2025年11月22日放送の【青空レストラン】で紹介した、岩手りんごジャム・りんごジュースゼリー『紅果園』のお取り寄せ・通販方法情報を紹介しますをチェック。

ミズサキノートは2010年に奥州市江刺区稲瀬でオープンした、りんご農家が営むカフェです。家具職人の及川健児さんとお菓子作りを担当する由希子さんご夫妻が、自家栽培のりんご園に隣接して運営しています。
店内は木のぬくもりが感じられる心地良い空間で、大きな窓からはりんご畑が一望できます。

ご夫妻はもともと仙台近郊で家具工房とカフェを開くことを夢見ていましたが、健児さんのご両親の体調不良をきっかけに2006年に江刺へ移住しました。
その年の6月、江刺を雹が襲い、りんご園は壊滅的な被害を受けてしまいます。多額の借金を抱える厳しい状況の中、お二人は諦めず、被害を受けたりんごをジュースに加工し、ホームページで江刺産りんごの魅力を発信することで完売に成功しました。

その後、りんごの倉庫を間借りして家具工房をスタートさせ、県内外のクラフトイベントに参加しながら、未来の夢を宣伝し続けた結果、ついに2010年にミズサキノートを実現しました。
2015年には健児さんのご両親から園地を受け継ぎ、りんご農家としても本格的に歩み始めています。

このお店の最大の魅力は、自家栽培したりんごを使った由希子さん自慢のアップルパイです。
お客様からの熱い要望を受けてメニュー化されたこの看板商品は、季節によって使用するりんごの品種が変わるため、訪れる時期によって異なる味わいを楽しめます。
そのこだわりは徹底しており、品種ごとに材料の分量を調整するほどの丁寧さです。りんごがぎっしり詰まった絶品のアップルパイは、連日多くのお客様が訪れる人気メニューとなっています。

また、自家製りんごの100%ストレートジュースの飲み比べも、このお店ならではの楽しみ方です。サンふじ、ジョナゴールド、王林など、品種ごとに絞られたジュースはそれぞれ特徴があり、旬の異なる品種の味わいや香りの違いを堪能できます。
カフェでの提供はもちろん、お土産として購入することもできます。

さらに定番メニューには、キッシュやオリジナルケーキ、さまざまなりんごの焼菓子が揃っています。自家製のりんごサイダーは100%果汁に炭酸を加えた爽やかな一品で、りんごの濃厚な味わいと炭酸のバランスが絶妙です。りんごジャムも種類が豊富で店頭で購入できます。

季節のフルーツを使ったショートケーキや、りんごとキャラメルのベイクドチーズケーキ、タルトタタンなども人気を集めており、どのケーキもバニラアイスや生クリーム、フルーツが添えられた豪華なプレートで楽しめます。

宮川大輔