【有田哲平とコスられない街】恵比寿・ニンニク料理店『にんにくや』のガーリックトースト・トムヤムスープのお店の情報〔むにぐるめ・柳原可奈子〕

2025年7月12日放送の【有田哲平とコスられない街】で柳原可奈子さん・むにぐるめさんがロケで紹介した、ニンニク料理店の激辛トムヤムスープのお店は『にんにくや』です。

恵比寿にんにくやは1983年に創業したにんにく料理専門店の草分け的存在で、元レーサーのオーナーがヨーロッパ各国の料理にインスピレーションを受けて立ち上げた老舗です。

東京都渋谷区恵比寿に店を構え、当時まだ日本ではあまり知られていなかったにんにくの魅力を伝え続けて40年以上の歴史を持ちます。広尾の小さなバーカウンターから始まったこの店は、にんにくの魅力に取り憑かれたオーナーが独自の香辛料を使って創り出す料理で多くのファンを魅了し、1996年にはハワイ・ホノルルにも店舗を展開するほどの人気を博しました。現在は創業者の娘が引き継ぎ、60席のゆったりとした空間で42年の歴史を重ねながらも常に新しい味への探求心を忘れずに営業を続けています。

このお店ならではの特徴は、品質の高い青森県産の国産にんにくを贅沢に使用していることです。特に青森県田子町産のにんにくを中心に使用しており、田子町は昼夜の寒暖差が激しい盆地型気候でにんにく栽培に最適な環境を持っています。厳寒期にはマイナス20℃、夏には37℃まで気温が上がる寒暖差により、にんにくは自ら糖度を高めて各種アミノ酸を増加させ、身が引き締まった甘みとコクの深い奥深い味わいを持つようになります。

この高品質な田子町産にんにくは「福地ホワイト六片種」という品種で、フルーツのような甘さと雪のように白い美しい外観が特徴です。店では”誰もが知っている食材を、にんにくと合わせることでさらに美味しく”をモットーに、ジャンルにとらわれない多彩なメニューを提供しています。

人気は創業当初から続く看板メニューのガーリックトーストです。みじん切りのにんにくをバターと一緒に3時間ほど煮込み、フランスパンにたっぷりとのせた逸品で、バゲットに乗ったにんにくの量はなんとおよそ2株分にもなります。オリーブオイルとバターでじっくり炒め、塩のみで味付けしたシンプルな調理法により、にんにくの辛さやえぐみがなく、この量でもペロリと食べられてしまう美味しさです。
バターとガーリックがオイル状になってパンにじゅわーと染み込み、縦にスライスして食べると怒涛の勢いでにんにくの香りが口内に広がります。

激辛トムヤムスープは、4時間かけてダシをとった鶏ガラスープに乾燥させ設ごとすりつぶしたエビの粉末、タイの唐辛子ピッキーヌとパクチーなどの香草をペーストをいれ、塩・ナンプラー・オイスターソース・お酢で味付けした本格タイスープです。

青森県産にんにくの丸揚げは、丸々一個半のにんにくをじっくりと揚げた一品で、ホクホクとした食感でジャガイモのような味わいを楽しめます。お箸で簡単に皮を取ることができ、口に入れると上品な甘さと香りが広がります。

ガーリックビーフステーキは富士山溶岩石の約1000度の熱で表面を焼き、その後オーブンでじっくりと火を入れた本格的な調理法で、トッピングとソースの両方にたっぷりのにんにくが使用されており、約400グラムのボリューム満点ながら赤身肉なのでさらっといただけます。

空芯菜のにんにく炒めは全体をあっさりと塩コショウで仕上げ、シャキシャキとした食感を短時間でしっかりと炒めた逸品で、空芯菜全体を覆うかのようにスライスしたにんにくが盛られ、ひと噛みごとに豊かなにんにくの香りが楽しめます。店内は木を基調としたアジアンリゾートのような落ち着いた雰囲気で、意外にもお客さんの7割が女性だそうで、にんにく料理をシェアしながらワインを片手に過ごすのに最適な空間となっています。

有田哲平・柳原可奈子・むにぐるめ・井口浩之