2025年7月24日放送の【かまいまち】行列ができる山手線グルメで紹介した、日暮里で行列・担々麺のお店は『馬賊』です。

『馬賊』は1977年創業で、30年以上も手打ち麺にこだわり続ける老舗中華料理店です。

中国・山東省で昔から作られている伝統的な手法を用いて、注文が入ってから職人が一から麺を手打ちする独特のスタイルで多くの食通を魅了しています。

お店の最大の特徴は、何といっても目の前で繰り広げられる圧巻の手打ち麺パフォーマンスです。店の外からもガラス越しに職人が豪快に麺を打つ様子を見ることができ、「バンッ！バンッ！」と響く迫力ある音は通りを歩く人々の足を止めさせます。手で引っ張りながら1本が2本、2本が4本へと増やしていく拉麺の技法は、器用な職人でも習得に2年はかかるという熟練の技です。
この手打ち麺は平打ちに近い太麺で、表面がなめらかでありながらもちもちとした食感と強いコシが楽しめ、まるで中華麺と稲庭うどんの中間のような独特な仕上がりとなっています。

お店で最も人気が高いのは担々麺で、来店客の8割以上がこのメニューを注文するといわれています。大量のゴマが使用された風味豊かなスープは適度な辛さがあり、上品な手打ち麺との対比が際立つ逸品です。ゴマの香りが豊かでピリッとした辛さがクセになる一品で、黒い胡麻の香りが食欲をそそります。また、夏の時期には冷やし中華が一番人気となり、その美味しさから2017年に「マツコの知らない世界」で紹介され、大きな話題となりました。冷やし中華には通常の醤油ベース、五目、馬賊、韓国の4種類があり、特に馬賊冷やし中華はゴマだれベースで坦々麺のような旨辛タレが特徴的です。

その他の名物料理として、店名を冠した馬賊つけ麺はゴマがふんだんに使われており、麺の食感にゴマの風味が絡み合う贅沢な味わいです。手打餃子は皮から手作りで、サイズがかなり大きく餅のようなもっちり感が他では味わえない食感を生み出しています。外はカリッと中はジューシーな仕上がりで、肉汁があふれ出す満足感の高い一品です。

さらに五目焼きそばも隠れた人気メニューで、短めの手打ち麺にたっぷりの野菜と具材が絡んだ、お酒のおつまみとしても最適な逸品として愛されています。また夜には生ビールや紹興酒などのアルコール類も楽しめ、特選チャーシューや麻婆豆腐、麻婆ナスといった本格的な中華料理も味わえるため、ラーメンだけでなく中華居酒屋としても利用できます。

髙地優吾・SixTONES・かまいたち・山内健司・濱家隆一・上垣皓太朗・井森美幸・ツートライブ・たかのり・周平魂