2025年8月12日・19日放送の【ヒルナンデス】石原良純さんが海沿い絶景ローカル線ぶらり旅ロケで紹介した、北海道函館『道南いさりび鉄道』後半のロケ地お店をまとめて紹介します。

チョコレートプラネット・有岡大貴さん・ゆいちゃみさんがロケ。木古内→札苅→渡島当別→上磯→久根別→七重浜→五稜郭を巡りました。

前半のロケ地まとめはこちら

ハセガワストア 上磯店は、函館エリアを中心に13店舗展開するコンビニエンスストアチェーン「ハセガワストア」の店舗です。

ハセガワストアは、1958年に函館市中道町で創業した商店で、1978年には現在も看板商品の「やきとり弁当」の販売を開始しました。当初は「お弁当ないの？」というお客様の声に応える形で、ご飯、海苔、やきとりの串を組み合わせたのが始まりで、その後改良を重ね、函館市民に長年愛されるソウルフードとなりました。ハセガワストアは「ハセスト」の愛称で親しまれており、上磯店は24時間営業の店舗の一つです。

ハセガワストアの最大の特徴は、なんといっても店内のオープンキッチンで注文を受けてから焼き上げる「やきとり弁当」です。店舗の中央に設けられたオープンキッチンでは、熟練のスタッフが下ごしらえから串刺し、そして直火の焼き台で丁寧に焼き上げるところまで、そのすべてを目の前で見ることができます。この出来立てアツアツの「やきとり弁当」は、多くのファンを魅了し続けています。また、函館を含むみなみ北海道地域では、鶏肉だけでなく豚肉の串焼きも「やきとり」と呼ぶのが一般的で、ハセガワストアでも豚バラ肉を使用しているのが特徴です。焼く際には、地元で製造されている「はこだてわいん」の赤ワインを霧吹きで吹きかけることで、肉を柔らかくし、まろやかな風味を加えているそうです。

「やきとり弁当」の味のラインナップは、タレ、塩、塩だれ、うま辛、みそだれの5種類から選ぶことができ、サイズも小、中、大と選べます。中でも一番人気の味はタレ味で、スポーツ合宿などで訪れる学生さんたちには、ボリューム満点の「大」サイズが特に人気だそうです。

ラッキーピエロ北斗飯生店は、1987年に創業者の王一郎さんによって創業した函館発祥のハンバーガーレストランの一店舗です。北斗飯生店はその中でも3番目の大型店として知られています。創業者の王さんは神戸出身で、かつて千葉県で中華料理店を経営していた経験を活かし、中華の美味しさを取り入れたオリジナルメニューを数多く開発してきました。

店名の「ラッキーピエロ」は、サーカス好きだった王さんがサーカスのようなワクワクドキドキするお店を作りたいと考え、サーカスの大切なキャラクターである「ピエロ」に「ラッキー」を組み合わせて名付けられました。

名物はチャイニーズチキンバーガーです。甘辛い鶏の唐揚げを挟んだボリューム満点のハンバーガーで、北海道伊達産のチキンと函館市の隣である北斗市大野産のレタスをふんだんに使った地産地消にこだわった逸品です。
このバーガーは創業者の母親が得意だったチキン料理とアメリカ生まれのバーガーを組み合わせて誕生し、1987年の創業以来不動の人気ナンバーワンメニューとして愛され続けています。手作りにこだわり、バンズやハンバーグ、マヨネーズなどすべての食材にこだわって提供されており、大リーグの大谷翔平選手が北海道日本ハム在籍時に1食で2個食べたという逸話も残る名物料理です。

ほどよく炒めた中華麺にエビや肉、野菜などたくさんの具が入った醤油ベースのあんかけをたっぷりとかけたあんかけ焼きそばも注文が多いメニューで、つやつやと光るあんかけが食欲をそそります。このあんかけ焼きそばは、ラッキーピエロ全店舗の中でも数店舗でしか味わえない貴重なメニューです

しみず農園は、北海道北斗市に拠点を置く農園です。

しみず農園の最大の特徴は、有機栽培へのこだわりです。 特にミニトマトは、有機JAS認証はもちろん、ミニトマトジュースにする際には糖度基準を満たしたものだけを使用するという徹底ぶりです。 そのミニトマトジュースは「飲む点滴」とも称され、お医者さんからもお墨付きを得るほどの品質です。 ジュースの他にも、ミニトマトを使ったドレッシングやケチャップも製造しており、その品質の高さから、地元の飲食店やホテルにも提供されています。 また、特別栽培米も扱っており、安全で安心な農産物を提供しています。

『中華そば 櫓屋 本店』は、北海道北斗市七重浜にあるラーメン店です。

目の前で炭火で炙って仕上げる厚切りの炙りチャーシューが名物で、特製のつけダレに漬け込んだ豚肉を炭火でじっくりと炙ることで、表面は香ばしく、内側はとろけるような柔らかさに仕上がります。
この炙りチャーシューは箸で持つと崩れそうになるほどの柔らかさで、口の中でほろほろと崩れる食感が絶品です。

また、小瓶に入った特製の辛ニラも櫓屋ならではの味変アイテムで、ラーメンに加えることで一層深い味わいを楽しむことができます。

櫓そばは、豚骨・鶏がら・白湯スープとかつお系和風スープのダブルスープに醤油ダレを合わせた、深みのある和風豚骨醤油味のラーメンです。
魚介系の風味も感じられる複雑で奥深いスープに、コシのある中細の縮れ麺がよく絡みます。こがしにぼし油で香ばしさと旨味をプラスした一杯は、北海道では珍しい本州スタイルの豚骨魚介系ラーメンとして評価されています。

あっさりとした中華そば塩味、刺激的な辛さが自慢の漢の辛味噌ラーメン、そして北海道らしい大きなサイドメニューのザンギなども人気で、中華そば塩味は鶏がらとかつおをベースにした透き通ったスープで、上品でどこか懐かしい味わいです。漢の辛味噌ラーメンは、ただ辛いだけでなく辛さの中に旨味のある至極の一杯として人気を集めています。

函館のシンボルとして親しまれる五稜郭は、日本で初めて築かれた西洋式の星形要塞です。1857年（安政4年）から7年の歳月をかけて築造され、当時の最新鋭の築城術であった稜堡式城郭をモデルとしています。

これは、外国からの脅威に備えるため、函館開港に合わせて箱館奉行所を移転・強化する目的で計画されたものでした。

設計は蘭学者の武田斐三郎が担当し、防御性を高めるための工夫が随所に凝らされています。例えば、星形の各角にあたる「稜堡」は、攻撃側からの死角をなくし、多方向からの攻撃を可能にするための重要な構造です。また、城門の見隠しとなる「見隠塁」や、石垣の上部にある「はね出し」や「武者返し」は、敵の侵入を困難にするための工夫であり、当時の高度な防御思想をうかがわせます。

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