【充電させてもらえませんか】ジンギスカン・焼肉カルビ『萬里』野沢温泉のお店の場所〔きしたかの〕

2025年9月20日放送の【出川哲朗の充電させてもらえませんか？】温泉街道＜新潟⇒長野＞SPで紹介した、ジンギスカン・焼肉カルビのお店は『萬里』です。

萬里は1975年（昭和50年）に創業したジンギスカンの老舗で、長野県下高井郡野沢温泉村に店を構えています。奈良時代から続く名湯・野沢温泉の温泉街で50年にわたって地元の人々や観光客に愛され続けてきました。

野沢温泉の中央バスターミナルから大湯通りへ向かって2軒目という便利な立地で、温泉街の中心部に位置しています。

野沢温泉におけるジンギスカン文化の特徴は、北海道のものとは大きく異なる独自のスタイルにあります。長野県は戦前からめん羊飼育が盛んで、北海道に次ぐジンギスカン大国として知られています。萬里では40年以上にわたってラム肉を提供し続けており、特製の自家製ダレで肉を漬け込むスタイルが自慢です。

このタレはフルーツやニンニク、醤油を絶妙に合わせた甘辛い味わいで、甘すぎないのが特徴。北海道のジンギスカンとは一線を画す長野流の食べ方で、カセットコンロと鉄板を使った素朴でシンプルなスタイルながら、その味わいは多くの人々を魅了し続けています。

看板メニューの白菜ジンギスカンは野沢温泉流のジンギスカンの代表格で、長野県の名産である白菜と一緒に楽しむスタイルが50年間変わらず受け継がれています。
白菜は地元産のみずみずしいもので、芯まで甘みがたっぷり。特製ダレに漬け込まれたジンギスカンと一緒に焼くことで、肉の旨みと野菜の甘みが絶妙に絡み合います。一般的なジンギスカンではもやしやキャベツと合わせることが多いですが、萬里では白菜をたっぷり使用することで、
あっさりとした味わいながらも満足感のある料理に仕上がっています。冬の寒い時期に温泉で温まった後に食べるこの組み合わせは、まさに格別の美味しさです。

萬里ではマトン（2歳以上の羊肉）とラム肉（1歳未満の仔羊）の両方が味わえ、それぞれに異なる魅力があります。マトンは濃厚な肉の旨味が特徴で、噛むほどに深い味わいが楽しめます。

一方、ラム肩ロースは柔らかく、さっぱりとした脂が特徴的。どちらもタレ漬けと生肉の両方が楽しめ、甲乙つけがたい美味しさです。

また、熟成のスネラムも人気メニューの一つで、じっくりと熟成させた肉は格別の旨みを持っています。野菜メニューでは白菜のほかに、豆苗、もやし、玉ねぎなどが用意されており、肉と一緒に焼きながら楽しめます。
特に冬季限定で提供される激辛野沢菜は、美寿々屋本舗の半殺しキムチとして知られ、ジンギスカンとの相性が抜群。長野県産ワインもフルボトルで提供されており、ジンギスカンとともに信州の味覚を堪能できます。さらに、ジンギスカンが苦手な方には牛の焼肉メニューも豊富に取り揃えており、幅広い好みに対応しています。

出川哲朗・高野正成・きしたかの・髙木菜那