2025年11月9日放送の【華丸丼と大吉麺】博多華丸・大吉さんと、勝俣州和さんがロケで紹介した、高田馬場のミシュラン掲載ラーメンのお店は『らぁ麺やまぐち』です。

らぁ麺やまぐちは、東京でも有数のラーメン激戦区として知られる高田馬場から早稲田にかけてのエリアで、2013年1月に暖簾を掲げたお店です。

店主の山口裕史さんは、元々東北の地方都市でサラリーマンをされていたという、異色の経歴を持っています。ラーメンが好きで趣味として自宅で作り続けていたことが高じ、やがて東京・立川のラーメンコンテストで優勝を勝ち取ります。
その優勝特典をきっかけに、長年のサラリーマン生活に区切りをつけ、ラーメン職人の道へと進まれました。
開業して間もないうちからラーメン専門誌の新人賞を総なめにするなど、その味はたちまち評判となり、2015年からは「ミシュランガイド東京」のビブグルマンに6年連続で選出されるという快挙を成し遂げ、名店としての地位を確かなものにしています。

2022年には、開業から約10年という節目に、看板メニューの味を大きく見直すリニューアルを行いました。
これは、他の店を意識するのではなく、「今の自分だからこそ作れる王道の一杯」を追い求めたいという店主の熱い想いから生まれたものです。このリニューアルでは、スープの材料やタレの配合、麺の形状、そして具材の調理法に至るまで、全てに改良が加えられました。

お店の代名詞として愛されているのが、濃厚な鶏の旨味が凝縮された醤油ラーメン、鶏そばです。

会津地鶏をメインに伊達鶏や吉備黄金鶏のガラなど、複数の地鶏を贅沢に使ったスープは、見た目は澄んだ清湯（ちんたん）ながらも、非常に力強く奥深い味わいが特徴です。
これに、羅臼昆布の繊細な出汁が加わることで、鶏の旨味を一層引き立て、上品な余韻を残します。
醤油ダレには、島根県の森田醤油をはじめ、香りを付けた醤油やたまり醤油など3種類をブレンドして使用しており、豊かな香りとコクをプラスしています。

鶏そばと並ぶ人気メニューには、鶏の出汁の良さをシンプルに味わえる塩鶏そばや、特製の鶏つけそばがあります。
鶏つけそばは、醤油や塩のラーメンとはまた違った、鶏の風味をガツンと感じる味わいが魅力です。

具材には、加熱温度を変えた豚の肩ロースのチャーシューを使い、脂の多い部位と少ない部位の異なる食感と旨味を楽しむことができます。

博多華丸・大吉・勝俣州和