2025年10月29日放送の【ヒルナンデス】森富美さん・秋元真夏さんがロケで紹介した、日帰り0泊（夕食付き）の箱根温泉のお店は『天成園』です。

箱根湯本温泉の天成園は、神奈川県足柄下郡箱根町湯本にある温泉ホテルです。

春日局の血をひく稲葉氏の別荘として建てられた飛烟閣を含む敷地を母体に、1945年に開業しました。その後60年余りを経て、2008年に建て替え工事を実施し、2009年12月に現在の建物として全面リニューアルオープンしました。箱根湯本駅から徒歩約12分の場所にあり、須雲川沿いに佇む客室数198室を擁する大型ホテルとして知られています。
万葉倶楽部グループに属しながら、箱根湯本では初となる23時間営業の日帰り温泉を始めたことで、地元だけでなく遠方からの訪問者にも親しまれる施設となっています。

このホテルの特色は、なんといっても屋上7階にある天空大露天風呂です。全長約17メートルという大きなスケールで、頭上を遮るものがない開放的な造りになっています。
敷地内に4本の自家源泉を持ち、弱アルカリ性の泉質が肌をやさしく包みます。露天風呂からは四季折々の箱根の自然が一望でき、秋には紅葉に染まる山々を、春には新緑を、夏には青空を、冬には雪景色を眺めながら温泉を楽しめます。
源泉かけ流しの丸い石風呂もあり、静かに湯浴みを楽しみたい方には12種類ある貸切風呂も好評です。内湯も広々とした設計で、ドライサウナとミストサウナの2種類を併設しています。

庭園内には、パワースポットとして注目される玉簾の瀧と飛烟の瀧の2つの瀧が流れています。玉簾の瀧は高さ約8メートル、幅約11メートルで、流れ落ちる清水が玉すだれのように細かく美しいことから名付けられました。
この瀧は関東大震災で一度土砂に埋もれましたが、昭和に入って再び掘り起こされました。
明治20年代には当時の読売新聞社主によって「滝の前遊園」として整備され、浴客の憩いの場として親しまれた歴史もあります。

もう一つの飛烟の瀧は高さ約20メートル、幅約10メートルで、水しぶきが煙のように立ちこめる迫力ある姿が特徴です。瀧の源流となる湧き水は箱根外輪山の伏流水で、古くから「延命の水」として旅人の喉を潤してきました。現在も散策者が水筒やペットボトルで持ち帰ることができます。

2つの瀧の間には105段の石段があり、その先には箱根神社・九頭龍神社の唯一の分宮である玉簾神社が鎮座しています。
江戸時代に小田原藩主・稲葉氏の邸内社として創建されたもので、主祭神に箱根大神を祀り、九頭龍大神、水波能売神、稲荷大神、恵比寿神もお祀りされています。
家内安全、商売繁盛、開運出世、そして縁結びの神様として信仰を集めています。

境内にはハート型の絵馬や合わせ絵馬など、縁結びにちなんだ可愛らしい絵馬が並び、若い女性やカップルの参拝者も多く見られます。

食事は2階の「瀧見亭」で楽しむスペシャルバイキングが自慢です。約60種類のメニューが並び、中でもシェフが目の前で調理するライブキッチンが人気を集めています。握りたての寿司、揚げたての天ぷら、ジューシーな鉄板焼きステーキなど、できたてのおいしさをすぐに味わえます。

朝食では新鮮な海鮮を使った海鮮ちらし寿司やフレンチトーストなど、朝から贅沢な気分になれるメニューが揃います。

客室は2名定員から5名定員までのスタンダードタイプと、露天風呂付きの客室があり、旅行スタイルに合わせて選べます。
館内には食事処のほか、リラックスルームや無料休憩所「憩い処」、エステやマッサージを受けられるウェルネス施設、コンビニエンスストアも併設されています。
庭園には池があり、鯉やアヒルが泳ぐ姿も見られます。日帰り温泉は午前10時から翌朝9時まで23時間利用でき、館内着やタオルの貸し出しもあるため、手ぶらで気軽に訪れることができます。
2024年には温泉宿・ホテル総選挙の泉質自慢部門で全国1位を受賞し、楽天トラベルゴールドアワード2024も受賞するなど、高い評価を受けています。

南原清隆・吉村崇・マヂカルラブリー・秋元真夏・小倉優子・井森美幸・前田公輝・森富美・梅澤廉