2025年11月15日放送の【有吉くんの正直さんぽ】井森美幸・山下健二郎がゲストで紹介した、駒沢のロケ地・お店スポットのまとめです。

タイカリーピキヌーは、東急田園都市線駒沢大学駅からすぐの場所にある、タイカレー専門店です。
本格的でありながら日本人の味覚に合わせて独自の進化を遂げたタイのカレーが楽しめます。
店名の「ピキヌー」はタイ語で「小さな唐辛子」という意味。その名の通り、スパイスとハーブの刺激が効いた奥深い味わいのカレーを提供しています。

創業者である山口オーナーは、信濃町の有名店「メーヤウ」で修行を積んだ後、タイのカレーを日本の米食文化と融合させることに成功しました。その味は「日本式タイカレーライスの最高峰」と称され、多くのファンに愛されています。

ピキヌーのカレーは、「五感を刺激するカレー」と表現されるほどこだわりが光ります。肉や野菜、ハーブ、スパイスのバランスが絶妙で、スパイスが体を活性化し、ハーブが心をリラックスさせる体に優しい味わいが魅力です。ココナッツミルクが全体の味をまとめ、絶妙なハーモニーを生み出しています。
辛さが強いため、小さなお子さまの入店はお断りしていますが、それも本格的な辛さと風味へのこだわりの表れです。

卓上には青唐辛子を浸した特製ナンプラーがあり、これを白米に少しかけてカレーと一緒に味わうのがピキヌー流の楽しみ方です。
オーナーは定期的にタイを訪れ、新しい食文化を取り入れて日本の旬の食材と組み合わせた新メニューを開発しています。

特に人気の高い二品をご紹介します。グリーンカレーは、ココナッツミルクの優しい甘さとスパイスの刺激が調和し、キャベツなどの野菜がシャキシャキとした食感を保ちながら旨味をたっぷり吸収した一品。辛いものが苦手な方にもおすすめです。
一方、辛党の方にはチキンカレーがおすすめ。強い辛味がありながらも、スパイスの深みと旨味がしっかり感じられます。ゴロっとした鶏肉、じゃがいも、ゆで卵が辛さのバランスを取り、デトックス効果も期待できる情熱的なカレーです。

カレーのお供として人気なのが、おひとりサラダ。たっぷりの葉野菜に彩り豊かな大根やアルファルファを盛り付け、植物性素材から作られたカリカリのベーコンビッツがアクセントになっています。

さらに、カントリーカレーはタイのチェンマイ地方で「ジャングルカレー」とも呼ばれる一品で、ハーブをふんだんに使用し、香り高く複雑な風味が魅力です。
ナスやヤングコーンなどの野菜も豊富で、身体に染み入る優しい味わいが特徴です。

他にも、濃厚なココナッツミルク風味のパネンカレーや、強い刺激を求める方に向けた激辛カレーなど、幅広いメニューが揃っています。

JS SPORTS LAB 駒沢は、テクノロジーでスポーツの会社。東京都世田谷区の駒沢大学駅すぐ、駒沢公園口を出てすぐの便利な場所にあります。
2023年7月6日オープン以来、アスリート、指導者、健康志向の方、スポーツ初心者まで、誰でも気軽に立ち寄れるショールームを目指しています。

特徴は、最新のスポーツテクノロジーを体験できること。世界レベルの競技現場で使われる最先端のギアを、誰でも試せます。例えば、光を使ったトレーニングツールBlazePodで、俊敏性や動体視力、反応速度を鍛えられます。FIFA公認のGPSトラッキングシステムSPTは、運動中のパフォーマンスを詳細に追跡・記録。海外プロチームや日本の強豪校でも採用され、能力向上に役立ちます。

人気のコンディショニングギアIONDOCTOR SPORTSは、運動の前後に筋温を最適に保ち、怪我の予防やパフォーマンス向上をサポート。トップアスリートも愛用し、冷え性にもおすすめです。映像分析ソフトNacsportは、スポーツの映像を詳細に分析・データ化。指導者は選手へのコーチングや戦術構築に活用できます。

地理系ブックカフェ空想地図は、東急田園都市線・駒沢大学駅から徒歩4分ほどの静かな住宅街に、2022年にオープンしました。
店主の田中利直さん・かよ子さんご夫妻が営む、全国的にも珍しい「地理」と「地図」をテーマにしたブックカフェです。

お店の名前にもなっている空想地図とは、架空の都市や地形を想像して描く地図のことです。
店主の田中さんが長年作り続けてきた世界観が、お店全体にあふれています。店内には、地理に関する専門書や旅行ガイドなど、1200冊を超える本がずらりと並び、ドリンクや食事を注文すれば、誰でも自由に本を読んで過ごすことができる特別な空間です。

このカフェの最大の魅力は、店主の田中さんが1985年頃に手書きで描いた空想地図「静浜市」が店内に大きく展示されていること。
この架空の都市をめぐる物語は、お店を訪れた駒澤大学の地理学科の学生たちとの交流にもつながり、お客様とお店の素敵な出会いを生み出しています。
また、お店のコンセプトを深く理解してメニューデザインを手掛けたのは田中さんの娘さんで、親子の温かい思いがこの場所に詰まっています。

料理メニューが充実しているのも、このお店が愛される理由の一つです。なんと80種類もの食事やドリンクがあり、どれを選ぶか迷ってしまうほど。
平日には数量限定の日替わりランチも用意されており、近隣で働く方や学生にも人気です。

お店のテーマである「地理」にちなんだ、遊び心あふれる名前のメニューも魅力です。
例えば、じっくり煮込んだ味わいが自慢の静浜カレーは、空想地図上の都市名を冠した名物料理です。また、懐かしい喫茶店の味を大切にしたナポ地理タン、とろとろ卵が食欲をそそる自家製とろっとろジオムライスなど、思わず写真を撮りたくなるユニークなメニューが揃っています。

スイーツも見逃せません。濃厚でなめらかな口どけが人気のプリンには、エアーズロック〜世界の中心で地理が好きだと叫ぶ〜という印象的な名前が付けられています。

BLOOM MAISON 押し花スクールは、大切な思い出のお花を永遠のアートにする専門店「ぶるーむ」が、28年以上にわたり培ってきた押し花アートの技術を伝えるスクールです。東京・駒沢のアトリエで、これまでに20万個を超える押し花アート額を全国に届けてきました。駒沢大学駅から徒歩すぐの落ち着いた場所で、花と向き合う時間を過ごせます。

このスクールの魅力は、プロの仕事で培われたノウハウを直接学べることです。
色や形、質感を丁寧に生かし、絵画のような美しいデザインに仕上げる「表現」としての押し花アートを大切にしています。

特に、花本来の立体的な美しさをそのままにデザインするスタイルを得意とし、繊細な花の表情や色彩を引き出すぶるーむならではの技術は、他の場所ではなかなか出会えません。
ヨーロッパのテイストを取り入れた洗練された世界観も魅力です。2024年4月25日には「プレストフラワーアートプロデュース協会（PFAP協会）」を設立し、確かな技術を習得した人には認定資格を発行しています。

プロを目指す方や、自分の「好き」を仕事にしたい方から人気なのが、協会認定のPFAP認定アーティストコースです。
押し花加工の基本から、お花の組み立て方、アートデザインの基礎までを体系的に学べます。豊富な花の種類をマスターし、どんな花でもクオリティの高いプレストフラワーアートで再現できる技術が身につきます。経験豊富な講師陣による少人数制のレッスンなので、初心者の方も安心して学べます。

本格的なプロコースだけでなく、自分のペースで押し花アートを楽しめるレッスンも充実しています。
1日から参加できるワンデーレッスンで、物作りの楽しさを気軽に体験できます。季節のイベントに合わせたレッスンも人気で、毎年人気のクリスマスレッスンでは、おしゃれなクリスマスツリーの押し花アートづくりを楽しめます。

スクールの雰囲気や押し花アートの世界を体験したい方には、花材を使ったカード作りを体験できる体験付き説明会も随時開催しています。新しい趣味を見つけ、美しい花と向き合い心豊かな時間を過ごしたいという願いを叶えてくれるスクールです。

POPPY COFFEE and BAKERYは、世田谷区弦巻の閑静な住宅街に2022年7月1日にオープンした焼き菓子店です。栃木県の黒磯や那須に店舗を構え、長年カフェ文化を育んできた名店SHOZO COFFEEの姉妹店として、青山店を中心に働いていた松本海央さんが新しく開きました。最寄りは東急田園都市線の駒沢大学駅ですが、駅から徒歩11分ほど。渋谷から東急バス渋05系統で駒沢中学校を下車すればすぐの場所で、弦巻通り沿いに可愛らしいガラス扉の店構えが迎えてくれます。

このお店には特別なエピソードが詰まっています。今の店舗は以前30年以上続いた洋菓子店でした。POPPYはその歴史を引き継ぎ、100歳になるという古いオーブンを今も大切に使いながら、毎日お菓子を焼いています。店名の由来は、店内に飾られた明るいポピーの絵。アーティスト小池アミイゴさんが描いたこの作品を松本さんが展示会で見つけ、眺めるだけで元気をもらえたことから名づけられました。季節の風をお菓子に乗せて届けたいという想いが、この店の原点になっています。

看板商品のひとつが季節のガレットです。パイ生地にアーモンドクリームと旬の果実を乗せて焼き上げたこのお菓子は、松本さんとスタッフの石田香月さんがアメリカのバークレーにある名店シェ・パニーズで感動したデザートをヒントに生まれました。季節によってリンゴ、プルーン、プラム、赤ルバーブなど内容が変わり、サクサクとした食感と果実の酸味、アーモンドクリームの甘さが絶妙に調和します。福島の島田農園や松本さんの祖母が那須で育てた素材など、各地から届く旬のフルーツが使われています。

製菓担当の石田さんが丁寧に作る焼き菓子も魅力です。レモン&ポピーシードマフィンは通年販売される人気商品で、ほろりと崩れるような生地の中にポピーシードのプチプチした食感が楽しく、レモンピールとアイシングが味のアクセントになっています。バターミルクビスケットは大きめサイズで、バターの風味が豊かに広がり、バターミルクのほのかな酸味が後味をさわやかにしてくれます。プレーンマフィンは表面がさくっと、中はしっとりむちっとした独特の食感で、小麦粉と乳の風味をしっかり感じられる逸品です。石田さんは北海道・洞爺の農家が作る小麦粉を愛用し、粉の風味を生かしたざっくりとした焼き菓子作りを心がけています。

お店ではほかにも、スコーン、マドレーヌ、キャロットケーキ、キッシュ、ピスタチオのフラワーダコワーズなど、毎日15種類ほどの焼き菓子が並びます。冷蔵ケースにはケーキやサバランも用意され、季節のアイスクリームも人気です。夏には桃とミルクのアイスクリーム、秋にはイチジクのアイスクリームなど、旬の素材を使った味わいが楽しめます。レシピはパティシエの鶴見昂さんが監修したものと石田さんのレシピがおよそ半々で構成され、どれも飾らない表情ながら、丁寧な仕事ぶりがうかがえる美しい仕上がりです。お菓子は一つずつ薄紙で包まれ、手土産にも喜ばれています。

コーヒーは黒磯で焙煎されたSHOZO COFFEEのもので、札幌の斎藤珈琲の豆を使用しています。浅煎りと深煎りが販売され、オーナーの菊地省三さんがきれいな後味を大切に焙煎した豆は、焼き菓子との相性も抜群です。紙コップにはスタッフが手作業で店名のスタンプを押し、温もりのある一杯を届けています。店内には小さなイートインスペースと外のベンチがあり、お菓子とコーヒーをその場で楽しむこともできます。営業時間は11時から17時で、定休日は水曜と木曜。開店と同時にご近所の方や遠方からのお客さまが次々と訪れ、閉店前には売り切れることもあるそうです。

世田谷区立世田谷美術館の分館、向井潤吉アトリエ館は、洋画家・向井潤吉が長年暮らし制作を続けた自宅兼アトリエです。1901年京都生まれの向井は、1933年から生涯のほとんどをここで過ごし、1995年に亡くなりました。アトリエ兼住居を美術館として改装し、油彩画やデッサンなど660点以上を世田谷区へ寄贈。区民の憩いの場にしたいという画伯の願いで、1993年7月に開館しました。

向井潤吉さんは40年以上に渡り北海道から鹿児島までを旅し、失われていく古い民家を特有のタッチで描き続け「民家の向井」と呼ばれた画家です。

アトリエ館の魅力は、向井芸術の足跡をたどれるだけでなく、画伯の生活観や息づかいを感じられる空間です。現在の建物は1962年に再建されたもので、建築家・佐藤秀三が設計。長野県の一部地域で伝統的に見られる「本棟造り」という民家の形式が取り入れられ、関東では珍しい建築です。建物を囲む雑木の庭は戦前から残る自然の面影を伝え、武蔵野の風情の中で四季折々の風景を楽しめます。

meanswhile Flagship Storeは、東京都世田谷区の駒沢にある、2020年11月14日にオープンしたファッションブランド「ミーンズワイル」の世界観を体験できる旗艦店です。
デザイナーの藤崎尚大さんが2014年秋冬シーズンに立ち上げ、2016年には「新人デザイナーファッション大賞」プロ部門で最高賞を受賞するなど、国内外で注目されています。ミーンズワイルは「日常着は衣装ではなく道具である」というコンセプトのもと、デザインと機能性を追求したプロダクトを提案しています。

ミーンズワイルのプロダクトは、表面的なファッション性だけでなく、機能性を徹底的に追求しています。
アウトドアの要素を洗練させたアウターや、高い機能を持つバックパックは人気商品です。道具としての機能を高めることで、着る人の日常や活動に馴染み、その人のスタイルを作り上げていきます。細部にまでこだわったデザインやパターン、日本の工場での丁寧な縫製も、多くのファンに愛される理由です。

寒い環境でも衣服内が蒸れにくく、保温と通気を両立するアクティブインサレーション素材「Primaloft® Active」を使ったウェアは、ベースレイヤーにもミドルレイヤーにもなる柔軟さです。
一見上品なスラックスですが、アウトドアウェアの優れた機能性を融合させたパンツは、機能性を損なわず洗練された雰囲気を演出します。

洋喫華えいらくは、東京都世田谷区野沢にある老舗の洋食店で、昭和45年創業でまもなく60年。半世紀以上にわたって地元の人々に愛され続けています。
店名の「洋喫華」とは、洋食・喫茶・中華料理のすべてを楽しめるお店という意味で、環七通りの龍雲寺交差点から龍雲寺通りを少し入った場所に佇んでいます。

ご主人は京阪神エリアにおける西洋料理の草分けレストラン アラスカなどで腕を磨いた、この道67年の大ベテラン。

駒沢大学駅からは徒歩13分ほどの距離ですが、渋谷駅や目黒駅からバスでアクセスできる野沢龍雲寺バス停からはわずか徒歩2分という便利な立地です。店内には4人掛けのテーブルが3つのみで、ご夫婦2人で切り盛りされているアットホームな雰囲気が特徴です。
壁には多くの芸能人やミュージシャンのサイン色紙が飾られており、ウルフルズやレキシ、女王蜂、THE BAWDIESといった著名なアーティストたちが訪れた証が並んでいます。

このお店の最大の特徴は、創業当初からの絶えず人気を誇る看板メニューのチキンファンタジーです。
鶏もも肉に小麦粉と溶き卵をまとわせ、じっくりと蒸し焼きにした後にデミグラスソースをたっぷり掛けたら出来上がり。
チキンの上には卵焼きが隠されており、食べ進めるうちにそのサプライズに出会えます。デミグラスソースには牛骨、牛スジ、牛肩ロース、野菜をじっくり煮込んで裏ごしした手間ひまかけた自家製ソースを使用しており、ワインビネガーによるほどよい酸味がアクセントとなっています。
この独創的な組み合わせと、まるでファンタジーのような驚きのある味わいが、多くのミュージシャンや芸能人を魅了してきました。「タモリ倶楽部」でタモリさんが絶賛したことでも知られており、テレビ番組や雑誌で何度も取り上げられています。

人気のある料理はハンバーグです。このハンバーグは370グラムという大ボリュームで、ふわふわの食感が特徴です。表面はチーズでおおわれており、その下にはトマトが隠されています。チキンファンタジーと同じデミグラスソースがたっぷりとかけられており、マッシュルームが入った濃厚なソースとの相性は抜群です。付け合わせには人参のグラッセ、青菜、フライドポテト、玉子、そして自家製ドレッシングのかかったサラダがついており、子供から大人まで幅広い世代に愛される人気ナンバーワンメニューとなっています。

その他にも魅力的なメニューが揃っています。
オムライスは、具材にチキンだけを使ったシンプルな作りながら、卵を4個使用したふわふわタイプで、ケチャップの味付けが絶妙なバランスに仕上がっています。

ポークカツレツは、厚めの豚ロースをオーブンで焼き上げたさっぱりとした仕上がりで、多めのデミグラスソースとともにいただきます。また意外なことに、この洋食店では餃子やビーフシチューも名物として知られています。

洋食と中華の両方が楽しめる「洋喫華」ならではのバラエティ豊かなメニュー構成が、訪れるたびに新しい発見をもたらしてくれます。町の洋食屋さんとは思えないクオリティの高さと、リーズナブルな価格設定が、長年にわたって地域の人々や著名人たちに愛され続ける理由となっています。

有吉弘行・生野陽子