【マツコ有吉 かりそめ天国】生姜冷やしラーメン『ラーメンねるら』札幌・冷たすぎる麺のお店の場所〔飯尾和樹・ずん〕

札幌市中央区南1条西9丁目の路地裏にひっそりと佇み、高層ビルが立ち並ぶ大通エリアとは思えない昭和レトロな雰囲気に包まれています。この古い長屋は過去に映画「探偵はBARにいる」第2作のロケ地としても使われたことで知られており、その独特な佇まいは多くの人を魅力で引きつけています。お麩のトッピングが珍しい醤油ラーメンと、隣の焼き鳥屋さんの焼鳥丼のセットが評判のお店です。

このお店の一番の特徴は、女性店主が一人で切り盛りしている温かみのある雰囲気です。
店主の愛猫「カンパネルラ」から名前を取った「ねるら」という店名からも、家庭的で親しみやすい空間作りへのこだわりが感じられます。
隣接する焼き鳥居酒屋「やむや」は店主のご主人が経営しており、この焼き鳥店との連携が独特のメニュー展開を生み出しています。
お店では隣の焼き鳥屋から炭火で焼いた本格的な焼き鳥を提供でき、ラーメンと組み合わせたセットメニューという珍しいスタイルを楽しめます。店内にはかわいい猫の置物がたくさん飾られ、俳優・松田龍平さんのサインなども見つけることができ、訪れる人の心を和ませています。

人気の料理は正油ラーメンです。豚骨・鶏ガラに5種の魚介を合わせたダブルスープが特徴で、魚介の風味をほのかに感じさせながらも、とてもあっさりとした優しい味わいに仕上がっています。刺激が少なく毎日でも食べられそうなほどクセのない味で、まさに「おふくろの味」と呼べる安心感があります。
クリーム色の中細ストレート麺はのどごしが滑らかで、スープとの相性も抜群です。具材には味の染みた大きめのチャーシュー、メンマ、ナルト、そして北海道ラーメンらしい麩が入り、昔ながらの中華そばの面影を残した懐かしいビジュアルです。

魚介濃厚味噌ラーメンは、魚介のうま味をより濃厚に楽しめる一品として人気があります。海苔の上に魚粉がトッピングされ、これを溶かしながら食べることでさらに魚介の風味が増します。正油ラーメンと同じく刺激が少なく優しい味わいですが、味噌のコクと魚介の深みが重なった奥深い一杯です。

塩ラーメンも用意されており、3つの基本的な味が楽しめます。

また隣の焼き鳥店「やむや」から提供される焼き鳥丼も見逃せません。炭火で焼かれた本格的な焼き鳥が3本乗った丼で、タレか塩かを選ぶことができ、ラーメンとのセットでより手頃に楽しめます。香ばしくてジューシーな焼き鳥は、決してラーメンのおまけではない主役級の美味しさです。

マツコ・デラックス・有吉弘行・久保田直子・飯尾和樹・ずん