2025年12月11日放送の【ヒルナンデス】大沢あかね・藤本美貴がロケで紹介した、伊勢丹新宿『クリスマス・ご褒美デパ地下』のロケ地・お店をまとめて紹介します。

1925年、銀座の歌舞伎座前で氷水屋として創業した「三笠会館」。2024年3月6日に「三笠会館デリカテッセン 伊勢丹新宿店」としてオープンました。

番組で紹介した三笠会館の名物料理骨付き鶏の唐揚げは、昭和7年（1932年）の支店の経営危機を乗り越えるための料理人たちの熱意から生まれました。初代社長が現場の料理人たちから新メニューを募った結果生まれたこの唐揚げは、食糧難の中でも入手しやすい鶏肉、油、片栗粉を使用。瞬く間に人気を集め、「銀座に来たら、三笠会館の唐揚げ」と言われるほどの名物となりました。
鶏肉を開いたまま揚げることで、パリパリの皮とジューシーな骨周りの旨味を楽しめます。淡口醤油ベースのタレで味付けし、ごま塩とカラシを添えて提供します。

インド風チキンカレーは、創業者が支援していたインド留学生から受け継いだレシピで、骨付き鶏肉と砂肝が入っています。バターライスにピクルスとレーズンを添えて提供します。

テイクアウト専門店では、初代総料理長が切り分けていた逸話を持つ三笠会館のローストビーフ重も楽しめます。ローストビーフは1966年からワゴンサービスで提供されている名物です。

三笠会館弁当には、唐揚げ、蟹クリームコロッケ、ナポリタン、ローストビーフご飯など、人気の洋食が詰まっています。デザートには、初代イタリアンレストラン料理長が本場で学んだティラミスを添えています。

オリオテカ新宿店は、2007年6月に東京の伊勢丹新宿店本館地下1階の食品フロアで生まれた、イタリア産オリーブオイルの専門店です。
日本で初めて、オリーブオイルを専門に扱い、本格的に紹介するお店として誕生した歴史があり、インポーターがイタリア全土から厳選した、自家農園で丁寧に作られたオリーブオイルを直接輸入し販売しています。

サルメリア ガリバルディは、イタリア北部の「美食の街」として名高いパルマに本店を構える老舗の惣菜店です。創業は1958年で、地元の名産品である生ハムやパルミジャーノ・レッジャーノを取り扱う「サルメリア」（生ハムやサラミを売る店）として歩み始めました。厳選された品揃えと洗練されたお惣菜で、パルマだけでなくイタリア全土の食通たちから愛されてきたお店です。その歴史と本場の味が、伊勢丹新宿店の地下1階でも楽しめます。本店のエグゼクティブシェフが監修を手がけ、伝統と革新が融合したイタリアの美味を東京の食卓に届けています。

このお店の一番の特徴は、本場パルマの味をそのままに、日本の食卓に合うように細やかな工夫を凝らしている点です。パルマの伝統的な郷土料理を中心にしつつも、それを現代風にアレンジしたお料理も並びます。たとえば、イタリアで提供される惣菜のポーション（量）は一般的にボリュームたっぷりですが、ここでは小さめで上品なサイズになっているものもあり、デパ地下で気軽に、様々な種類を試せるように配慮されています。専門性の高い本格的なイタリア惣菜を、日々の食事やおもてなしの一品として手軽に取り入れられるのが魅力です。

数あるデリの中でも、濃厚な味わいのベシャメルとラグーのラザーニェはぜひ味わいたい逸品です。パルマの伝統的な「煮込む」という意味を持つラグーソース（挽肉とトマトの煮込み）と、とろりとしたベシャメルソースが、もっちり食感の生パスタにたっぷりと絡み合います。チーズの深い旨みも加わり、本格的なイタリアの「マンマの味」を自宅で簡単に楽しめるのが魅力です。また、デパ地下惣菜の定番としてローストチキンも人気を集めていて、肉がぎっしり詰まったボリューム感も人気の理由の一つです。

新鮮な緑の野菜とチーズの香りが食欲をそそるグリーン野菜のパルミジャーノサラダも、このお店を象徴するメニューの一つです。このサラダには、「イタリアチーズの王様」とも呼ばれるパルミジャーノ・レッジャーノの深い旨みと、熟成された生ハムの塩気がたっぷりと使われています。ほろ苦いルッコラやトレビスなどの葉物野菜が、味わいに魅力的なアクセントを加えています。お肉料理では、素材にこだわった鶏肉を使った料理もおすすめです。特に、オンラインストアでも人気がある岩手県産菜彩鶏のローストや、豪華な詰め物をした清流鶏のローストなど、パーティーやお祝いの席にもぴったりのメニューが揃っています。お惣菜という枠を超えた、ハイクオリティで専門性の高いイタリアンを、いつでも自宅の食卓で楽しめるのが「サルメリア ガリバルディ」の大きな魅力です。

ポモロジーは、2020年3月に新宿三丁目の伊勢丹新宿店にオープンした、限定スイーツブランドです。

新感覚のスイーツパブロバです。低温でじっくりと時間をかけて焼き上げたメレンゲは、サクサクとした軽やかな食感が特徴で、そこに季節の新鮮なフルーツが優しく添えられています。フルーツのみずみずしさとメレンゲの独特の食感の組み合わせが新鮮な味わいです。この特別な軽さを保つために、店頭では毎日15時以降、数量限定で販売されるということも、ファンを惹きつけるエピソードになっています。

レモンやベリーなど、数種類が用意されているクッキーボックスは、国産小麦やフルーツ本来の甘酸っぱさを活かした食感が楽しめる、可愛らしいギフトとして選ばれています。

ケーファーは、世界中の食通たちから愛され続けている、ドイツ生まれの高級食品専門店です。

その歴史は古く、1930年にドイツ・ミュンヘン郊外でポールとエルゼのケーファー夫妻が小さな食料品店を始めたのが始まりです。
夫妻の「品質は熱意から」という揺るぎない信念が、新鮮さと上質な食材へのこだわりを貫き、やがて本物を知るグルメが集う有名店へと大きく成長しました。

現在では、ミュンヘンの本店はレストランやケータリングサービスも手掛ける総合フードブランドとして、その名声を築いています。伊勢丹新宿店では、伝統的なハムやソーセージを扱うフレッシュマーケットと、2021年9月に新たにオープンしたデリカテッセンのコーナーで、本場仕込みの味わいがいただけます。

名物は本場ドイツ・ミュンヘンの食文化を感じられるのが、ミュンヘナーヴァイスヴルストという白いソーセージです。「ミュンヘンの白いソーセージ」を意味するこのフランクフルトは、その日の朝に作られたものをその日のうちに食べるほど、鮮度が大切にされています。

他にも、爽やかなハーブが香る粗挽きフランクフルトのグローベクロイターボックヴルストや、荒挽きブラックペッパーを贅沢にまぶして香り高く燻製したボンレスハムのペッパーシンケンなど、ビールによく合う個性豊かなデリカテッセンが店頭に並んでいます。

ワールドミートバル ニッシン 伊勢丹新宿店は、大正5年（1916年）に港区東麻布で創業した、老舗の日進ハムが手がける食肉加工品の専門店です。

こちらのお店の大きな魅力は、商品の販売だけでなく、その場でシャルキュトリ（ハムやソーセージなどの食肉加工品）とお酒を楽しめる「テイスティングカウンター」を設けているところです。デパ地下という場所にありながら、本格的なワインやビール、ノンアルコールドリンクと一緒に、厳選されたシャルキュトリを気軽に味わえます。まるでヨーロッパの街角にあるバルに立ち寄ったかのような気分に浸れ、ショッピングの合間のひとときを豊かに彩ってくれる、とても粋なサービスです。

フロマージュリー・ヒサダは、1985年に日本でチーズ専門小売店「チーズ王国」としてスタートした会社をルーツに、2004年にフランス・パリで誕生した本格的なチーズ専門店です。
久田早苗さんが、世界に通用するチーズ熟成士として、現地フランスで「突き抜けたおいしさ」に出会った感動を伝えるため、お店を立ち上げました。
新宿三丁目駅に直結する伊勢丹新宿店の地下1階にあり、パリのエスプリが香る上質なチーズがずらりと並びます。

久田早苗さん、通称マダムHISADAは、日本人として初めてフランスのチーズ職人組合の最高位の称号「Maître Fromager（メートル フロマジェ）」を受章した、まさに日本のチーズ界のパイオニアです。
現地から「本物のおいしさ」を届けることをテーマに、ヨーロッパ各地の生産者を訪ね歩き、チーズを買い付けるだけでなく、自らの手で一つひとつに適切な熟成管理を施しています。その功績が認められ、2013年と2015年にはフランス政府から農事功労章の勲位も受けました。

お店の看板商品の一つとして、コンテ AOC エクストラが人気を集めています。ミルクの優しい風味とうまみが口の中に広がる、子どもから大人まで親しみやすいハードタイプチーズです。
また、寒い季節が来るたびにチーズ愛好家を喜ばせるのが、期間限定で登場するモンドール AOC マダムHISADAです。こちらはウォッシュタイプと呼ばれるチーズで、側面を巻いている樹皮の香りが個性的ですが、熟成が進むと中身がとろけるような柔らかさになり、その濃厚な味わいがシャンパーニュによく合うと評判です。

南原清隆・横山裕・生見愛瑠・木村昴・大沢あかね・やす子・優樹・雅久・aoen・榊原郁恵・柳原可奈子・深田竜生・ACEes・藤本美貴