【タカトシ温水の路線バスで】秩父・いもんぶらん『芋うらら』のお店の場所〔北斗晶・佐々木健介〕

2025年8月16日放送の【ぶらサタ・タカトシ温水の路線バスで!】でタカトシ・温水さんと、ゲストの北斗晶さんがロケで紹介した、秩父・いもんぶらんのお店は『芋うらら』です。

芋うららは2022年4月にオープンした秩父地域の芋菓子専門店で、埼玉県秩父市の歴史ある番場町にあります。店を運営するのは、1958年創業の老舗和菓子店「秩父菓子処 栗助」を展開する和銅鉱泉旅館で、長年にわたり秩父の菓子文化を支えてきた経験を活かし、お芋スイーツの新たな可能性を追求しています。店名には、秩父ののどかで柔らかな日差しの中でお芋スイーツを食べて、晴れ晴れとした楽しい気持ちを味わってほしいという思いが込められており、大正後期から昭和初期の建造物が並ぶレトロな番場通りで、うららかな気分で散策を楽しんでもらいたいというコンセプトから生まれました。

芋うららの最大の特徴は、秩父地域で戦前から栽培されてきた幻のさつまいも太白芋を使用していることです。太白芋は蒸すと牛乳のように真っ白になることからその名がついた品種で、戦前から全国で愛されていましたが、昭和30年代以降は収穫の楽な紅あずまや高系14号が主流となり、次第に姿を消していきました。しかし秩父の農家が栽培技術と種芋を長年にわたって守り続けた結果、現在も「幻の秩父太白」として地域の宝となっています。強い甘さと独特のねっとりした食感が特徴で、冷めても美味しいという太白芋の魅力を活かしたスイーツが店内に並びます。

お店の人気はいもんぶらんで、注文を受けてから店員さんが目の前でお芋ペーストを絞りあげる、できたてならではの贅沢なスイーツです。カップの中には焼き芋とスポンジケーキ、バニラジェラートが入り、その上に秩父産のメープルシロップを使った栗助の人気商品すのうぼうるというクッキーが加えられています。仕上げには黒ゴマと蜜、パリッとしたお芋チップスが飾られ、しっとりしたお芋ペースト、サクサクのクッキー、冷たいジェラートなどさまざまな食感が一度に楽しめます。女性でもペロッと食べられる上品な甘さが魅力です。

蜜がけ大学芋は食べやすいスティックタイプで、注文すると目の前で追い蜜をしてもらえる演出も楽しめます。芋うらら自家製のしょうゆ蜜には素焚糖が使われており、甘じょっぱくてコクがある味わいがさつまいもの甘さを際立たせます。そこにソフトクリームを乗せた蜜いもソフトもおすすめで、甘じょっぱい大学芋と冷たいソフトクリームの組み合わせは革命的な美味しさを提供します。また、細めにカットされたうららのけんぴは5種類のフレーバーがあり、プレーンや蜜がけといった甘いものから、お酒のおつまみにも合うブラックペッパーやコンソメまで揃っているため、幅広い層に人気があります。さつまいもの素材本来の甘みを活かした生スイートポテトは、プレーン、紫芋、太白芋の3種類があり、着色料を一切使わず素材の色で美しい彩りを表現しており、ギフトボックス入りでお土産にも最適です。

タカアンドトシ・温水洋一