2025年9月28日放送の【華丸丼と大吉麺】博多華丸・大吉さんがロケで紹介した、揚げワンタン・のぼせ海老のお店は『大一樓』です。

中華飯店 大一樓は1933年（昭和8年）に創業した熱海で最も古い中華料理店で、90年以上の歴史を誇る老舗です。
現在の場所には1957年（昭和32年）に移転し、親子三代にわたって伝統の味を守り続けています。

当時の店名は「大関」というラーメン屋台から始まり、熱海にやってきた中国人から中華料理を学んだ二代目の加藤虚山さんが「日本人の口に合う本格的な中華の味を熱海の人に」という想いで現在の店名に改め、現在地で中華飯店として新たなスタートを切りました。熱海市役所の近くにあり、赤い看板が目印となっています。

看板メニューの元祖揚げワンタンは二代目が開店と同時に考案した独創的な一品で、パリッと揚げられた大判のワンタンに厳選した酢を使った秘伝の甘酢ダレをつけて食べるという、まさに新感覚のお土産グルメです。
動物性の油を使って作られた甘酢ダレは甘みがあって酸っぱすぎず、小さな子どもでも美味しく食べられる優しい味わいが自慢です。このパリッとした食感と甘酢ダレの絶妙なバランスは、50年以上愛され続けている理由でもあり、マツコの知らない世界でも絶賛され、ゲーム「桃太郎電鉄」にも登場するほど有名になりました。

数量限定の伊勢海老石焼あんかけチャーハンは、伊勢海老を一尾まるごと使った贅沢な一品で、溢れ出る海老の旨味とご飯の風味が口いっぱいに広がる、まさに舌が踊るような逸品となっています。
伊豆近海で水揚げされた新鮮な伊勢海老の甘みとプリプリの食感、そして石焼きならではの香ばしさが合わさった、熱海ならではの海鮮中華の代表格といえるでしょう。数量限定のため、早めの来店がおすすめです。

その他にも、天然あわびのクリーム煮や海老チリソース、石焼煮込み麺など、伊豆近海の新鮮な魚介を活かした独創的な中華料理が豊富に揃っています。特に「のぼせ海老」や「踊り海老」といった海老料理は、女将さんが食べ方を丁寧に説明してくれるほど力を入れており、濃厚な海老の味噌とぷりぷりの身の食感が楽しめます。また、5年物や12年物の熟成されたかめ出し紹興酒も評判で、コクとまろやかさが秀逸で疲労回復効果も期待できる逸品です。手作りの餃子は野菜の甘みとニンニクの効いたガツンとくる味わいで、モチモチの皮が特徴的です。惠美福ランチは麻婆豆腐、エビチリ、餃子がセットになった点心風の楽しめるランチメニューとして人気を集めています。

博多華丸・大吉