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食通を唸らせる蕎麦懐石を堪能「巽蕎麦 志ま平(たつみそば しまへい)」
店主・島田義昭さんが約40年にわたって営み続けてきたこのお店は、「巽蕎麦」という看板を掲げる、ひと味違う蕎麦の世界へ誘ってくれます。
「巽(たつみ)」とは方角を意味し、江戸城から東南の方向にあたる深川、すなわち辰巳芸者が生きた粋な花街の地を指す言葉。着物は地味に、芸はいなせに、そして遊びを知ってこそ一人前――そんな江戸職人の気概を蕎麦屋に宿したいという島田さんの心意気が、この屋号には凝縮されています。
もともと埼玉で暖簾を掲げていた島田さんが神楽坂へ店を移したのは平成16年のこと。移転にあたっては材木も建具も自ら調達し、大工と相談しながら図面を引いて内装を仕上げたというから、職人気質もここまで徹底されています。

志ま平の象徴ともいえる存在が、蕎麦の実スープです。コース料理の途中に登場するこの一椀は、蕎麦の実のほのかな香りと滋味深い出汁が溶け合った、ほかでは味わえない逸品。
夏場は冷製で、冬は温かく椀に盛られて出てきます。
鴨汁せいろは、汁の中の鴨肉は、客の手元に届く頃合いにちょうど中まで火が通るよう計算されており、職人技の見せどころとなっています。
鴨の旨みがじんわりと溶け出した汁に蕎麦をくぐらせれば、ぬる燗との相性も抜群で、気づけば蕎麦屋酒の沼にはまってしまいそうです。
もうひとつ見逃せないのが深山(みやま)とせいろを一度に楽しめる二色せいろです。
せいろは細打ちの繊細な蕎麦で、出汁のよく利いたつゆとの相性が際立ちます。
一方の深山は、玄蕎麦を挽きぐるみにした十割の田舎蕎麦で、やや太めにつくられており、香りが強くざっくりとした歯ごたえが楽しめます。
この二つの個性をひと膳で食べ比べられるというのは、蕎麦好きにはたまらない趣向です。
夜のコースでは、季節の食材を使った四種盛りや蕎麦寿司など、蕎麦の可能性を広げる料理が次々と登場し、締めにはお好みで深山かせいろを選ぶ構成になっています。猪口を差し出すと、釜から直接そそいでくれる風味豊かな蕎麦湯もまた、この店ならではの粋な演出です。
- 食通を唸らせる蕎麦懐石を堪能
- 芳醇な香りと上品な甘み 北海道産蕎麦の実
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| 住所 | 東京都新宿区納戸町33 ガーデンヒルズ市ヶ谷 1F |
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| 電話 | 03-5261-8381 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







