2025年11月29日放送の【アナザースカイ】生見愛瑠さんがロケで紹介した、韓国・ソウルのロケ地・お店をまとめて紹介します。

RECTOは、韓国ソウルで誕生したコンテンポラリーファッションブランドです。

RECTOは2015年に、現在ブランドの代表を務めるチョン・ジヨン氏によって、レディースブランドとしてスタートしました。ブランド名は、ラテン語やフランス語で「本の右側のページ」や「まっすぐな、表」を意味しています。これは、まだ何も書かれていないまっさらな状態から、新しい可能性が生まれることを象徴しています。ブランドが掲げるのは「現代のニュークラシック」と「ジェンダーニュートラル」というキーワードで、直感的な美しさを追求しています。2020年からはクリエイティブディレクターのチョン・ベクソク氏を迎え、メンズラインも本格的に展開し始め、性別や年齢を問わず、ファッションを通して個性を表現したいと考える感度の高い現代の男女から支持を集めています。

ソウルのトレンドエリアである漢南洞にあるフラッグシップストアは、単に商品を販売するだけでなく、ブランドの世界観が凝縮された特別な場所です。2フロアにわたる広々とした空間は、豊かな緑を配した居心地の良い中庭を中心に設計されています。

AWESOME NEEDS HOUSE（オーサムニーズ ハウス）は、ソウルの感度の高い人々が集まる漢南洞（ハンナムドン）エリアで、特に注目を集めているファッションブランド「AWESOME NEEDS」のショールームを兼ねた実店舗です。

ブランドを立ち上げたのは、韓国のインフルエンサーであるJuhee Bae（ジュヒ・ベ）氏で、彼女自身のセンスと世界観が色濃く反映されています。ブランド名が示すように「クールさとクラシックさ」をテーマに掲げていて、流行に流されすぎない、洗練されたアイテムを世に送り出しています。

鍾路ハルモニソンカルグクスは、韓国ソウルの中心地、鍾路（チョンノ）3街駅近くの細い路地裏で、1988年の創業以来、35年以上にわたって地元の人々に愛されてきた手打ち麺の老舗店です。店名の「ハルモニ」は韓国語で「おばあちゃん」という意味があり、その名前の通り、まるで家族のために作るような、温かくて素朴な家庭の味を守り続けています。この一帯は昔ながらの建物や雰囲気が残り、地元の食堂が集まる「カルグクス通り」とも呼ばれるグルメエリアにあり、わずか3人で店を始めた当初の面影を今も残しています。

このお店の最大の魅力は、手間暇を惜しまない「手づくり」への強いこだわりです。看板料理のカルグクスの麺は、機械に頼らず、すべて職人さんの手でこねて包丁で切る、昔ながらの「ソン（手）」の技で作られています。前日に丁寧に仕込んだ生地を、なんと12時間もの時間をかけてじっくりと熟成させ、当日使う分だけを販売するのを鉄則としています。そのため、麺の太さが均一ではないことが、むしろ手打ちであることの確かな証拠となり、食べる人に安心感と温もりを与えてくれます。

人気の秘密は麺だけではありません。スープは、上質な煮干しをじっくりと煮込んでだしを取る、滋味深くやさしい味わいが特徴です。この黄金色に澄んだスープに、手打ち麺が絡み合い、寒い冬はもちろん、夏でもふいに食べたくなるような、心に染み入る伝統の味を生み出しています。また、店内では、エプロンをつけたお母さんたちが、麺を切ったり、マンドゥ（餃子）を包んだり、賑やかで手際の良い調理の様子を見ることができます。お店に一歩足を踏み入れると、その活気と料理への真摯な姿勢が、老舗ならではの確かな信頼を感じさせてくれます。

麺料理の定番といえば、看板メニューのカルグクスですが、地元の方々や観光客に特に支持されているのが、カル・ジェビというメニューです。これは、手打ちの麺と、小麦粉の生地をちぎって作る韓国のすいとん「スジェビ」が一緒に入った、欲張りなハーフ＆ハーフのひと皿です。麺ともちもちとしたスジェビの異なる食感が楽しめるので、両方味わいたい方にはぴったりです。さらに、高菜入り手作りマンドゥも、その大きさと餡の豊かな味わいが評判です。素朴な温かい料理とともに、毎朝お店で漬け込んでいる浅漬けのキムチも隠れた名物として外せません。シャキシャキとした新鮮な食感とほどよい辛さが、こってりしすぎないカルグクスを食べる時の絶妙な箸休めとなります。国産の白菜や唐辛子を使うといった、素材への正直なこだわりこそが、長きにわたりこの店の「家庭の味」を支える秘訣なのでしょう。

FUNNY LAND 聖水店は、流行の最先端を行くソウル特別市・聖水洞（ソンスドン）エリアに、2025年5月にオープンした体験型エンターテインメント複合施設です。

単なるゲームセンターというよりも、クレーンゲーム（イン形뽑기）をメインコンテンツとしつつ、多様な遊びと文化が融合した「フラッグシップストア」として設計されています。聖水洞は、古い工場や倉庫をリノベーションした個性的なショップやカフェが立ち並ぶ、今もっとも注目を集めるエリアの一つですが、この店もまた、その街並みに溶け込みながら新たなランドマークとして人気を集めています。

金豚食堂（クムテジシクタン）は、韓国ソウルで「金の豚」という名前の通り、最高級の豚肉を味わえると評判の焼肉屋さんです。
特に地元の方だけでなく、旅行で訪れる世界中の人々から熱い支持を集める名店として知られています。その品質とサービスが高く評価され、2019年から7年連続でミシュランガイドに選ばれ続けています。

このお店だけの特別なエピソードとして、K-POPアイドルや韓国の俳優さんたちがプライベートで通うお店としても知られていて、特に世界的な人気を誇るBTS（防弾少年団）のメンバーをはじめ、東方神起やEXO、SHINeeなど、多くの有名芸能人の方が来店したことでも話題になりました。

お肉の質はもちろんですが、お店のホスピタリティも素晴らしく、席に着くと店員さんがお肉の焼き加減をすべて担当してくださるスタイルも特徴です。
お客さんは焼きすぎる心配なく、一番おいしいタイミングで絶品のサムギョプサルを堪能できます。この細やかな気配りも、多くのリピーターや芸能人を惹きつける魅力の一つです。また、お肉につける塩には、厳選されたイギリス産の塩が使われていて、お肉本来の旨みを引き立ててくれると評判です。

数あるメニューの中でも、お店の看板メニューとして絶大な人気を誇るのが骨付きサムギョプサル（ポンサムギョプ）です。これは、豚の三枚肉のなかでも特に旨みが凝縮されていると言われる希少な部位で、骨まわりのお肉はコリコリとした食感を楽しめ、脂身の部分は驚くほどジューシーな味わいがあふれ出します。この骨付きサムギョプサルが、今の大人気店のきっかけになったとも言われています。ネギと和えた特製のネギだれと一緒にいただくのがお店のおすすめで、さっぱりとした風味が豚肉の豊かな味わいに爽やかなアクセントを加えてくれると評判ですよ。

生見愛瑠さんが食べた豚肩ロース（モクサル）は、脂身が少なく、肉厚なのにとても柔らかい食感で、お肉のおいしさをしっかりと感じることができます。
また、背中から首にかけてのごくわずかな部分しか取れない、珍しい希少部位の豚トロ（トゥンモクサル）もあり、独特の食感が楽しめるとグルメな方から注目されています。

サイドメニューのキムチチゲは、二時間かけて煮込まれたという金豚肉がたっぷり入っていて、その深いコクとピリッとした辛さが食欲を刺激します。
さらにこのキムチチゲに、ラーメンを入れて〆にするのが定番の楽しみ方です。キムチチゲのスープが麺によく絡み、お腹がいっぱいでもついつい食べきってしまうおいしさです。

今田耕司・堀田真由・生見愛瑠