2025年12月6日放送の【有田哲平とコスられない街】ハナコ岡部さんの案内で、吉澤閑也さん・小栗有以さんがロケで紹介した、ローストビーフ丼・ハンバーグのお店は『くいしんぼう がぶ』です。

がぶは、東京都品川区小山にある洋食店です。現在の場所は武蔵小山西口商店街にあって、東急目黒線武蔵小山駅西口から都立小山台高校の脇を通る細い道を進んだ先に店舗を構えています。
1999年に目黒本町で開業し、2022年12月に今の場所へ移転しました。夫の上村信一郎さんが調理を、妻の瑞恵さんが接客を担当する夫婦二人で切り盛りするアットホームなお店です。

このお店の看板メニューはがぶ丼と呼ばれるローストビーフ丼です。花びらのように螺旋を描いてきれいに盛りつけられたローストビーフが丼いっぱいに広がる華やかなビジュアルが特徴で、全国丼グランプリの第1回から第3回まで3年連続で金賞を受賞しました。
このお丼の誕生には、お客さんから寄せられたあるリクエストが関わっています。ご飯の量はそのままで構わないからお肉をもっと食べたいというお客さんの声に応えるうち、丼の縁を越えるほどたっぷりのローストビーフが盛られる今の形になったのだそうです。
盛りつけのヒントは、瑞恵さんが持つ生け花師範の免許から得たと信一郎さんは振り返っています。脂身が少ない赤身肉を使っているため、見た目のボリュームに反してあっさりと食べやすい味わいに仕上がっていて、噛めば噛むほど肉の旨味が広がります。
千切りキャベツが敷かれたご飯には甘いタレがかかっていて、胡椒の風味をきかせたローストビーフとのバランスが絶妙です。

がぶ丼以外にも、家庭的な洋食メニューがそろっています。ハンバーグステーキは、ジューシーな肉汁と柔らかな食感が楽しめる定番の一品です。牛スジデミソース煮は、じっくり煮込んだ牛すじがとろりと柔らかく、濃厚なデミグラスソースとよく絡んでご飯が進みます。ランチタイムにはサバの味噌付け焼きも人気で、しっかりした味つけの焼き魚が食べたいときにぴったりです。

オムライスはスープとミニミニサラダがセットになっていて、ふんわりとした卵とケチャップライスの組み合わせが懐かしい味わいです。
スパゲティグラタンはパンとスープが添えられ、熱々のチーズが食欲をそそります。エビフライやポーク生姜焼きといった昔ながらの洋食も用意されていて、どれも気取らない家庭料理の延長線上にある上質な味わいです。夜の時間帯にはたこのカルパッチョといった一品料理も楽しめます。信一郎さんは、ハレの日の特別な食事ではなく普段の食事の延長線で上質な家庭料理を味わってほしいと語っています。瑞恵さんも、がぶ丼はもちろん、それ以外のメニューにも美味しい料理がたくさんあるので知ってもらいたいと笑顔で話しています。

店内はカウンター5席とテーブル8席のこぢんまりとした空間で、清潔感のある落ち着いた雰囲気に包まれています。

有田哲平・ハナコ・岡部大・吉澤閑也・AKB48・小栗有以