間お好み焼き店を経営していたガビランさんは、病に倒れて一度店を閉めましたが、闘病を乗り越えて本場の広島へやってきました。
広島に来たのは、お好み焼きが原爆からの復興を象徴する料理だと知り、その味に魅せられたからだそうです。

広島では、中米グアテマラ出身のフェルナンド・ロペズさんが営む名店ロペズ（八昌スタイル）と、がんちゃん（みっちゃんスタイル）という人気店で修業を積み、両店の良さを取り入れた独自のスタイルを築きました。

キャベツを空気を含ませてボール状に盛り、転がすように蒸して蒸気を対流させる八昌式の丁寧な焼き方で、甘みをしっかり引き出しています。その後 イカ天と生のイカを たっぷり加え10分じっくり焼きます。
スペイン・カタルーニャ地方に伝わる伝統的なアリオリソースをお好み焼きに組み合わせます。
アリオリソースは、生にんにくやオリーブオイル、ひまわり油などを乳化させて作る調味料で、ガビランさんがお姉さんから教わった家庭の味だそうです。
にんにくの豊かな香りが広がり、まろやかでクリーミーなソースは、お好みソースとの相性が驚くほどぴったりです。初めて食べる味わいに、ヘラを進めるたびに心がワクワクするような体験ができます。

そば肉玉にアリオリソースをトッピングした一品は看板メニューです。
広島のお好み焼きの基本を守りながら、スペインの風を感じさせる新しいおいしさが生まれています。大きくてジューシーな豚肉と、しっかり蒸されたキャベツの甘み、そして揚げ焼きにされた香ばしい麺の食感が楽しめます。

スペイン風シチューなどをつまみながら、お好み焼きが焼き上がるのを待つという過ごし方もおすすめです。

マツコ・デラックス・有吉弘行