津軽・プレハブのそば屋「鹿内そば屋(梵珠そば)」
店主の鹿内ふさえさんは、20歳で夫に嫁ぎ、35歳のとき義妹さんから屋台そばの屋台を引き継ぎ、以後40年以上にわたりこの店を守り続けています。営業時間は午後8時30分から翌朝3時まで、日曜定休で、深夜にこそ灯る地域の小さな“灯り”として親しまれています。
鹿内そば屋ならではの魅力は、深夜だけ開くプレハブ小屋で、立ち食いスタイルのなかにほっとする人情のやりとりがあることです。ストーブのぬくもりと赤いちょうちんの灯りが、まるで帰郷したかのような安心感を生み出しています。
ふさえさんは「おいしい一杯でまた明日を頑張ってほしい」と語り、そば・うどんを安価で長年提供しており、その想いが今もお客さんの心に届いています。
麺は製麺所「ヤマホ竹鼻製麺所」(1878年創業)の袋麺、公称“梵珠そば”です。梵珠山の天然地下水と選び抜かれた一番粉から作られたこの麺は、しっかりとした歯ごたえと滑らかな喉ごしが特徴で、つゆとの相性も抜群です。地元の自然と歴史が詰まった、この場所では欠かせない一杯です。
うどんは、そばと同じ出汁で仕上げられ、つるっとした食感でほっとするようなやさしい味わいです。次に山菜トッピングは、春先の旬を感じさせる香り高いひと皿で、自然の恵みをそっと添えています。
おでんは、大根や玉子、こんにゃくなどが出汁でじっくり煮込まれ、身体も心も温まる一品です。さらに天ぷらトッピング(約70円)は、サクッとした食感でそばやうどんにちょうど良いアクセントを加えてくれます。
- 営業は夜の数時間だけ
- 立ち食いそば
| 住所 | 青森県五所川原市中央1丁目65 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







