2025年6月7日放送の【アナザースカイ】堀田真由さんがロケで紹介した、フランス・パリで巡ったロケ地・スポットお店のまとめです。

『Brigitte Tanaka』は、2017年にフランス人デザイナーのブリジット・ジロディと日本人デザイナーの田中千恵子によって設立された、フランスと日本の美意識を融合させたブランドです。パリ1区、サン・ロック通り18番地にある17世紀の教会の一角に位置するこの小さなブティックは、かつて理髪店やアンティークショップとして使われていた歴史ある空間を活かし、まるで「好奇心のキャビネット」のような雰囲気を醸し出しています。

『Café Varenne』は、パリ7区の閑静な通り、ヴァレンヌ通り36番地に佇む伝統的なパリのビストロです。その立地は、ロダン美術館やナポレオンの墓所で知られるアンヴァリッドにもほど近く、観光の合間に立ち寄るのにも最適です。店内はクラシックなパリのカフェらしい内装で、温かみのあるサービスと共に、地元の人々や観光客に愛されています。

このカフェの魅力は、何といってもその家庭的な雰囲気と、丁寧に作られたフランスの伝統料理にあります。特に鴨のコンフィや牛肉のブルギニョン、エスカルゴ、トリュフ入りのビーフタルタルなど、フランスのクラシックな料理が揃い、どれも素材の良さと丁寧な調理が感じられます。

また、アメリカの料理研究家イナ・ガーテン氏もこのカフェを訪れ、温かいヤギのチーズサラダをお気に入りの一品として紹介しています。このサラダは、クリーミーなヤギのチーズと新鮮な野菜が絶妙に組み合わさり、軽食としても満足感のある一皿です。

その他にも、オニオングラタンスープやステーキフリット、トリュフ入りのビーフタルタルなど、どれもフランスの伝統を感じさせる料理が揃っています。これらの料理は、どれも素材の良さと丁寧な調理が感じられ、訪れる人々を魅了しています。

『Rouje』は、パリの左岸にある老舗百貨店『LeBonMarchéRiveGauche』の1階に位置する、フランスの人気ブランドです。このブランドは、モデルでありインフルエンサーでもあるジャンヌ・ダマスが創設し、彼女の洗練されたパリジェンヌスタイルを体現しています。店舗では、Roujeの最新コレクションやアクセサリー、ビューティーアイテムが揃い、訪れる人々に特別なショッピング体験を提供しています。

Roujeの店舗は、ジャンヌ・ダマスの美学を反映した空間で、彼女が育ったパリのカフェ文化や日常のエレガンスが感じられます。特に、2024年10月には、ブランド初のカフェ『CaféRouje』が同じフロアにオープンし、ファッションとカフェ文化の融合を楽しむことができます。

Roujeの人気アイテムには、ジーンズやリップパレットなどがあります。ジーンズは、ブランドのアイデンティティの中心であり、パリジェンヌのカジュアルなエレガンスを象徴しています。また、リップパレットは、ジャンヌ・ダマス自身が愛用するアイテムで、自然な美しさを引き出すカラーが揃っています。

『ヴァンヴの蚤の市（Marché aux puces de laportedeVanves）』は、パリ14区に位置する週末限定のフリーマーケットで、パリ三大蚤の市の中でも最もコンパクトな規模ながら、観光客や地元の人々に親しまれています。メトロ13号線のPortedeVanves駅から徒歩数分の場所にあり、アクセスも良好です。

この蚤の市は、毎週土曜と日曜の朝7時から午後2時まで開催されていますが、実際には9時頃から多くの店が開き始め、12時を過ぎると徐々に店じまいを始めるため、午前中の訪問がおすすめです。

ヴァンヴの蚤の市では、アンティークの食器やカトラリー、ヴィンテージのアクセサリー、古書、絵画、家具、手芸用品など、多岐にわたる商品が並びます。特に、フランスらしいデザインのカフェオレボウルやレース製品、ボタンなどの手芸用品は、旅行者に人気のアイテムです。

この市場の魅力の一つは、商品の価格が比較的手頃であることと、価格交渉がしやすい点です。英語が通じる店も多く、フランス語が話せなくても、簡単な挨拶やジェスチャーでコミュニケーションを取ることができます。

オペラ・ガルニエ（Palais Garnier）は、1875年に開館したパリの象徴的な劇場で、建築家シャルル・ガルニエの設計によるネオ・バロック様式の傑作です。ナポレオン3世の命により建設が始まり、14年の歳月を経て完成しました。当初はパリ・オペラ座の主要な公演会場として使用されていましたが、1989年にオペラ・バスティーユが開館してからは、主にバレエやクラシック音楽の公演が行われています。現在もその豪華な内装と歴史的価値から、多くの観光客に愛されています。

オペラ・ガルニエの最大の特徴は、その壮麗な建築と装飾にあります。外観にはギリシャ神話の神々をモチーフにした彫刻が施され、内部には大理石の大階段や金箔で飾られたグランド・フォワイエが広がっています。また、劇場の天井には1964年にマルク・シャガールが描いた色鮮やかな天井画があり、訪れる人々を魅了しています。このような芸術的な要素が、オペラ・ガルニエを他の劇場と一線を画す存在にしています。

オペラ・ガルニエで最も人気のある公演は、パリ・オペラ座バレエ団によるバレエ公演です。「ジゼル」や「白鳥の湖」などのクラシックバレエから、現代的な作品まで幅広いレパートリーが上演されています。また、劇場内では定期的にクラシック音楽のコンサートやリサイタルも開催されており、音楽ファンにとっても魅力的なスポットとなっています。

『Le P’tit Piano』は、パリ9区のカデ通り26番地にある、温かみのある雰囲気と伝統的なフランス料理で知られるレストランです。公式サイトによると、フレンチレストラン、ワインセラー、ピアノバーとしての顔を持ち、朝7時から深夜0時まで営業しています（土日は10時開店）。店内ではライブピアノ演奏やカラオケも楽しめ、家族連れやカジュアルな集まりにも適した空間が広がっています。

このレストランの特徴は、南西フランスの伝統料理を中心としたメニューにあります。特に鴨のコンフィは、外はカリッと中はジューシーに仕上げられ、多くの来店者から高評価を得ています。また、フランス風オニオンスープは、深い味わいと香ばしいチーズのトッピングで、寒い季節にぴったりの一品です。

これらの名物料理に加え、フォアグラのテリーヌや牛肉のリブステーキなども人気があります。フォアグラは滑らかな口当たりと濃厚な風味が特徴で、前菜として最適です。リブステーキは、絶妙な焼き加減で提供され、肉本来の旨味を堪能できます。

今田耕司・山本舞香・堀田真由