【有田哲平とコスられない街】銀座の博多ラーメン・辛麺『長浜屋台 やまちゃん』のお店の情報〔おたけ・太田博久〕

1986年に福岡中央魚市場の隣で屋台をスタートさせたやまちゃんは、地元の食文化を守りながら営業を続け、1992年に福岡天神への出店、その後2011年に中洲店をオープンしました。

そして2002年、本場の味を全国のお客さんに知ってもらうため、東京の銀座に初めての屋外店舗をオープン。以来20年以上にわたり、東銀座駅の近く、歌舞伎座の裏手で屋台のなつかしい雰囲気を保ちながら営業しています。

このお店の主役は何といっても長浜ラーメンです。オープン当初から、材料の豚骨にこだわり、時間をかけてじっくり煮込んだスープは、濃厚なのに臭みや癖がなく、さっぱりとした後味に仕上がっています。
細い麺との相性も抜群で、スープが麺に絡み、なんとも言えない一杯を作っています。硬さはお好みで選べるので、柔らかめ、普通、硬めなど、自分好みの食べ方ができるのも魅力です。テーブルには紅生姜、ごま、コショウ、辛子高菜など、味を自由にアレンジするための薬味がたっぷり用意されており、自分だけの味を作る喜びも感じられます。

ランチタイムには、ラーメンに替え玉かご飯が無料でついてくるサービスがあり、ボリュームを調整できるのも嬉しいポイント。

屋台の時代から提供されてきたこだわりのおでんも、ここではぜひ試してみてください。博多の夜の楽しみ方として、ラーメンだけでなく、こうした一品物の相棒が欠かせません。

また、毎日福岡の市場から仕入れる新鮮な魚を使った刺身や海鮮系のメニューも用意されており、ただラーメン屋としてではなく、博多の食文化を東京に伝える使者としての役割を果たしています。
焼き鳥なども屋台の時代から人気があり、シンプルな塩焼きから、特別な仕込みが施されたものまで、様々なバリエーションが揃っています。テーブルに小皿が次々と運ばれてくる居酒屋的な楽しみ方もでき、飲みながらいくつものメニューを試せるのも魅力です。

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