2025年12月17日放送の【ヒルナンデス】松下由樹・吉村崇と下町路線バス旅in柴又＆小岩で紹介した、2000円の鰻重のお店は『小岩おどり』です。

小岩おどりは、東京都江戸川区の小岩で長年愛されてきたふぐ、活魚、うなぎ、すっぽん料理を専門とする和食店です。東京都市計画道路拡張工事に伴い、2023年7月に南口の店舗を一時閉店しましたが、2025年10月1日にJR小岩駅北口から徒歩30秒という好立地に移転リニューアルオープンしました。新店舗は当初テイクアウト専門店としてスタートしましたが、常連客からのリクエストが絶えず、イートインカウンター5席を設けています。券売機で先払いするシステムとなり、より気軽に利用できるようになりました。

このお店の最大の特徴は、創業から継ぎ足してきた秘伝のタレでふっくらと焼き上げる国産鰻です。タレには長年の歴史が刻まれており、店舗移転の間もデリバリーを通じてこのタレを守り続けてきました。蓋を開けると「健康の一助に」というメッセージが添えられ、ミルで挽くタイプの山椒が風味豊かな鰻の味わいを一層引き立てます。関東風の蒸し焼きで仕上げられた鰻は、外は香ばしく中はふっくらホロホロの柔らかさで、甘辛のタレがご飯との相性抜群です。

一番人気の料理は、新鮮な活やりいかの踊り食いです。生簀から取り出してその場でさばかれた活きイカは、まさに踊るように皿の上で動き、新鮮さを目と舌の両方で楽しめます。透明感のある身は甘みがあり、コリコリとした食感が口の中に広がります。後料理としてゲソを醤油焼き、塩焼き、天ぷらから選べるのも嬉しいポイントです。

その他の名物料理として、本格的なとらふぐ料理が充実しています。ふぐ刺しは一口喰いと呼ばれる贅沢な厚切りで、ふぐ本来の旨みを存分に味わえます。ふぐの唐揚げはリニューアルオープン記念として特別価格で提供されており、外はサクサク、中はジューシーな仕上がりが好評です。とらふぐちりはふぐの出汁が効いた鍋で、締めの雑炊まで優しい味わいが心に沁みます。また、すっぽん料理も看板メニューのひとつで、すっぽん一匹を使った刺身や内臓、鍋など、滋養強壮に良いとされる料理の数々を楽しめます。昼はうなぎ料理が中心ですが、夜になるとふぐやすっぽんなど多彩なメニューが加わり、季節の海鮮料理から和牛、家庭的な煮物まで幅広く取り揃えられています。真鯵のおどり一匹喰いなど一部を除き、ほとんどのメニューがテイクアウト可能で、自宅でも名店の味を楽しめるのが魅力です。

南原清隆・吉村崇・マヂカルラブリー・秋元真夏・小倉優子・北斗晶・丸岡いずみ・松下由樹・佐々木健介